活動の目的及び取り組む課題

 大学生の教育支援や就職支援を目的とした商品・サービスを試用し、授業で学んだ分析枠組みを用いてその分析を行うとともに、普及のための新たな商品の形と戦略を提案する。
 活動の目的は、
(1)授業で学んだ理論を実践に生かす能力を修得することに加え、
(2)社内ベンチャーで設立された起業後間もないベンチャー企業-社会的課題の解決に挑む企業-との協働を通して、起業家精神を体得することにある。

活動内容

以下のような活動を、個人活動とグループワークとの繰り返しによって進めていく。
○商品・サービスの試用
○商品・サービスのターゲット分析
○ターゲットに提供される価値の分析
○価値を提供するための仕組みの分析
○新たな商品・サービスの形と普及のための戦略提案

【中間報告】代表学生から活動状況

 商品分析や商品開発では、自分の意見とチームのメンバーとで、進め方や意見が衝突することが度々ありました。そうした時、先輩に助言をいただくことで、コミュニケーションの取り方や、チームをまとめる方法を学びました。
 戦略会議は、ゼミ活動だけでなく、これからの人生の様々な場面で共通するところがあると思います。何事も直感や感覚ではなく、しっかりと目に見える形で思いを実現させることが大切であることを学びました。
 産学連携活動を通して、主体性を持つことの大切さ、つらい中にある充実感、本物のビジネスの場の経験、社会で通用する知識やマナー、何事にも恐れずに挑戦することの大切さなど、たくさんのことを知りました。
 ゼミに入る前と現在との自分の変化には、正直、自分自身でも驚いています。ゼミに入る前は、人前で話すことすらできず、自分自身にまったく自信がなかったのですが、ゼミ活動を通して、自信が持てるようになりました。

経営情報学部 2年生 山口 真依

参加学生一覧

畔川 真悟、新井 義樹、上田 琢磨、河合 孝修、北山 裕樹、田中 敦也、中原 和也、端野 直希、花崎 大輔、古川 駿介、本屋敷 郁実、松井 昭斗、山口 真依、米田 政道、若城 大輝

連携団体担当者からのコメント

株式会社ヒューマンインキュベーション 取締役 中森 豊氏

 産学連携のお話を頂いた当初は、弊社が提供するサービス・商品を実際に試してみての「感想」や、学生視点での普及「提案」を頂ければと十分と考えていました。
 しかし、皆さんの「分析」は授業で学んだフレームワークを使った、本当にしっかりした「分析」でした。また、「戦略」も自分たちの分析をベースに構築されていて、さらにオリジナリティもありました。
 皆さんから示されたものは、「感想」や「提案」をはるかに超えるレベルで、とても2年生とは思えない質の高いものでした。私は福重ゼミの学生さんを少しみくびっていたようで、今となっては申し訳なく感じているくらいです。
 これからも皆さんと一緒に活動できることを楽しみにしています。

活動日程

① 4・5月:産学協同による新規事業の企画立案
② 6月:技術的検討
③ 7・8月:市場調査と競合他社の調査
④ 9月:コスト及び採算性の検討
⑤ 10月:資金調達の検討
⑥ 11月:業務遂行能力の検討
⑦ 12・1月:協力企業の確保
⑧ 2月:法的規制や景気動向等に関する調査
⑨ 3月:産学での総括(本活動は産学協同による活動であることから、学生が企業に対して一方的な活動報告を行うのではなく、学生と企業の協同で総括を実施し、次年度以降につなげていく考えである。)

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