2025/8/30(土)
第1節1回戦 VS奈良学園大学 於:大阪シティ信用金庫スタジアム

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪南大

0 0 0 0 0 1 1 0 1 3
奈学大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
 
【戦評】
1回表、阪南大学の攻撃は三者凡退に抑えられる。1回裏、エース左腕・元木亘翔(岐阜第一②)が、マウンドに上がるが、相手の1・2番に連打を許しいきなり無死1・2塁のピンチを迎える。しかし、後続を見事に打ち取り無失点と踏ん張りをみせる。
2回裏、またも無死から連打でピンチを背負うが、主将・阪井遥斗(岐阜第一④)の好守もあり無失点に抑える。その後も何度もピンチを背負うが粘りのピッチングで反撃を待つ。
試合が動いたのは、6回。
先頭の奥星瞳(広陵②)が執念の内野安打で出塁すると、1番・裏野丈(石見智翠館③)も中前安打で続き、無死1・3塁のチャンス。ここで、3番チャンスに強い中村昂太(済美①)がしぶとく中前に運び先制に成功する。
7回裏、先頭の澤田哉斗(広陵①)が内野安打で出塁すると、代打・藤本修(明石商業②)が犠打を決め1死2塁のチャンスをつくる。ここで、絶好調の8番・土倉瑠衣斗が左前適時打を放ちリードを2点に広げる。
8回裏、ここまで踏ん張ってきた元木が2死1・2塁のピンチを迎えたところで、守護神・田中力人(履正社③)にスイッチ。魂の直球で、相手4番打者を空振り三振に抑え相手に流れを渡さない。
9回表、守備職人・高橋煌星(広陵②)が技あり二塁打を放ち無死2塁のチャンスを演出。
土倉がきっちり犠打を決め、続く途中出場の鈴木海都(福知山成美①)が三遊間を抜く適時打を放ちリードを3点差に広げる。
9回裏、田中が回またぎで登板。無失点で抑え試合終了!

3-0で阪南大学の1勝とした。

2025/9/1(月)
第1節2回戦 VS奈良学園大学 於:大阪シティ信用金庫スタジアム

 
1 2 3 4 5 6 78 9

奈学大

0 0 0 0 1 0 3 0 0 4
阪南大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
【戦評】
1回表、期待の1年生左腕・菅将遙(尾道①)がマウンドにあがる。1死から四球で走者を出すも、続く打者を併殺に打ち取り上々の立ち上がりをみせる。
1回裏、先手を取りたい阪南大学だったが、三者凡退に打ち取られる。
5回表、ここまで粘りの投球を見せてきた菅が、連続失策と申告故意四球で2死満塁のピンチを背負う。相手4番打者の内角に強気な投球を見せるも、僅かに外れ押出し四球となり先制点を奪われる。
5回裏、すぐにでも追いつきたい阪南大学は先頭・高橋煌星が中前安打で出塁すると、絶好調・土倉瑠衣斗も左翼線二塁打で無死2・3塁のチャンスをつくる。しかし、後続が打ち取られ無得点。決定機を逃す。
6回表、阪南大学は投手を安定感抜群の右腕・岩井悠斗(伊香②)に交代。ピンチを背負うも無失点に抑える。
7回表、回またぎの岩井がピンチを背負う。先頭打者にセフティーバントを決められると、四球や失策が絡み1点を失う。さらに左前適時打、スクイズを決められこの回一挙3点を失い、点差を4点に広げられる。
なんとか追いつきたい阪南打線だったが、相手投手陣を攻略できず試合終了。

