2019.8.28

流通学部平山弘教授、日本商業教育学会「学会創立30周年記念全国大会(群馬大会)」において、学会奨励賞を受賞されました!

令和元年8月11日に群馬県高崎市にある高崎商科大学で開催された学会創立30周年記念全国大会(群馬大会)」において、流通学部平山弘教授は日本商業教育学会奨励賞を受賞されました。本年度学会賞候補に推薦され、慎重な審査の結果、それに準ずる学会奨励賞ということになりました。なお、日本商業教育学会では学会賞の選考は5年・10年ごとの記念大会において実施されており、過去学会賞受賞者は未だ出ておらず奨励賞についても1名のみが受賞となっています。

流通学部平山弘教授の話

「所属する学会において、こうした学会賞(奨励賞)を受賞するということは、これまでの商業教育に関わる理論的および実践的研究が評価されたのではないかということで、非常にうれしく思います。今後も高等学校学習指導要領「商業編」に基づく商業教育(ビジネス教育)の意義と方向性について研究し、その発展に繋がるよう、併せて日本経済の発展の礎となる人材育成や地域貢献、社会貢献の観点からも誠心誠意努力し邁進する所存です。あらためて学会関係者のみなさまに衷心から御礼申し上げる次第です。参考までに、文部科学省は高等学校学習指導要領を改訂し、令和4年度からは年次進行のかたちで実施されます(平成30年告示)。
 日本商業教育学会 全国大会・研究会での報告は8回目となります。今回の報告テーマは「高大接続における商業教育(ビジネス教育)の現状と課題」です。高大接続は荒井氏(2012・2014)が指摘するように、同心軸上の積み上げ式ではなく、高校・大学ともにそれぞれに教育目標があり、それらが交差するところが高大接続につながるという認識です、筆者としてもこうした現状と課題について、大学側と高校側の教育・研究事例を提示し、結論としては、大学側にとっての「大学経営のための高大接続や高大連携」であってはならないということで、安易な高大接続・高大連携についての問題提起を行いました。
 その際、開催校の高崎商科大学菅原亮芳教授(博士・教育学(九州大学))から非常に的確な質問とインスパイアされたコメントをいただき、筆者としても商業教育に関しての今後の研究を行う上での示唆を受けましたこと、ここに記して謝意を申し上げる次第です。
 平成20年度日本流通学会奨励賞「ブランド価値の創造」、平成30年度公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部教育研究実践論文奨励賞「ファッションは自分自身の鏡-講義と演習を通して伝えたいこと-」に続き、3度目の学会関係表彰ということになります。有難うございました!」
謝辞
本研究は、JSPS科研費 JP16K03966の助成を受けたものです。

日本商業教育学会 学会賞

第8条 (学会賞の選考基準)
本学会の目的に照らし、商業教育の理論的、実践的な研究において顕著な業績を示した者に授与するものとし、次の要件を満たしていること。
  1. 5年以上継続して本会の会員であること。
  2. 対象となる研究業績は論⽂で著されたものとし、それに関連する業績を参考にする。
論⽂は主に本会の研究論集に掲載されたもので、近年の5編以上とする。
参考業績は商業教育に関する著書とする。著書は単著、共著を問わない。