2022年の秋、カナダ(ゲルフ)に留学した6名に続き、2月に7名の学生が2023年度(前期)交換・協定派遣留学生として、英語圏のカナダ(3名)へ、そしてアジア圏の韓国(4名)へ、不安と期待に胸膨らませ出発しました。今回は7名から到着後1週間の便りが届きましたのでご紹介いたします。

カナダ留学便り

岸本 理沙・ゲルフ大学

 飛行機の遅延により出国、入国が遅れたりするなどトラブルに見舞われながら私の留学が始まりました。
長期間日本を離れ海外で生活するのは初めてだったので、緊張と不安で頭がいっぱいでしたが、到着してすぐホストマザーをはじめ、ホストファミリーが暖かく迎えてくれました。
両親がインド出身の方なのでカレーなどの郷土料理も楽しめ、また子供も2人いるので一緒にボードゲームをしたり映画を見たりしています。大学に通っているとネイティブの子供と関わる機会はほとんどないので、貴重な体験をしていると実感しています。
 いざ大学に通ってみると海外の大学は思っていた以上に広大で驚きました。また、学食のメニューも豊富でいろいろな郷土料理もたのしめます。大学では毎日何かしらのクラブアクティビティと模擬店が開催されています。他大学と時期が被ってしまったため日本人が7割を占めているので少し残念ですが、極力日本語での会話は控え、英語での会話をするようにしています。
 さて、授業は、Reading・Listening&Speaking・Writingの3種類の授業があります。どの授業も必要なスキルなので一回一回の授業で知識を増やしています。日本と比べ課題の量が多いですが、時間をかけ確実に身につくよう復習も行っています。
 ESLという留学生向けの団体クラブでは、ボーリングやナイアガラの滝ツアー、アイスホッケーの試合観戦などイベントに安く参加できます。自分一人ではなかなかできないことがここでできるので積極的に参加したいです。
 先週末は、電車に1時間ほど乗りトロントに行ってきました。ゲルフより遥かに大きい都市なので土地も広大さと建物の大きさに驚きました。建物の外観もおしゃれな造りで本当に外国に来たんだと感動しました。また、レストランやショッピングモールも日本と比べ規模が大きいため、正直時間が足りません。毎日が新鮮で、自分の知らなかった世界が広がり楽しいです。まだ言葉が上手く言えず苦戦することも多いですが、凹まずに日々努力していきたいと思います。
 Space

戸島 愛理・ゲルフ大学

 出国時に、大切な家族や友だち、先輩方、後輩が見送りに来てくれました。今回は伊丹空港から羽田空港へ行き、バスで成田空港まで移動し、トロント空港に着きました。計13時間ほどの飛行機は想像よりも辛かったです。成田空港からトロント空港までの便が一時間ほど遅延したため、空港からホームステイ先まで送ってくれるバスに間に合わず、空港のタクシー乗り場で下手な英語で一生懸命、状況を説明しました。
 その後、タクシーでホームステイ先まで移動している間、自分の今の英語力を知るために運転手さんと会話しました。かなり会話が弾み、阪南大学のイングリッシュスペースを活用していた甲斐があったなと実感しました。ホームステイ先に到着するとホストファミリーが温かく迎え入れてくれたため、緊張や不安がなくなり、留学生活がより楽しみになりました。
 ホストファミリーはフィリピンの人で、フィリピン訛りのある英語を話します。そのため、少し聞きづらいこともありますが、そういった訛りのある英語を聞くことができるのも移民の国カナダならではの魅力だと思います。食事は基本お米ですが、週に2日くらいでてくるホストファザー特製のミートパスタがお気に入りです。休日に教会に連れて行ってもらったり、ホストシスターにネイルをしてもらったりととても仲良くしてもらっています。
 授業のクラス分けは、日本を発つ前にオンラインでプレテストを受けました。その結果により、レベル1から10まで分けられます。学校のガイダンスはオンラインで行い、ガイダンス後、対面でキャンパスツアーにも参加しました。ゲルフ大学のキャンパスはとても大きく、教室移動にかなり時間がかかります。授業は基本月曜日から木曜日で、先生の都合によって授業日や時間が変更されます。
 平日は学内イベントに参加したり、図書館で勉強したりしています。休日はバスの本数が少なくなるので、家にいたり、ホストファミリーとおでかけしたりすることが多いです。
 まだ2週間ほどしか経っていないため、もっとたくさんのことに主体的に挑戦し、経験していきます。
 Space