0-4で、対戦成績を1勝1敗とする。

2025/9/2(火)
第1節3回戦 VS奈良学園大学 於:大阪シティ信用金庫スタジアム

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪南大

0 0 0 0 5 0 0 0 1 6
奈学大 0 1 0 0 0 3 0 0 0 4
【戦評】
1回表、先制したい阪南大は2死から中村昂太(済美①)が中前安打を放ち、すかさず盗塁を決めチャンスメイク。続く4番・中濱遙都(履正社③)も四球を選び、2死1・2塁のチャンス!しかし、後続が打ち取られ無得点に終わる。
1回裏、1戦目から中2日のエース左腕・元木亘翔(岐阜第一②)をマウンドに送る。持ち味のテンポの良さを見せ、三者凡退に抑える。
2回裏、先頭に安打を打たれ0死1塁。犠打を決められ1死2塁のピンチを背負う。次打者を三振に抑えるも、その後連打を浴び先制点を奪われる。
3回表、打率チーム1位の1番・裏野丈(石見智翠館③)が左翼線2塁打を放つも、相手投手の緩急をつけた投球に合わせられずこの回も無得点に終わる。
5回表、ここまで13イニング無得点だった阪南大打線が爆発する。先頭、リーグ戦初スタメンの鈴木海都(福知山成美①)が痛烈な中前安打を放つと、裏野も続き0死1・2塁。しかし、犠打失敗、三振で2死となるが今期の阪南打線はこれでは終わらない。
5番・澤田哉斗(広陵①)が起死回生となる右翼線へ逆転適時打を放つと、
ここで絶好調・土倉瑠衣斗(遊学館④)が左越3点本塁打でこの回一挙5得点。逆転に成功する。
6回裏、ここまで好投を見せてきた元木が相手打線につかまる。
先頭を失策で塁に出すと、ここから連打を浴び0死満塁、1発出れば同点の大ピンチ。
続く5番打者に、3球目を左越3点二塁打とされ1点差に詰め寄られたところでマウンドを降りる。2番手は1年生左腕の菅将遙(尾道①)。2戦目と同様に強気な投球で好リリーフ。2回を無失点に抑える。
8回裏、3番手として守護神・田中力人(履正社③)がマウンドにあがる。圧倒的ピッチングで三者凡退に打ち取り、完全に流れが阪南大学に。
9回表、流れにのる阪南大学はここまで3試合抑えられてきた相手エースを攻める。1死1塁から3番・中村が安打を放つと、ここまで当たりが無かった中濱がレフトフェンス直撃の2塁打を放ちダメ押し点を奪う。
9回裏、守護神・田中が3人で締め試合終了!

6—4で勝ち点1を春の王者から奪い、好スタートを切った。
【 最終順位 】
        
順位 大学名 試合数 勝ち 負け 勝ち点
1 和歌山大学 3 2 0 1
1 大阪工業大学 2 2 0 1
1 阪南大学 2 2 1 1
4 奈良学園大学 3 1 2 0
6 神戸医療未来大学 2 0 2 0
6 大阪公立大学2 0 2 0

2025/9/7(日)
第2節1回戦 VS神戸医療未来大学 於:大阪シティ信用金庫スタジアム

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪南大

0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
神医大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
【戦評】
1回表、先頭・裏野丈(石見智翠館③)が中前安打を放つなどチャンスを作るが無得点に終わる。
1回裏、今季すでに2勝を挙げているエース左腕・元木亘翔(岐阜第一②)がマウンドに上がる。
先頭打者に安打を打たれるが、後続を安定に抑え無死点投球を見せる。
4回表、先頭・澤田哉斗(広陵①)が安打で出塁。1死から高橋煌星(広陵②)も続き1死1・3塁となる。
しかし、ここから相手投手のギアが上がり、二者連続三振。得点が奪えない。
7回表、ここで試合が動く。
好調・鈴木海都(福知山成美①)が安打を放つと、1番・裏野がきっちり犠打を決め1死2塁。
続く主将・阪井遥斗(岐阜第一④)の中飛の間に3塁に好走塁、2死ながら走者3塁をつくる。
ここで、勝負強い3番・中村昂太(済美①)が絶妙な三塁線へのゴロを放ち、これが失策を誘う。
その間に3塁走者が生還し、欲しかった先制点を奪取する。
7回裏、ここまで出塁を許しながらも粘りを見せる元木がピンチを背負う。
先頭打者に安打で出塁され、2死から四球を出し2死1・2塁となったところでマウンドを譲る。
2番手は、絶大な信頼、守護神・田中力人(履正社③)。期待通り後続を打ち取り、本塁を踏ませない。
その後も、2回1/3を投げ無失点で好リリーフを見せ試合終了!
1-0で息詰まる投手戦を制し、対戦成績を阪南大学の1勝とした。

