本特集では、2019年3月2日から3月30日まで全5回(週1回)で、①2018年度キャプテン大野佑哉選手、②新キャプテン名良橋拓真選手、③新3年生山口拓真選手、④新2年生江口稜馬 選手、⑤須佐徹太郎監督のインタビューをお届けします。
第1回:2018年度キャプテン大野佑哉選手
第1回は松本山雅FCへ入団された2018年度キャプテン大野佑哉選手です。今季の阪南⼤学サッカー部をキャプテンとして⽀えた⼤野選⼿に、2018 年の振りかえりや⼤学4年間の思い出、そしてプロでの⽬標など、今だからこそ⾔えることを熱く語って頂きました。また、「プロになる事が最終⽬標じゃない」という⼤野選⼿のストイックな⼀⾯を⾒せて頂きました(このインタビューは2018年12月20日に行ったものです)。
−まず、2018年の個⼈としての感想をお聞かせください。
⾃分⾃⾝、夏までに⼊団するチームを決めてから、キャプテンとしてチームのことをしっかりやりたかったのですが、思い描いていたようにはなりませんでした。それに加えて前期、特に失点数が多かったので、守備の⼈間としては反省というか情けない結果となってしまいました。
−守備がうまくいかなかった原因は何が考えられますか。
2017 年シーズンは、MFにいた重廣選⼿・藤原選⼿に依存してしまっていたように感じます。今季はMF にいい選⼿がいなくなってしまったのが現状で、MF で⾷い⽌められないことが多くありました。また、試合映像を⾒返しても「(MF が)なんでここにいないの」ということもありました。
−では、キャプテンとしてチームを振り返ってはどうでしたか。
⾃分の思うキャプテン像が、あまり声を出してまとめるというタイプではなく、ピッチの中で背中を⾒せていくというものでした。ですが、結果が出ない中で精神的に1番ぶれてはいけない⽴場だった⾃分が不満を表に出してしまい、チームに悪影響を与えてしまったという反省があります。それに加えて、結果が出なかったことにも責任を感じています。
−上⼿く波に乗れなかったことが原因で、精神的にぶれてしまったのですか。
それもあるかもしれませんが、阪南に⼊っての3年間、強い阪南にしか属した事がなかったので、「今年は違う」となったときにどうしたらいいのかわからなかったです。うまくいかないイライラやストレスの発散の仕⽅が良くなかったと感じています。
−「今年の阪南は違う」と思い始めたのはいつからですか。
シーズンが始まる前からでした。攻撃の中⼼選⼿が抜けて、今年は中⼼となるような選⼿が少なく、今まで通りにはいかないことはわかっていたのですが、攻撃パターンが草野(FW)の⼀⼈頼みになってしまっていたのが予想外でした。
−⼤学サッカー4年間での思い出はどのようなものがありますか。
印象に残っているのが1年生の時に出場したインカレの決勝戦です。⼤舞台を得意として
いた僕が、「これが敗因になった」と言えるようなプレーをしてしまいました。なので、残りの3年間で取り戻す気持ちでやってきたのですが、上級⽣になってチームの中⼼になった時に、3年⽣では出場停⽌で出られず、4年生ではインカレすら出られなかったので、1年⽣の時のインカレでのミスが印象に残っています。
−では、4年間であまり良い印象に残る出来事はなかったのですか。
いえ、プレーヤーとしてすごく伸びたと感じていることが、この4年間での良い印象です
ね。⾼校⽣の頃は直感で動き、本能でプレーするタイプだったのですが、⼤学に⼊って(サッカーを)⾒る機会が増えて、よりサッカーを知ることができたので、プレーヤーとして成⻑することができたと感じています。
−個⼈が伸びた理由、サッカーが好きになった要因は何かあるのですか。
阪南に来るとプロがすごく近い存在になっていて、仲の良い先輩がプロになっていくよう
になって、現実味を帯びた時ですね。それからサッカーを⾒るようになったし、知りたいと思うようになりましたね。
−⾃分の持ち味は何がありますか。
⾜が早いことですね。それと、DFの中では⾝⻑は⾼い⽅ではないのですが、せり合いではあまり負けない気がします。
−練習中は何に重点をおいて練習されていましたか。
⼤学では技術的なところでごまかす事が効かないので、⾃分の技術が低いことに気づき、上⼿い先輩⽅と組んで(練習して)、⾃分もうまくなろうという努⼒をしました。
−では、プロでの⽬標をお聞かせください。
直近の⽬標でいうと、開幕戦にスタメンで出ることですね。そこに向かってチームが始動したら⾃分のやれることを精⼀杯やろうという気持ちでやっています。
−プロは楽しみですか。
楽しみです。不安は全然ないですね。「『やっていけるのかな』という気持ちはないのか」と聞かれるのですが、新⼈で⼊って1 番下からのスタートなので、上がって⾏くことしかないので、すごく楽しみですね。
−最後に阪南⼤学サッカー部の後輩へメッセージをお願いします。
⾃分の場合は「⼤学4年間全部サッカーに注いだ」と⾔ってもいいくらいのサッカーを中⼼とした⽣活を送ってきました。「今できることを本気でやろう」といつもサッカーをやって、「⾃分がなりたい未来の⾃分」というのに向かってぶれないことが⼤切だと思います。⾃分は完璧にできていたかはわからないけど、できたからこそプロになれたと思うので、皆さんもこんなふうに思いながら頑張って欲しいです。
−まず、2018年の個⼈としての感想をお聞かせください。
