コロナ禍の影響で、「前例がない就活」という大波乱な就活を体験した2021年度就職活動生。
そんな中、どのようにして就職活動に挑んだのか、どのように内定を勝ち取ったのかを、内定者に学生広報チームがインタビューしました。
第1弾は、モバイル機器の営業・販売を行うIT商社へ内定した経済学部4年生の福田さんです。

経済学部4年生 福田知輝さん

就職活動はいつから始めましたか?

3年生の4月頃から意識し始めました。就職活動に対して漠然とした不安があったので、とりあえずという気持ちで3年生から「インターンシップ」という就職活動に関する授業を履修していました。
マナー講座やグループディスカッションのトレーニング、履歴書作成のアドバイスなど就職活動のためになる講義だったので、少しづづ就職活動に対する準備は整えていました。
本格的に就職活動を始めたのは4年生になる前の3月頃からですね。

就職活動を通して大変だったことは何ですか?

企業選びですかね。でも正直に言わせていただくと、就職活動全部が大変でしたね(笑)
2月頃から新型コロナウイルスが問題になり始めて合同企業説明会などが立て続けに中止になり始めました。全く企業に目星をつけていなくて、合同企業説明会で気になる企業を探そうとしたらこのような事態になってしまったので焦りと不安でいっぱいでした。
対面での企業説明会ではなく、WEBを使った説明会が4月頃から行われ始めました。WEBだと雰囲気がいまいち伝わらなかったりするので、企業を選ぶ判断が難しかったです。でもWEBでよかったなと思った点もあります。変な気持ちを背負い込まずにチャットなどで質問できる点です。直接顔を合わせたりすると緊張や空気感で質問がしづらかったりするのですがWEBだと気軽に質問できる点が良かったですね。
対面での説明会ができないなか、質問をたくさんすることは企業選びをする上でとても重要でした。

WEB面接と対面面接、どちらが多かったですか?

僕は7:3の割合でWEB面接が多かったです。40社ほどエントリーして、実際に選考に進んだのは10社でした。
WEB面接では入退室の基本的な所作がないため、悪い意味で緊張感がないですね。いい意味では比較的リラックスしながら受けていました。

WEB面接で苦労したことは何ですか?

照明や背景、通信環境です。画面越しでは自身の雰囲気や良さは本当に伝わりにくいです。なので、少しでもよく見えるように照明を焚いたり、カーテンを開けて太陽光を利用したり、逆光にならないようにしたりと配慮が必要でした。また、Wi-Fi環境下の中で面接行っていましたが、接続環境が少しでも悪くなると画面が固まったり、聞こえづらかったりと大変でした。
私は実家暮らしで親と同居しているのですが、実家のWi-Fiは電子レンジに弱くて(笑)
電子レンジを使ってしまうとWi-Fiの通信環境が悪くなってしまいます。
私がWEB面接中に親が電子レンジを使ってしまって、通信環境が悪くなることが何度かありました(笑)
実家暮らしの方は、面接中は親に電子レンジなどのWi-Fi環境に悪影響を及ぼす機器を利用しないようお願いするか、WEB面接前に予めWi-Fiを切っておくことをお勧めします(笑)

自己分析や自己PR添削などはどうやって行いましたか?

3年生の頃に履修していた「インターンシップ」の授業でどちらも行っていました。
私はキャリアセンターを利用してなかったので、友達に自身の良さや特徴などを聞いて自己PRを完成させていました。自分だけで完成させようとせずに、周りの人の意見など聞いて、客観的に自分を見てもらうことで新しい発見があると思います。ブラッシュアップを繰り返すことで良い自己分析や自己PRができるのではないかと思います。

これから就職活動が始まる後輩達にアドバイスはありますか?

視野を広げるためにたくさんのことに興味を持つことが大切だと思います。このご時世何が起こるかわかりませんし、想定外のことがたくさん起きると思います。飛躍する業界もあれば、停滞する業界もあります。たくさん興味を持って、たくさん悩んでください。
それと私が一番伝えたいことは、絶対に一人で抱え込まないで下さい。リモートやWEBを使う機会が増えることで、一人で就活を行っているように感じると思いますが、就活は一人でやるものではないと僕は思います。家族、教員、キャリアセンター、友達にたくさん頼って下さい。企業についてわからないことなどがあれば企業の方にたくさん質問して、不安要素を取り除いていってください。応援しています。