西 史夏・ゲルフ大学

 今回の留学は私にとってはじめての長期留学。実家から学校に通っていたので家族と長い間離れることすら初めての私にとっては、すべてにおいてドキドキしながら出発の日を迎えました。朝、家族と一緒に空港に着くと大好きな友人たちと部活の先輩がいて少し寂しさを感じながらも、頑張らないとという気持ちを強くもって出発することができました。
 成田からトロント空港までの飛行機では機内食や映画を楽しみつつも、通路側でも窓側でもない中央の座席で13時間のフライトと便が遅れたこともあり、かなりの疲労でした。しかし、ホストファミリーの家に着くと夜遅くなのにもかかわらず明るく大歓迎してくれて、少しお腹が減ったと伝えると味噌汁を出してくれました。日本食が好きな家庭だと知りなんだかホッとする自分を感じました。
 私のホストファミリーは、ホストマザーがカナディアンでファザーが香港の人です。1歳の女の子と大きな犬がいる家庭で毎日が賑やかです。
 大雪だった次の日に雪遊びをしたりアジアのものが売っているマーケットに連れて行ってくれたり、お好み焼きを作ってくれたり素敵なホストファミリーです。ホストファザーが大学で働いているので学校が始まる前も始まってからも学校のことをよく教えてくれてとても心強いです。
 大学はとにかく大きくて初めて学校に行った日は驚きの連続でした。敷地は道路を2、3個またいでいるし校内にはたくさんのカフェやファストフード店があり、これから始まる学校生活に胸が高鳴りました。
 このような充実した生活をしていますが不安や寂しさはもちろんありました。私の中でカナダについてから2日目が1番しんどかったことを覚えています。特にすることもないので外にも出にくくホストファミリーとどう接するのがいいのかどの距離感で関わればいいのかすべてが分からない、英語だらけの生活にも慣れていない、時差があるので日本にいる親や友達はみんな寝ているから寂しさを埋められない状態で不安でいっぱいでした。
 その中で、日本から一緒に来た先輩と話していてすごく救われたことがありました。他に1年留学している先輩も含め私が最年少なので、その先輩が親身になって聞いてる環境に、不安も解消しつつあります。
 先輩自身もきっと不安があるはずなのに、後輩の心配をして下さり、ただただ「すごい!」と感じると同時に、私も強くならないと!と思うことができました。
 周りの人に恵まれた留学生活を過ごせると思うので、この半年精一杯充実させます!
 Space

韓国留学便り

大関 棟善・東国大学

 初めての家族無しの海外への渡航のため、不安な部分もありましたが、留学メンバーと協力をし、出発前、1時間程度余裕を持ち、無事に飛行機に乗り込むことが出来ました。
 到着して、すぐ寮に向かったのですが、入寮ギリギリの時間に着いてしまい、少し怒られましたが、無事入寮することが出来ました。寮の部屋には、私含め日本人2人と、インド人が1人という部屋割りでした。インドの方は、韓国語が出来ず、英語でコミュニケーションをとることになりました。
 寮の生活では、インドの方とは、文化や、言語が違い少し大変な部分もあり、不安に思う事が多くあり、ストレスを感じることもありました。しかし、同じ部屋の日本人の先輩と何とか協力し、インドの方と色々なコミュニケーションをとっています。
 学校であったオリエンテーションでは、全て英語で説明をしていました。しかし、オリエンテーションが終わったあとに、重要な部分を日本語に訳してまとめられた資料がメールにて配られました。そちらの資料を見て、学生証の登録や、お金の納金、などを無事にすることが出来ました。
 日常品の調達では、ソウル駅にあるロッテマートや、東大門のHomeplusと言った店まで行き、寝具や、シャンプーなどといった日常生活品や、食料を買いに行きました。学校が始まるまでの期間は、色々な場所を地下鉄を使って訪れました。
 自分が行ってみたかった場所や、韓国の伝統ある雰囲気を感じることが出来る場所などを訪れ、多くの写真を撮ったり、食べ歩きなどをしました。また、実際に韓国の人と会ったりして、韓国語で会話をしました。色んな場所に訪れ、文化であったり、おすすめのカフェや、ご飯屋さんも教えてもらったりしました。
 そして、同じ寮に住む韓国の方と親しくなり、今度サッカーや、一緒にご飯を食べに行くなどといった約束もしました。更に、寮のマネージャーの人にも仲良くしてもらい、お昼ご飯などをご馳走してもらったりもしました。
 来週から語学堂が始まるということなので、これからもっと、韓国の人とコミュニケーションを取ることができるように、一生懸命に勉強をし、どんどん韓国語の上達をはかっていきたいと思います。
 これからもっと色んな人と交流をし、ネイティブな表現も、身に付けることが出来たらいいなと思いました。
  • 北村韓屋村