2025/9/8(月)
第2節2回戦 VS神戸医療未来大学 於:大阪シティ信用金庫スタジアム

1 2 3 4 5 6 7 8 9

神医大

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
阪南大 0 0 3 0 0 0 0 1 × 4
【戦評】
1回表、強気な投球が持ち味の左腕・菅将遙(尾道①)が三者凡退に抑え完璧なスタートを切る。
1回裏、チーム打率1位の裏野丈(石見智翠館③)がこの日も先頭で安打を放つ。
しかし、後続が打ち取られ無得点に終わる。
3回裏、2死走者無しから裏野、阪井遥斗(岐阜第一④)が連打で2死1・3塁のチャンスをつくる。
ここで打点チームトップ、勝負強い3番・中村昂太が内野安打で先制点を奪う。
4番中濱遙斗も気合の死球でつなぎ2死満塁。続く5番・澤田哉斗(広陵①)が打撃妨害を奪い2点目。
絶好調・土倉瑠衣斗も内野安打でこの回一挙3点を挙げる。
6回表、ここまで要所を締め好投を見せる菅。しかし、先頭の打ち取った打球が内野安打に。
犠打を決められ1死2塁から左前安打を浴び、1死1・3塁で相手クリーンアップを迎える。
ここでも強気な投球を見せる。3番打者には、内角直球を詰まらせ一ゴロ本塁封殺!
4番打者も三ゴロに抑え無死点。今季防御率0.00の意地を見せる。
6回4安打無失点でリーグ戦初勝利の権利を持ち、マウンドを強力リリーフ陣に託す。
7回表、2番手として変則左腕・大倉晴快を送る。
先頭打者に右中間へ痛烈な打球を浴びるが、ライト裏野がダイビングキャッチ!この回を無失点に抑える。
8回表、3番手として守護神・田中力人が今季4試合目の登板。
先頭に安打を打たれるが、続く打者を併殺に抑え無失点。9回も締め試合終了!
4-0の完封リレーで春を超える勝ち点2を獲得。先発菅がリーグ戦初勝利を挙げた!
この試合で単独首位に浮上した。
【 最終順位 】
        
順位 大学名 試合数 勝ち 負け 勝ち点
1 阪南大学 5 4 1 2
2 大阪工業大学 5 4 1 2
3 奈良学園大学 5 3 2 2
4 和歌山大学 5 3 2 1
6 神戸医療未来大学 4 0 4 0
6 大阪公立大学4 0 4 0

2025/9/13(土)
第3節1回戦 VS大阪公立大学 於:大阪シティ信用金庫スタジアム

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪南大

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
阪公大 0 0 1 0 0 0 0 2 × 3
【戦評】
1回表、打率チーム1位の裏野丈(石見智翠館③)がこの日も四球で出塁しチャンスメーカーとしての役割をみせる。
しかし、後続が打ち取られ無得点に終わる。
1回裏、この日は技巧派右腕・岩井悠斗(伊香②)を初戦先発に抜擢。走者を出すも無失点に抑える。
3回裏、ここまで相手打線を無安打に抑えてきた岩井が、先頭に二塁打を浴びピンチを背負う。
犠打で走者3塁にされると、1番打者に技あり右前安打を打たれ先制点を奪われる。
4回表、すぐさま反撃に出たい阪南大学は、先頭・中村昂太が痛烈な右前安打を放ち、続く4番で正捕手・中濱遙都(履正社③)が
絶妙な犠打を決め1死2塁と同点のチャンスを作る。しかし、後続が打ち取られ反撃できず。
5回裏、2番手として1年生左腕・菅将遙(尾道①)がマウンドへ。
安打を打たれながらも、2回無失点に抑えこの日も自責点0を継続する。
7回裏、3番手として剛腕・坂下海月(名張①)が登板する。伸びのある直球を武器に無失点に抑える。
8回表、1死から中村がこの日3本目となる左前安打を放つと、中濱も安打で続きこの打球が敵失を誘いチャンス拡大。
1死2・3塁と一打逆転のこの日最大のチャンスが訪れる。
ここで、この日途中出場の主砲・大倉天快(橿原学院③)だったが、一直に倒れ2死。
しかし、次打者の土倉瑠衣斗(遊学館④)が意地の死球で繋ぎ、満塁。
勝負所と見た阪南大は、代打の切り札・小出勝平(駒澤大学附属苫小牧③)を送る。
粘りを見せたが結果は、見逃三振。決定機を逃す。
8回裏、4番手として変則左腕・大倉晴快(橿原学院③)に投手交代。
先頭を抑えるが、そこから連続四死球で1死1・2塁。次打者の併殺崩れの間に、1死1・3塁のピンチを招く。
なんとか1点差のまま最終回に持ち込みたかったが、連続適時打を浴び2点を追加されてしまう。
9回表、後がない阪南大は、先頭に代打・奥瞳星(広陵②)を起用する。
見事起用に応え右安打を放つが反撃はここまで。後続を打ち取られ、試合終了。
0-3で対戦成績を1敗とする。

