ディズニーワールド(アメリカフロリダ)でのインターンシップに参加したいためにこのプログラムがある本学に入学をした久保ほのかさん。
語学力を身につけ、インターンシップの面接を突破して幼少期からの目標のひとつを叶えました。
そのことがよく伝わる活き活きとした留学生活を送っていることを感じる報告となっています。

アメリカ・フロリダ州 オーランド バレンシア国際カレッジプログラム 就業体験 レポート①

久保 ほのか・国際コミュニケーション学科

 バレンシアカレッジプログラムが始まり2ヶ月が経ちました。到着当初は本当に全てが新鮮で驚きに溢れていました。その時はまだ自分がディズニーで働く、アメリカのディズニーに行くことができる、という実感さえありませんでした。数時間の遅延とトランジットを乗り越えやっとオーランド国際空港に着き、ホテルに着いた時には深夜2時で、翌朝は6時から寮に移動する予定だったため、数時間しか寝ることができませんでした。しかし、ホテルはすごく綺麗で空港直結でもう少しゆっくり過ごしてみたかったです。そして、次の日ワクワクしながら寮に着くとまるでリゾート地のようで驚きました。寮は数年前にリニューアルされたらしく、全ての施設が綺麗で、ジム、プール、バスケコート、芝生エリア、焚き火のできる場所やバーベキューができる場所があり、ディズニープログラムに関するスタッフがいるデスク、寮に関するスタッフがいるデスクがあり、非常に充実しています。また、寮では様々なイベントが開催され、キャラクターが寮に来てくれることもあります。ディズニーのパーク内ではなかなかグリーティングできないようなキャラクターも来てくれます。入寮後次の日から3日間パークに行くことができるチケットを貰い、さっそくパークに行きました。私が最初に訪れたのはマジックキングダムというパークで、着いた瞬間鳥肌が立ちました。本当にアメリカのディズニーに来たという実感が湧いてきて、感動しました。アトラクションに乗ったりパレードを見たりしました。一番の思い出は、大好きなラプンツェルに会いに行ったことです。日本ではなかなかお喋りする機会がなく、ショーやパレードで見ることがほとんどですが、フロリダのディズニーではお喋りしたり写真を撮ったりすることができます。大好きなラプンツェルに会うことができて、泣いてしまったのですが、ラプンツェルは私にサインを書いてくれてハグもしてくれました。次の日はエプコットに行きました。このパークは世界の国々がテーマになっており、世界中の食べ物を楽しむことができます。日本館もあり、うどんやカレーやお寿司等を楽しむことができます。3日目はアニマルキングダムという自然がテーマのパークに行きました。本物の動物たちがいて、この動物たちのケアをする専門のキャストもいると考えると、規模の大きさを感じました。そして、ついにディズニートラディションという入社式が行われ、社員証とネームタグを受け取りました。ミッキーが来てくれて私たちのネームタグにピクシーダストをかけてくれました。
 
私は現在ファンタジーランドのアトラクション担当で、フィルハーマジックとプリンセスホールとカルーセル、そして花火の時間はお城の周りに立って誘導をしています。まさか大好きなアトラクションと大好きなプリンセスがいる場所で働くことができると思っておらず、驚いたと同時にすごく幸せでした。最初はトレーナーが付いて教えてもらうのですが、アトラクションの安全に関する英単語が非常に難しく、もちろん勤務中はケータイを出して翻訳することは出来ないので悪戦苦闘しました。そして約2週間ほどで独り立ちのためのテストをし、無事合格しました。しかし、独り立ち1日目は緊張が止まりませんでした。トレーニングで習わなかったことに直面し、臨機応変な対応が求められますが、その時の私にとって最善な判断をすることは難しく、バックステージに戻った時に自分の出来なさに落ち込みました。しかし、同僚と上司は非常に優しく、分からない時は分かるまで説明してくれたり、自信がつくまで側で見ていてくれました。落ち込んだ時はハグをしてくれたり、ネイティブばかりの中拙い英語を話す私にも分け隔てなく話してくれる同僚たちには本当に感謝しています。予想のつかない問題や質問に直面し、落ち込んだりしますが、フィルハーマジックでドナルドを助けようと手を伸ばしたり、音楽に合わせて揺れていたり、花火を見て感動している顔、ゲストの笑顔を見るのが大好きです。私にプレゼントをくれたゲストもいます。これからもゲストに幸せな気持ちになってもらえるように頑張ります。


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