流通学部 平山研究室3回生「ファッション・モード 班」、神戸ファッション美術館でファッションの歴史に迫る!

 流通学部平山ゼミ3回生「ファッション・モード班」9名は、6月1日に神戸市東灘区六甲アイランドにある「神戸ファッション美術館」を訪問し、ファッション史に関わる調査研究をおこないました。
 この学年の平山キャリアゼミは2回生から神戸ファッション美術館見学研修(入門編)、コロッケ…と神戸水野家 株式会社水野商店水野和哉代表取締役社長講演会、ホテル阪急インターナショナルおよびザ・リッツ・カールトン大阪見学、香りの魅力を知るために調香士であるLLP香りデザイン協会三澤朱実代表及びあわじ島の香司 株式会社大発 下村暢作代表取締役社長の講義を通して、日本の誇るべきものについて、さまざまな角度から学んできました。これはひとえに、社会人基礎力の一つとして謳われている、「前に踏み出す力」(主体性・働きかけ力・実行力)を養成するためのものです。
 3回生ではこの「前に踏み出す力」に加え、さらに「考え抜く力」(課題発見力・計画力・創造力)と「チームで働く力」(発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力)を錬成することになります。

概要

 フランス宮廷で重用されたローブ・ア・ラ・フランセーズの時代から、新古典主義の古代ギリシアやローマ時代の文化に傾倒したシンプルな時代、ウエストはロココ時代のように細く、スカートが広がる時代、鳥かご状の枠 クリノリンとして円形に最大限拡大し、その後収束=後方のふくらみに留めるバッスルの時代、細いウエストを強調するS字スタイルの時代を経て、コルセットからの解放による女性の社会進出を促進する、現代ファッションに通じる直線的な華美な装飾を捨象したシンプルな時代へと、移り変わるファッション史について、班員たちはそれぞれの研究課題を基に調査研究をおこなった。

【ファッション史】
1710-1790 ロココ・スタイル
1791-1820 エンパイア・スタイル
1821-1850 ロマンティック・スタイル
1851-1890 クリノリン・スタイル & バッスル・スタイル
1891-1920 アール・ヌーヴォー・スタイル
1921-1940 アール・デコ・スタイル

謝辞

 神戸ファッション美術館学芸員浜田久二雄様には毎回クリエイティブな心温まるお話をお聞かせいただき、心から感謝申し上げます!また、今回の特別展「こどもとファッション」展におきましては、衣装コーディネーター大山弘美様からは丁寧な解説をいただきました。誠に有難うございました!

 本研究は阪南大学キャリアゼミ活動の一環として、活動しています。