2025/9/16(火)
第3節2回戦 VS大阪公立大学 於:大阪シティ信用金庫スタジアム

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪公大

0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
阪南大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
【戦評】
1回表、今季3戦3勝のエース左腕・元木亘翔(岐阜第一②)がマウンドへ登る。
2死から、安打を打たれるが、すぐさま牽制で刺し無失点。見事な立ち上がりを見せる。
1回裏、先制したい阪南大だったが、三者凡退に抑えられる。
2回裏、2死から好調・土倉瑠衣斗(遊学館④)がチーム初安打を放つが、後続が続かず無得点に終わる。
試合が動いたのは、グラウンド整備後の6回。
ここまで毎回出塁を許すが要所を締めてきた元木が、1死からシフトの逆を突く不運な二塁打を浴びる。
踏ん張りたい元木だったが、内野安打と失策で先制点を奪われる。しかし、大量点は許さず試合は後半勝負に。
7回表、この回も、1死から長打と失策で1死1・2塁のピンチ。
ここで、元木がギアを上げ2死まで漕ぎつけるが、相手3番打者が痛烈な中安打を放つ。
誰もが2点目を覚悟したが、ここで中堅手・土倉がレーザービームを見せ本塁封殺。
4回生がチームを救うスーパープレーを魅せる!
8回裏、先頭の先程好守をみせた土倉が好走塁で二塁を陥れ同点のチャンスを演出。
続く、鈴木海都(福知山成美①)が犠打を決め1死3塁。
なんとしても追いつきたい阪南大は、打席に代打・大倉天快(橿原学院③)を送る。
結果に応え四球を選び、代走・澤田大和(広陵①)と交代する。
1死1・3塁となり、すかさず1塁走者・澤田大が盗塁を試みるが相手捕手の見事な送球で盗塁死。
連続代打の俵谷龍輝(日本航空石川①)も三振で、このチャンスを活かせず無得点に終わる。
9回裏、1番からの好打順だったが相手左腕を攻略できず、試合終了。
終わってみると、3安打完封負け。0-1で投手戦に敗れ、勝ち点を落とす。
【 最終順位 】
        
順位 大学名 試合数 勝ち 負け 勝ち点
1 奈良学園大学 7 5 2 2
1 阪南大学 7 4 3 2
1 大阪工業大学 7 4 3 2
4 和歌山大学 7 3 4 1
6 神戸医療未来大学 6 2 4 1
6 大阪公立大学6 2 4 1

2025/9/23(火)
第4節1回戦 VS和歌山大学 於:GOSANDO南港野球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪南大

0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
和歌大 0 0 1 2 2 0 0 0 × 5
【戦評】
1回表、この日も1番・裏野丈(石見智翠館③)が内野安打で出塁するが、後続が続かず無得点に終わる。
1回裏、今季好調のエース左腕・元木亘翔(岐阜第一②)がマウンドに上がる。
四球と内野安打でピンチを背負うが、最後はきっちり内野ゴロで打ち取り無失点。上々の立ち上がりを見せる。
2回表、1死からここまで絶好調で打順を上げてきた鈴木海都(福知山成美①)が内野安打で出塁するとすかさず
盗塁を決め悪送球間に3塁へ進塁!
2死後、この日8番に座った巧打者・澤田大和(広陵①)が技あり左安打を放ち、相手エースから先制点を奪取!
3回裏、先頭打者に右中間を抜ける二塁打を打たれ、無死2塁と一打同点のピンチを招く。
犠打を決められ1死3塁となり、相手クリーンアップを迎える。
ここまで好投をみせてきた元木だったが、相手3番打者の打球は無情にも打球はシフトを敷いた右翼手の頭を悠々
越えていき同点に追いつかれる。
しかし、その後は落ち着きを取り戻し勝ち越し点は許さず同点で中盤戦へ突入する。
4回裏、この回も安打と四球、犠打で1死2・3塁のピンチを背負う。
1点も取らせたくない守備陣は、前進守備を取る。しかし、相手9番打者の技あり右方向への小飛球は、僅かに二塁手
のグラブをかすめ適時打となり勝ち越し点を失う。
続く打者にも連続適時打を打たれ、この回2点を失い点差は2点に広がる。
5回裏、これ以上点差を広げられたくない阪南大だったが、先頭打者に二塁打を打たれ、またもピンチ。
しかし次打者の犠打を、元木の見事なフィールディングで3塁封殺!1死1塁となる。
元木は次の打者に右安打を打たれたところで、マウンドを降りる。
2番手としてマウンドに上がったのは、同じく2回生、技巧派右腕・岩井悠斗(伊香②)。
1死1・2塁と厳しい場面での登板だったが、先頭を三振に抑え2死まで漕ぎつける。
あと1死というところで、相手8番に走者一掃右越二塁打を打たれさらに2点を失う。
岩井は、この回以外は安定した投球を見せ、反撃を待つ。
8回裏、3番手として剛腕・坂下海月(名張①)を送り出す。
死球と失策でピンチを背負うが、ここで走攻守揃った正捕手・中濱遙都(履正社③)が走者を刺しマウンドの後輩を救う。
坂下は、味方の好守もあり無失点に抑える。
9回表、先頭初めて4番に座った澤田哉斗(広陵①)が中越三塁打を放つが、ここで相手エースもギアを上げ三者連続三振に抑えられ、試合終了。
1-5で敗れ、対戦成績を1敗とする。

