2023年6月15日(木)、“GKコーチの専門性を有した”フットボールコーチで現在は OsakaCitySC監督兼関西大学サッカー部GP/GKコーチの伊藤瑞希さんにご登壇いただきました。スポーツコーチングとスポーツ心理学の専門性を生かしてアルビレックス新潟シンガポールやシドニーFC(オーストラリア)と世界各国で活躍してきた伊藤さんの人生を振り返りながら、キャリアデザインについて学生との対話を交えながら講義を展開していただきました。
 
  • 写真1.シドニーFC時代の伊藤さん

  • 写真2.積極的に学生に声をかけながらの講義スタイル

  • 写真3.「生き甲斐」について問いかける

  • 写真4.「熱意を伝えること」、「人との出会い」が重要

学生コメント

吉田 圭さん
今現在、関西大学のコーチや、クラブチームの監督、奥様がやっているメンタルトレーニングの会社など、いろんな仕事をしていて、まず伊藤さんは器用に、全てサッカーには関わっているけれど一つの仕事に絞ってなくてすごいなと思いました。今日の1番の学びは、サッカーの話じゃないけれど、1番尊敬できる人「実際に会った先輩や、後輩、家族や、知人など誰でも1人はいた方がいい、この尊敬できる人なら自分自身悩んだ時にこの尊敬できる人ならどんなことを言ってくれるか、どのような対処法を考えるかを考えたら人生が豊かになるということが1番心に響きました。

山岡 萌さん
今回講義を受けて感じたことは、プロチームからの声掛けを「大事な人を失いたくない」、「大事な人を失ってしまう」からといって断れることがすごいなと感じました。また、自分の力で海外に行きチャンスを掴んだという話を聞いてとても行動力があると感じました。海外でコーチをしていて、「プロになれないとチームから脱退させた子達はみんな覚えている、違う道で頑張っている」と聞いてとてもいいコーチだなと感じました。

松山 佳永さん
伊藤さんの話を聞いて、決断力・行動力がすごい人だと感じた。良い意味で圧?というものをすごく感じた。英語が話せるということで海外でも活躍をされていて国際コミュニケーション部の学生から見てもとても魅力的だった。奥さんにオムライスに名前を書いてもらったことを惚気じゃないよと言いながら嬉しそうに話していたのも記憶に残っている。海外でキャリアを積みたかったが、家族がきっかけで日本に戻ってきたと聞いて、家族愛がある人だと思った。「タダで転ぶな」。失敗しても、立ち止まっても良いけれど、後悔するのは行動してからにしようという意味で私は捉えたのだが、すごくかっこいい言葉だなと思った。
松山 佳永さん

松元 歩夢さん
伊藤さんの生い立ちについて写真とともに話されていて特に印象に残ったのが、伊藤さんがファッションモデルなどをした時に『自分は服を着るのは好きだけど、デザインするのは無理だ。やってみてからやめることは全然してもいい』という言葉です。自分もファッションに興味があるのでこの言葉を聞いてとりあえずやってみようチャレンジ精神を常に持っておこうと感じました。また、自己紹介、他者紹介をする時に隣に座っている人と初めて話して学部の話や部活の話をしたりして盛り上がったので、このような機会があって良かったです。そして、0から1を生み出すエネルギーや人の話すことを聞いたり、挫折をたくさん味わうことや挑戦と失敗は紙一重であることが今回の学びになりました。大学時代、研究生、留学、その後のさまざまな取り組みなどたくさんの挑戦をしていた伊藤さんの熱量の凄まじさに負けないくらい自分も熱意を持って行動していきたいです。
 

教員コメント

 伊藤さんと私の知り合いが偶然会ったことがきっかけで、十数年ぶり?にSNSを通じて伊藤さんから連絡がきました。「で、瑞希、今何やってるの?」毎回聞いても理解できないくらい、伊藤さんはいつも幅広い活動をしている印象です。今回の講義を聞いてもやはりすべてを終えないくらいのフィールドで活動していました。そんな広さと深さのある活動を展開し続ける伊藤さんの「幹」について、今回の講義で知ることができました。家族への思いと自分のユニークを存分に発揮した生き方に、受講生は未来へのモチベーションを高めたことでしょう。
 学生のみなさん、何度もチャレンジして何度も失敗してください。しかし、ただでは転ばないように。
 伊藤さん、公私ともに引き続きのお付き合いをよろしくお願いいたします。
  • 写真5.学生時代はともに審判について学び、約10年ぶりの再会