平成29年度文部科学省教科用図書検定調査審議会専門委員に流通学部平山弘教授が任命されました!

流通学部平山弘教授は平成23年4月に本学で初めて「文部科学省教科用図書検定調査審議会」専門委員に任命されて以降、今回で6度目になります。

ここで言うところの教科書とは、文部科学省「教科書制度の概要」によれば、教科書とは、「小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及びこれらに準ずる学校において、教育課程の攻勢に応じて組織排列された教科の主たる教材として、教授の用に併せられる児童又は生徒用図書であり、文部科学大臣の検定を経たもの又は文部科学省が著作の名義を有するもの」とされています(同書、1頁).

また、検定についても同様に、図書は、「文部科学大臣の検定を受けてはじめて、学校で教科書として使用される資格を与えられます。発行者から検定申請された申請図書は、教科書として適切であるかどうかを文部科学大臣の諮問機関である教科用図書検定調査審議会に諮問されるとともに、文部科学省の教科書調査官による調査が行われます。審議会での専門的・学術的な審議を経て答申が行われと、文部科学大臣は、この答申に基づき検定を行います。教科書として適切か否かの審査は、教科用図書検定基準に基づいて行われます」ということになります(同書、2頁)。

平山弘教授の話

「わが国の教育制度の根幹を成す学習指導要領と教科書制度。今年度で教科用図書検定調査審議会専門委員として6度目の任命を受けることになりますが、日々新たに緊張感をもって取り組んで参ります。現行高等学校学習指導要領での検定は本年度が最後になろうかと思いますが、日本国の中等教育の一端を担っているとの認識の下、現在の学界(学説)状況等に照らして不適切な個所はないか等、専門性の観点から調査を進めることになります。」