2025/9/24(水)
第4節2回戦 VS和歌山大学 於:GOSANDO南港野球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9

和歌大

0 1 0 0 2 0 0 0 0 3
阪南大 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
【戦評】
1回表、ここまで防御率0.00の左腕・菅将遙(尾道①)がマウンドに上がる。
先頭から安打と犠打でピンチを背負うが、キレのある変化球で連続三振を奪い無失点に抑える。
1回裏、1死から阪井遥斗(岐阜第一④)が今季2本目の安打を放ち復調の兆しを見せる。
2死からは、4番に定着してきた澤田哉斗(広陵①)も左前安打で繋ぎ2死1・2塁とチャンス拡大する。
しかし、後続が打ち取られ無得点に終わる。
2回表、先頭から連続安打を無死1・3塁のピンチを招く。
踏ん張りたい菅だったが、中堅への犠飛を浴び今季初失点。先制点を奪われる。
しかし、後続を抑え1点差で中盤へ。
4回裏、1死から中濱遙都(履正社③)がこの日2安打となる中前打を放つと、続く澤田大和(広陵①)も
四球を選び1死1・2塁と同点のチャンスをつくる。
ここで9番、守備職人・高橋煌星(広陵②)が左中間への同点適時打を放ち、試合を振り出しに戻す。
5回表、先発菅が先頭から3連打と味方の失策2つで2点を失い、再びリードされる展開になる。
6回表、2番手として技巧派右腕・岩井悠斗(伊香②)がマウンドへ。
安打や四球、失策で満塁のピンチを招くが、何とか踏ん張り味方の反撃を待つ。
7回表、3番手として久しぶりの登板、守護神・田中力人(履正社③)をマウンドへ送る。
相手を圧倒する投球で、3イニングを無失点3奪三振!
反撃したい阪南大だったが、相手投手陣の前に打線沈黙。
1-3で、試合終了。これで4連敗となり、勝ち点を落とす結果となった。
【 最終順位 】
        
順位 大学名 試合数 勝ち 負け 勝ち点
1 奈良学園大学 9 7 2 3
2 大阪工業大学 9 7 2 3
3 阪南大学 9 4 5 2
3 和歌山大学 9 4 5 2
5 神戸医療未来大学 8 2 6 1
5 大阪公立大学8 2 6 1

2025/9/29(月)
第5節1回戦 VS大阪工業大学 於:GOSANDO南港野球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪南大

