日本製品のグローバルマーケティング

活動テーマ:日本製品のグローバルマーケティング
産学連携先:柳川大橋機会株式会社(大阪)、広州東風日産(中国広州)


 今年のキャリアゼミの課題は、日本商品の海外市場開拓、グローバルマーケティングについて勉強することです。国内の製品だけではなく、海外で日本企業が現地製造した商品がどのように販売展開しているのかを理解するために、海外市場や海外市場で直接販売展開している関係企業とその担当者から話を聞くことにしました。そのため、今回のキャリアゼミの海外視察において、2017年12月3日に私たちが中国の広州に拠点(広東省広州市花都区風神大道8号)を持つ東風日産を訪れました。
 この東風日産は、海外に存在する日産の工場の中でも世界最大の自動車生産数を誇る工場です。開発センターと販売本部を訪問しました。販売本部長の紹介で、中国に日産自動車がデザインの現地化が進み、若者に人気のある車づくりに力を入れていると知りました。また電気自動車への取り組み主始まったことがわかりました。このような努力で日産の販売業績は年々伸びて、日系自動車の中で一位になっている。
 今回の見学を通して、グローバルマーケティングでは、語学とブランドを維持する努力の重要性がわかりました。今後の海外ビジネスの勉強に参考になりました。

学生活動状況報告

 今回のキャリアゼミの海外視察において、2017年12月3日に私たちが最初に訪れた場所は、中国の広州に拠点(広東省広州市花都区風神大道8号)を持つ東風日産です。この東風日産は、海外に存在する日産の工場の中でも世界最大の自動車生産数を誇る工場です。開発センターと販売本部を訪問しました。そして、今回私たちは啓辰(日本ブランドではリーフ)と呼ばれる電気自動車ついて話を聞きました。その話の中で私たちが特に驚いたことが、ガソリン車の完全廃止です。中国では、2040年までにガソリン車を完全廃止することを政府が決定しており、現在それに向けての政策が行われているようです。この話を聞いた時、中国の自動車企業が日本に比べ随分と先を進んでいることにとても驚きました。
 翌日4日に私たちが訪れた場所は、広東外語外貿大学です。ここでは、日本語を学んでいるクラスの生徒と実際に交流をしました。お互いの国をどう思っているか、今の流行は何かなど色々な意見を交換しました。日本語を学んでいるそのクラスの生徒たちは私たちに質問をする際、積極的に日本語を使っていました。この積極的な姿勢は、消極的な私にとって見習わなければならないことだなと深く感じました。
 以上が簡単ではありますが、今回のキャリアゼミ海外視察の報告になります。

流通学部 3年生 林 彰人

参加学生一覧

MA XIAOQING、林 晃人、大西 慶二郎、堀 祐己

ゼミ集合写真

連携団体担当者からのコメント

東風日産乗用車有限公司(広州)販売本部
蒋巍(本部長 秘書)

 阪南大学のゼミの後輩が自分の仕事場に見学に来てくれたことは大変感謝しています。学生時代と違って、実際の仕事の責任感と仕事の厳しさ、達成感など、自分の経験を後輩たちに伝えられたことは非常にうれしく思います。
 学生たちは熱心に質問したり、見学したりしてくれたので、国際ビジネスの現場では、語学力、コニュニケーション能力がぜひ大学期間中に身に着けておく重要さが少し学生の皆様が少しは感じてくれていると思います。また、日産の車づくりや技術、サービスに少しでも理解していただけたかと思います。今後ともよろしくお願いします。

教員のコメント

流通学部 洪 詩鴻教授

 本年度のキャリアゼミは「日本製品のグローバルマーケティング」というテーマで、国内外企業訪問、ビジネス現場を視察することと企業の担当者にインタビューを行って、ビジネスの現状を勉強する
学生の海外ビジネス実態を知り、ビジネスの理解を深める取り組みをしてきた。
 具体的に7月には大阪市内の機械商社を訪れて、貿易商社の仕事現場を見学して、担当者から機械輸出入のビジネスの流れや、難しいところなどのレッスンをうけ、また社長からこの企業のなり立ちや、ビジネスの構築と展望についても講義を受けた。貿易商社の仕事と市場開拓のイメージができた。
 12月には、海外ビジネス現場見学ということで、香港経由で中国広州の東風日産乗用車株式会社の販売本部に見学へ行ってきた。まず、R&Dセンター、販売本部ビルの中を見学し、販売責任者からは実際の車を見せてももらいながら、日産の販売成長戦略、現在の現状などについて説明を受けた。とくには、電気自動車を中心にこれからの日産のビジネスの狙いと可能性についてわかりやすくレッスンしてくれた。
 また、帰りに本学との交流関係にある広東外大に学生にと交流座談会を行った。学生同士が互いに興味のあった話題で話が盛り上がった。海外ビジネスの展開における語学の重要さと交流の大切さを実感できて、いい刺激になって帰ってきた。