2023.5.24

派遣留学生報告書 カナダ/ウィニペグだより レポート①:到着後1週間

カナダ・ウィニペグ大学に留学した4名の学生諸君より、到着1週間後のレポートが送られてきました。異文化体験以前に、日本での日常生活から、留学という非日常へ向かって飛び立っていった学生諸君。しっかりした文面に、非日常が「日常」に変化していくこともそう時間はかからないようで、安堵しています。
多様な国から留学し、母語も様々な留学生たちがウィニペグ大学で出会ったこと。これは奇跡のような出会いです。これからの人生の中で、この留学によって繋がったネットワークを生涯のものとしてくれることを祈っています。学生時代の経験は何一つ無駄にはなりません。彼女たちの成長を楽しみにしています。

カナダ/ウィニペグ留学便り

津田 恵美梨・ウィニペグ大学

 私にとって初めての海外留学。日本やカナダで飛行機の乗り換えをうまくこなすことができるかという不安を抱えながら出発しました。今回はまず伊丹空港から出発して羽田空港へ行き、その後バスに乗って成田空港に移動しました。そして成田空港からバンクーバーの空港へ行き、そこでもう一度乗り換えてウィニペグの空港へ行くという、とてもハードなスケジュールでした。しかし、一緒に出発した先輩たちのおかげで問題もなく、スムーズに移動することができました。
 正直バンクーバーに到着するまでは、留学がスタートしたという実感がありませんでした。しかしバンクーバーに到着してからは、周りに日本人や日本語の案内板が一切なくなり、そこでようやく海外に来たことを実感しました。
 長時間のフライトは想像以上に大変でしたが、空港に着いてホストファミリーと無事に合流できて安心しました。
 カナダに来てからもうすぐ1週間経ちます。初めてのことばかりで、まだまだ慣れないこともありますが、何事にも精一杯頑張りたいと思います。
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寺尾 沙綾・ウィニペグ大学

 日本を離れる際は、家族が荷物検査場の手前まで見送ってくれたのですが、その際に涙が出てきて正直行きたくないと思ってしまったほどつらかったです。ですが、飛行機に乗ってしまってからは、頑張らないといけない、もう仕方がないと気持ちを切り替えて頑張りました。
 飛行機の中では、長時間のフライトで腰が痛くなってしまって大変でした。有線のイヤホンを持っていくのを忘れたので飛行機内で映画を観られず、暇をつぶす方法がなく、辛かったです。そのため、これから留学に来る学生さんたちには、有線のイヤホンを持ってくることをお勧めします。機内食はチキンを選んだのですが、酸っぱく美味しくなかったです。
 ホストファミリーと対面する前は、「もし怖い人だったらどうしよう。」とずっと不安でしたが、飛行機から降りた後に出口に私の名前を書いた紙を持って立ってくれていました。とてもやさしそうな方で、重いスーツケースを持ちながら、疲れているからあなたは何もやらなくていいのよと言ってくれて親切な方だと感じ、とても安心しました。
 プレイスメントテストの内容は、リスニングや文法の問題、スピーキングのテストなどが主な内容です。
自分の所属クラスについて、はじめはジェネラルコースにしていたのですが、日本人が多くアカデミックコースに変更しました。日本人は2割ほどしかおらず授業も普通に難しいですがなんとか頑張っています。
 授業の内容は、長文読解やスピーキングでコミュニケーションをクラスメイトととることが主な内容です。在留届は提出しました。
以上で手短ではありますが、一週間目のレポートを終わります。
  • ミュージカルに連れて行ってもらいました!

  • ホームステイ先のかわいい

  • ワンちゃんたち❤!

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稲岡 愛夏・ウィニペグ大学

➀プレイスメントテスト(クラス分けテスト)の内容
  カナダ到着2、3週間前に行いました。つまり1ヶ月ほど前のことなのであまり詳細に覚えていませんが、リスニングやスピーキングが中心となるようなテストでした。一番印象に残っているのが、リピートし発音を録音するテストです。日本ではあまり行われることがないのですごく新鮮に感じました。
②所属クラス
  Foundationがまとまったクラスに所属しています。現時点で9人在籍しており、4人が日本人、他5人がチリやメキシコ、コロンビアなどのスペイン語を母国語として話します。
③授業の内容・ホームステイ先での日常
  最初の1週間はあまり本格的な授業は行われておらず、主に自分の紹介となるような会話が多くありました。また、このクラスはすごく簡単で正直日本で勉強する方がより難しい問題を解いていたと思います。そしてスペイン語を母国語として話すクラスメイトは発音が難しいようで、聞き取るのに先生も私も苦労しています。
  そこで、クラスを変えようと考え、担当の方に相談しに行きましたが、1つ上のクラスになると人数が30人ほど在籍しているため、あまり1人1人に先生が集中することができないと考え諦めました。また現在のクラスのいいところは、少人数のため1人1人が発言する機会が多いと感じます。そして難しい勉強は正直日本でもできると考え他のクラスへの変更をやめました。
  ホームステイでは自分の部屋、 他のルームメイトと共有のバスルームやキッチン、リビングなど地下のフロア全て自由に使えます。キッチンには冷蔵庫や洗濯機乾燥機、十分な食料にお菓子、飲み物もあります。テレビも自分たち用にあり、NetflixやDisney +などのサブスクリプションも見ることができます。すごく快適に過ごす事ができています。
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淡野 めぐみ・ウィニペグ大学

➀プレイスメントテスト
  テストの内容はオンデマンドでリスニング、リーディングの他にタイピングや聴いた文を覚えて発音するテスト、文法が正しくない文を聴いて頭で並び替えて発音するものなどがありました。
②所属クラス
  私はMorning Class が General Class になりました。クラスの雰囲気はフレンドリーでそれぞれが積極的に発言しています。クラスの人数は30人ぐらいで1/3が日本人です。あとは韓国人や中国人、パナマ人などいろいろな国からの留学生がいます。今週から始まったAfternoon Class は月曜日と水曜日が発音のクラスで、火曜日と木曜日はスピーキングの授業です。朝のクラスより人数が少なくメンバーも先生も違っていて、いろんな国の人と話せる機会があります。それぞれの母国語を教えあったりもしています。
③授業の内容
  Morning Classは文法の勉強や写真を見て内容についての意見や考察などを発表しあう授業をしています。Afternoon Classは英語の発音を細かく確認しながら話す練習をしています。