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
大工大 0 0 1 0 1 0 0 0 × 2
【戦評】
この試合に負けると優勝の可能性がなくなる一戦として選手も普段以上に気合が入る。
1回表、流れを掴みたい阪南大だったが、三者凡退に抑えられる。
1回裏、5連敗阻止へエース・元木亘翔(岐阜第一②)がマウンドに上がる。
2死から安打を打たれるが、後続をきっちり抑え上々の立ち上がりを見せる。
3回裏、1死から相手1番打者にシフトの裏を突く二塁打を打たれる。
次打者にも左前打を打たれ1死1・3塁のピンチを招く。ここで相手強力クリーンアップを迎える。
カウント1-1から犠飛を浴び、先制点を奪われる。しかし、後続は打ち取り複数点を許さない。
5回裏、1死からまたも相手1番打者に二塁打を打たれピンチを背負う。
次打者の犠打が投手元木の野選と失策になり1死2・3塁の大ピンチとなる。
なんとか踏ん張りたい元木だったが、3番打者に右前適時打を浴び点差が2点となる。
なおも1死1・3塁。しかし今度は、二併殺に打ち取り踏ん張る。
元木は6回被安打10を浴びながら2失点に抑え、試合を作りマウンドを後続に託す。
7回裏、2番手として投手主将・森田聡(大塚④)がマウンドへ。
持ち味のテンポの良さと投球術ですぐに追い込むが連打を浴び1死満塁のピンチとなる。
続く打者も追い込みながらも詰まった打球は中堅前へ落ちる。
誰もが、3点目と思ったが、ここで中堅手・土倉瑠衣斗(遊学館④)がフェイクを入れ3塁走者のスタートを
遅らせると見事な送球、捕手中濱遙都(履正社③)の好カバーもあり本塁封殺。「センターゴロ」を完成させる。
森田は同期生や後輩の好守もあり見事無失点に抑えマウンドを降りる。
8回裏、3番手として剛腕・坂下海月(名張①)を投入。
死球を与えるも、11球で無失点に抑え反撃を待つ。
9回表、ここまでほぼ完璧に抑えられてきた阪南打線。
2つの四球を貰い2死ながら1・2塁とこの日最大のチャンスを作る。
ここで7番、ここまで投手陣を引っ張って来た中濱。
打球は三遊間の奥まで転がるが、相手遊撃手の送球が僅かに上回り試合終了。
0-2で敗戦し、対戦成績を1敗とする。

2025/9/30(火)
第5節2回戦 VS大阪工業大学 於:GOSANDO南港野球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

大工大

5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 6
阪南大 0 0 4 0 0 1 0 0 1 1 7
【戦評】
負ければリーグ戦終了、4回生引退がかかった試合。ベンチもいつも以上に気合いが入る。
1回表、防御率0.45、タイトルも視野に入れる左腕・菅将遙(尾道①)がマウンドへ上がる。
しかし、この日は相手打線を止められない。
打者8人に対し、被安打4四球2、5失点でまさかの降板。
緊急登板で、岩井悠斗(伊香②)がマウンドへ。中飛に抑え、長い1回表が終わる。
1回裏、1死からこの日2番に座る鈴木海都(福知山成美①)が四球を選ぶと、続く3番・土倉瑠衣斗(遊学館④)も安打で繋ぎ反撃のチャンスを作る。
しかし、後続が打ち取られ無得点に終わる。
2回表、回またぎで投げる岩井が長短打を浴び1点を失い点差がこの日最大の6点に広がる。
3回表、意地を見せたい阪南大打線が爆発する。
先頭、主将で1番・阪井遥斗(岐阜第一④)が内野安打で出塁すると、1死後、土倉瑠衣斗(遊学館④)が
中前打、4番・澤田哉斗(広陵①)が右越二塁打で1点を返すと、なおも1死2・3塁のチャンス!
三振で2死になるも、ここで今日6番に座る裏野丈(石見智翠館③)が左翼線2点適時打で3点差。
続く、中濱遙都(履正社③)が四球を掴み取り、この日リーグ戦初スタメンで第1打席安打を放っている光吉俊貴(広陵②)に打席が回る。
カウント2-2から、ここでも中前打を放ち2点差に詰め寄る。
3回表、再び点差を広げられたくない阪南大は、早くも守護神・田中力人(履正社③)を投入する。
4回裏、先頭阪井が右前打を放つと、きっちり犠打を決め1死2塁のチャンス。
続く土倉も四球を選び4回生でチャンスを拡大する。しかし、あと1本が出ず無得点に終わる。
5回裏、2死から光吉がこの日3出塁目となる四球を選ぶと、川西も見極め、四球で出塁。
2死ながら1・2塁と長打で同点のチャンスを演出。しかし、後続が打ち取られこの回も無得点に終わる。
6回裏、先頭・鈴木が死球で出塁。1死後、澤田哉も四球を選び、続くチャンスに強い男・代打中村昂太(済美①)も安打で繋ぎ満塁に。
今度は1回生が同点のチャンスをつくる。
ここで、今日2打点の裏野が左中間への中直を放ち、これが犠飛になり1点差に迫る。
7回裏、この回から1回戦で完封された相手エースが登板する。
先頭を任されたのは、代打の切り札・小出勝平(駒澤大学附属苫小牧③)。
初球を振りぬくと、打球は一二塁間をしぶとく抜いていき安打となる。
しかし、あと1本がでない。チャンスをつくるも勝負は後半戦へ。
8回表、この回6イニング目を迎えた田中がピンチを背負う。
1死後、変化球が抜け死球を与えると、2死ながら走者2塁となる。
続く、相手8番打者に痛烈な中前打を打たれるが、これを何度もチームを救ってきた頼れる4回生・土倉が本塁封殺。追加点を許さない。
9回もピンチを招くが、田中が気迫の投球で踏ん張り無失点に抑え、勝負は最終回に。
9回裏、簡単には終われない阪南大だったが、簡単に2死走者なしとなる。
「1番の阪井さんに繋げばなんとかなる」ベンチが一丸になる。
ここで代打を任されたのは、吉田悠記(広島工業大学②)。
簡単に追い込まれるも、ここから気迫の粘りを見せ8球目、際どい外角球を見極め、四球を掴み取る。
すかさず代走、俊足でムードメーカー・二宮陸(北稜②)が送られる。
打順は1番・阪井にまわる。すると、2球目を叩き打球は右前打に。期待に応える安打でチャンスを拡大!
ここで、代打・俵谷龍輝(日本航空石川①)に試合の命運が委ねられる。
結果は、追い込まれながらも変化球に食らいつき起死回生の同点適時打に!
最大6点差を追いつく驚異の粘りを見せる。
このままサヨナラ勝ちを狙うが、ここは相手エースも踏ん張り今季初の延長戦に突入する。
10回表、この回も田中がマウンドへ上がる。
タイブレーク規定により、無死1・2塁からの登板だったが、動じない。
先頭打者には犠打を決めさせず追い込むと、最後は三併殺に打ち取り2死となる。
続く打者も中飛に打ち取り、攻守交替!なんと無失点に抑える。
10回裏、この回で試合を決めたい阪南大。
先頭・中村が犠打を決めきれず追い込まれるが決死の右前打でなんとか繋ぎ無死満塁に。
続く裏野は、直球に詰まらされ三飛に打ち取られ1死となる。
しかしここで、7番ここまでチームを支えてきた中濱が試合を決める。
初球、甘く入ってきた直球を強振し、打球は悠々左翼手の頭を越えサヨナラ勝利。
7-6で勝利し、対戦成績を1勝1敗とする。
投手では3回からリリーフした田中が8回無失点。
攻撃陣も14安打を放ち、一時はコールド負けの危機から逆転勝利し、勝負の行方は最終戦へ持ち越された。