⾃分⾃⾝、夏までに⼊団するチームを決めてから、キャプテンとしてチームのことをしっかりやりたかったのですが、思い描いていたようにはなりませんでした。それに加えて前期、特に失点数が多かったので、守備の⼈間としては反省というか情けない結果となってしまいました。
−守備がうまくいかなかった原因は何が考えられますか。
2017 年シーズンは、MFにいた重廣選⼿・藤原選⼿に依存してしまっていたように感じます。今季はMF にいい選⼿がいなくなってしまったのが現状で、MF で⾷い⽌められないことが多くありました。また、試合映像を⾒返しても「(MF が)なんでここにいないの」ということもありました。
−では、キャプテンとしてチームを振り返ってはどうでしたか。
⾃分の思うキャプテン像が、あまり声を出してまとめるというタイプではなく、ピッチの中で背中を⾒せていくというものでした。ですが、結果が出ない中で精神的に1番ぶれてはいけない⽴場だった⾃分が不満を表に出してしまい、チームに悪影響を与えてしまったという反省があります。それに加えて、結果が出なかったことにも責任を感じています。
−上⼿く波に乗れなかったことが原因で、精神的にぶれてしまったのですか。
それもあるかもしれませんが、阪南に⼊っての3年間、強い阪南にしか属した事がなかったので、「今年は違う」となったときにどうしたらいいのかわからなかったです。うまくいかないイライラやストレスの発散の仕⽅が良くなかったと感じています。
−「今年の阪南は違う」と思い始めたのはいつからですか。
シーズンが始まる前からでした。攻撃の中⼼選⼿が抜けて、今年は中⼼となるような選⼿が少なく、今まで通りにはいかないことはわかっていたのですが、攻撃パターンが草野(FW)の⼀⼈頼みになってしまっていたのが予想外でした。
−⼤学サッカー4年間での思い出はどのようなものがありますか。
印象に残っているのが1年生の時に出場したインカレの決勝戦です。⼤舞台を得意として
いた僕が、「これが敗因になった」と言えるようなプレーをしてしまいました。なので、残りの3年間で取り戻す気持ちでやってきたのですが、上級⽣になってチームの中⼼になった時に、3年⽣では出場停⽌で出られず、4年生ではインカレすら出られなかったので、1年⽣の時のインカレでのミスが印象に残っています。
−では、4年間であまり良い印象に残る出来事はなかったのですか。
いえ、プレーヤーとしてすごく伸びたと感じていることが、この4年間での良い印象です
ね。⾼校⽣の頃は直感で動き、本能でプレーするタイプだったのですが、⼤学に⼊って(サッカーを)⾒る機会が増えて、よりサッカーを知ることができたので、プレーヤーとして成⻑することができたと感じています。
−個⼈が伸びた理由、サッカーが好きになった要因は何かあるのですか。
阪南に来るとプロがすごく近い存在になっていて、仲の良い先輩がプロになっていくよう
になって、現実味を帯びた時ですね。それからサッカーを⾒るようになったし、知りたいと思うようになりましたね。
−⾃分の持ち味は何がありますか。
⾜が早いことですね。それと、DFの中では⾝⻑は⾼い⽅ではないのですが、せり合いではあまり負けない気がします。
−練習中は何に重点をおいて練習されていましたか。
⼤学では技術的なところでごまかす事が効かないので、⾃分の技術が低いことに気づき、上⼿い先輩⽅と組んで(練習して)、⾃分もうまくなろうという努⼒をしました。
−では、プロでの⽬標をお聞かせください。
直近の⽬標でいうと、開幕戦にスタメンで出ることですね。そこに向かってチームが始動したら⾃分のやれることを精⼀杯やろうという気持ちでやっています。
−プロは楽しみですか。
楽しみです。不安は全然ないですね。「『やっていけるのかな』という気持ちはないのか」と聞かれるのですが、新⼈で⼊って1 番下からのスタートなので、上がって⾏くことしかないので、すごく楽しみですね。
−最後に阪南⼤学サッカー部の後輩へメッセージをお願いします。
⾃分の場合は「⼤学4年間全部サッカーに注いだ」と⾔ってもいいくらいのサッカーを中⼼とした⽣活を送ってきました。「今できることを本気でやろう」といつもサッカーをやって、「⾃分がなりたい未来の⾃分」というのに向かってぶれないことが⼤切だと思います。⾃分は完璧にできていたかはわからないけど、できたからこそプロになれたと思うので、皆さんもこんなふうに思いながら頑張って欲しいです。
文・西山あや音(流通学部2年生)
大野佑哉選手の1問1答
1 | サッカー以外にやってみたいこと | サーフィン。海が好きだし、単純にかっこいいから |
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2 | 好きな食べ物 | 海鮮系 |
3 | 嫌いな食べ物 | なし |
4 | サッカー以外の大学生活で楽しかったこと | 弟との時間 |
5 | 好きなサッカー選手 | セルヒオ・ラモス選手と内田篤人選手 |
6 | その理由は | ラモス選手…DFだけど点を取ることが好きというのが自分も同じだから 内田選手…鹿島に練習参加した際にすごく優しかったし、経験を若手に伝えようとする姿勢がかっこよかったから |
7 | こういう風にはなりたくないと思う選手像 | 威張っていたり、文句ばかり言っていたりする選手。若手や練習生に対して偉そうな選手。 |
8 | その理由は | 自分がされて嫌だったから |
9 | 人生で1番辛かったこと | 高1の時。親に試合に出ていない姿を見せてしまったから・ |
10 | 人生で1番嬉しかったこと | プロになったこと |