2025/10/3(金)
第5節3回戦 VS大阪工業大学 於:GOSANDO南港野球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9

阪南大

1 0 0 0 0 0 0 3 0 4
大工大 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
【戦評】
1回表、1番主将・阪井遥斗(岐阜第一④)が内野安打で出塁すると、
2番、現在、三塁手部門打率1位の鈴木が犠打を決め初回からチャンスをつくる。
続く、3番今期絶好調・土倉瑠衣斗(遊学館④)が詰まりながらも二塁打を放ち初回1点を先制する。
1回裏、最終戦を勝利で飾りたい阪南大は、エース左腕・元木亘翔(岐阜第一②)に先発を託す。
先頭打者に安打を打たれるも、すかさず正捕手・中濱遙都(履正社③)が盗塁を刺し、相手に隙を与えない。
元木は安打や四球を与えるも、踏ん張り前半を無死点に抑える。
4回裏、先頭打者に安打を浴びると2死まで持ってくるも、三塁打を打たれ同点に追いつかれる。
その後は、エースらしい安定した投球を見せ試合を作る。
8回表、試合が動く。
1死後、澤田哉斗(広陵①)、中村昂太(済美①)、裏野丈(石見智翠館③)の3連打で1死満塁のチャンス!
ここで、ここまで攻守でチームを支えてきた中濱が左中間を破る走者一掃の二塁打を放ち、試合を決定付ける。
8回裏、このまま逃げ切りたい阪南大は、守護神・田中力人(履正社③)を登板させる。
今期安定した投球を見せる田中だったが、先頭に二塁打、続く打者に四球を与え、無死1・2塁のピンチを招く。
しかし、ここからギアを上げ無失点に抑える。
9回も、見事3人で斬って取り試合終了!
4-1で勝ち、勝ち点を得る。
先発・元木はリーグ戦通算10勝目を挙げた!

この試合で、最終順位が確定。今季は、6勝6敗、勝率5割の勝ち点3に終わり優勝を逃した 。
【 最終順位 】
        
順位 大学名 試合数 勝ち 負け 勝ち点
1 奈良学園大学 12 9 3 4
2 大阪工業大学 12 7 5 3
3 阪南大学 12 6 6 3
4 和歌山大学 12 6 6 2
5 神戸医療未来大学 10 4 6 2
6 大阪公立大学10 2 8 1
【総評】
秋季リーグ戦は最終的に6勝6敗、勝ち点3という結果でシーズンを終えました。
勝率5割・総合順位3位と、優勝争いにはあと一歩届かなかったものの、春季リーグでの最下位から大きな飛躍を遂げ、チーム全体として確かな成長を感じられるシーズンとなりました。
今季序盤は勢いに乗った試合運びが続きました。特に第1節からの連勝はチームに大きな自信をもたらし、これまでの課題を克服する姿が見られました。エース・元木亘翔選手(岐阜第一②)が安定した投球で試合をつくり、守護神・田中力人選手(履正社③)が終盤を締めるなど、投手陣の安定感は昨季と比べて格段に向上しました。さらに、リリーフ陣の登板機会も増え、投手層の厚みが増してきたこともチームの成長を示す要素であったといえます。
打撃面では、4回生の土倉瑠衣斗選手(遊学館④)を中心に、中村昂太選手(済美①)、裏野丈選手(石見智翠館③)、澤田哉斗選手(広陵①)、中濱遙都選手(履正社③)ら中軸が打線をけん引しました。特にチャンスの場面で勝負強さを発揮し、試合を決める一打を放つなど、頼もしさを感じさせる場面が多くありました。
6点差からの逆転勝利やサヨナラ勝ちなど、チーム全体が最後まで諦めない姿勢を貫き、スタンドとベンチが一体となって戦うことができました。春季リーグで課題とされていた「得点機でのつながり」も改善が見られ、チーム打撃としての成熟が進んだシーズンでした。
また、今季の特徴として、多くの選手が試合に出場し、経験を積むことができた点が挙げられます。4回生の選手たちは最上級生としてチームを引っ張り、最後まで頼もしい姿を見せてくれました。一方で、1年生ながら試合に出場した選手も多く、堂々としたプレーでチームに新しい風を吹き込みました。世代を超えた競争と信頼関係が生まれ、チーム全体の一体感はこれまで以上に強まったと感じます。
一方で、シーズン後半には連敗が続き、勝率5割の壁を越えることができませんでした。試合の立ち上がりでの失点や、守備のミスから流れを失う場面など、課題も明確に浮き彫りとなりました。勢いのあった前半戦に対し、後半戦では相手チームに研究され、接戦を落とす試合が目立った点は今後の課題です。しかし、その中で得られた経験や悔しさは、チームにとって大きな財産となり、来季以降への糧になると考えています。
総じて、今季は「若く、伸びしろのあるチーム」として確かな進歩を遂げました。春の最下位から秋にかけて着実に力をつけ、一時は単独首位に立つなど優勝争いを演じることができたのは、選手一人ひとりの努力の成果であり、チーム全体が同じ方向に向かって成長している証です。
 今後もさらなるレベルアップを目指し、課題に真正面から向き合いながら、「勝ち切るチーム」へと進化していきます。

最後に、4回生の選手を紹介します。

今季、苦しい場面でも守備や声掛けでチームを引っ張ってきた、主将・阪井遥斗選手(岐阜第一④)。
第1節では本塁打を放ち勝利に貢献し、幾度もチームを救うレーザービームを見せた、土倉瑠衣斗選手(遊学館④)。
怪我で登板できない期間もありながら、裏方としてチームを鼓舞し続け、華麗なフィールディングで守備陣を支えた投手主将・森田聡選手(大塚④)。

この3名の4回生が今季をもって引退します。チームを支え続けてくれた彼らの姿勢は、後輩たちにとって大きな財産となりました。
3名とも今後も野球を続ける予定ですので、引き続き温かいご声援をお願いいたします。
最後に、今季も温かいご声援をいただき、誠にありがとうございました。
来季こそ、2006年春以来、20年ぶりとなる悲願のリーグ優勝を勝ち取るべく、チーム一丸となって精進してまいります。

そして、息つく間もなく11月7日(日)からは新人戦がスタートします。主に控え選手を中心とした新チームでの挑戦となりますが、次世代を担う
フレッシュな選手たちの躍動にぜひご注目ください。
 今後とも、阪南大学硬式野球部への温かいご声援・ご支援をよろしくお願いいたします。