  • ホンデ

  • ナクサン公園

  • ロッテタワー

 Space

福島 瑠菜・東国大学

 初の海外で出国するときはすごく緊張していましたが、一週間過ごすと韓国での生活に慣れてきました。
 寮は忠武路駅のすぐ近くにある忠武学舎というところに入っています。南山学舎とは違い小さいですが、中はリフォームされていてきれいです。部屋は3人部屋で私は1つ年上の日本人2人とルームメイトになりました。部屋には1人1つ勉強机とクローゼットがあり、ベッドは二段ベッドです。
 部屋には冷蔵庫などはありましたが布団やハンガーなどがなかったので寮についてすぐソウル駅にあるロッテマートに買いに行きました。共同キッチンには浄水器、電子レンジもあり月に一回掃除当番が決まっています。洗濯室には洗濯機と乾燥機、アイロンがあります。トイレとお風呂も共同です。すべて共同ですが苦ではないです。ルームメイトのお姉さんも優しくて頼りになるし、2人とも韓国語がとても上手なので学ぶことがたくさんあります。
 寮で生活していると家族の大切さも気が付きました。近くのスーパーに買い出しに行き、洗濯をし、自分でご飯を考えるなど、家を出て生活するのがこんなに大変なのだと気が付きました。家族と離れて生活するのは寂しいですが頑張りたいと思います。
 交換留学生を対象に行われたオリエンテーションはすべて英語で説明されました。分からなかったところは後日メールでパワーポイントを送ってくれたのを翻訳機で訳しました。韓国に来て英語で話しかけられることが多かったので、韓国語だけでなく英語も勉強しておけばよかったなと思いました。オリエンテーションでバックやお菓子、文房具がもらえました。
 語学堂のレベル分けテストはオンラインでした。会話や筆記のテストはなく、4択問題でした。
 東国大学の交換留学生はBuddy制度があり日本語を勉強したい韓国人と1対1でペアになります。1つ年上のお姉さんとペアになりました。とても親切な方で困ったことがあったらいつでも連絡してねとメッセージをもらいました。会ってご飯を食べに行こうと誘ってもらい、学校の近くのおいしい店を紹介してもらいました。
 会話は韓国語と日本語を混ぜて話しました。日本語でこれはなんて言うの?など言葉をお互い教え合う感じで楽しく過ごせました。日本からお土産を持って行っていたので渡すとすごく喜んでくれました。
 寮でも海外の方と接するとき日本から来たと言うととても褒めてくれます。その時も日本のお菓子をプレゼントしてとても喜んでくれたので、国際交流に日本のお菓子は必須アイテムだなと思いました。
 日本の韓国語の授業とは違い会話のスピードがとても速く、自分の韓国語での会話力のなさにも落胆しました。ですが私の周りには沢山支えてくれる人がいるのでわからないことは質問して、韓国語力を伸ばしたいなと思います。
Space

松岡 七彩・大邱大学

 大邱にきてもう少しで1ヶ月経ちますが、毎日内容の濃い日々を過ごしています。
 大邱に到着した日は、ソウルから大邱に向かうのに苦戦し夜の10時に寮に着くなど、すごい疲れたのを思い出します。それから1週間は、まだ自分が半年間留学する感覚がなく、観光客気分で、繁華街や観光地に出かけながら生活に必要なものも揃えていたら、瞬く間に時間が過ぎていました。
 ソウルと違って、大邱は地方都市のため、街に日本人もいなく、すべて韓国語の世界でしたが、それが苦になるのではなく、楽しさと勉強しようという気持ちになりました。お店に入ってのご飯も、買い物するときも会話が聞き取れないものもなく、心配なことも減りました。
 大邱大学は、大邱市の郊外にあり、何か買うのにも都会まで出なければならなく、大変です。都会に出るまでにも1時間はかかります。大変ですが、交通費は安いのでそれが雄一の救いです。
 大学での授業が開始するまでに時間があったので、散歩などして学校を探検しましたが、本当に広くて今でも迷いながら歩いています。国際寮は大邱大学の中でも食堂、コンビニ、ジム、図書館、バス停など、よく使うところが近くにあるので良かったです。少し歩けば、スターバックス、カフェなどもあり、散歩がてらにもちょうどいいです。
 語学堂の学生も、ジムの利用は無料、図書館の利用も可能です。運動できる環境、勉強ができる環境が整っているので、ストレスもなく過ごせています。
 また、3月6日から授業が始まり、他の国の人たちと出会い、韓国語の勉強だけでなく、各国のお話や文化を韓国語の授業を通して学ぶこともでき、とても良い経験ができています。また、外国人の友達とは韓国語が共通語になるため、韓国語を話す機会がたくさんあって、楽しくて楽しくてたまりません。
 ですが、少し残念なことが、語学堂だからか韓国人の方たちとお話しする機会が全くありません。国際交流サークルにも参加したのですが、日本人の留学生の人たちがかなり参加しているので、日本語が飛び交っています。
 なかなか大学内で、韓国語で韓国の方たちと話しをするのが難しく、困っています。もう少し積極的に動いて韓国人の友達を作り、さらに韓国語の上達を目指したいと考えています。
 最後に、一緒に来た紅露さんですが、寮の部屋、授業の級も一緒で仲良く助け合いながら、過ごしています。これからもお互い良きライバルとして、勉強面でも、意識高めあいながら頑張りたいと思います。

 Space

紅露 雛乃・大邱大学

 韓国に到着して3週間、大邱大学に通って1週間が経って様々な経験をしています。私は海外に行くことが初めてだったのでわからないことも多く、たくさんあり不安でしたが、飛行機を降りて入国の際にいくつか質問をされたが簡単な単語で話してくれて聞き取ることもできました。
 ソウルから大邱までは自分たちだけでの移動だったので、ktxに乗ろうとしたのですが、すべてチケットが売り切れていたので、汽車とタクシーを乗り換えて大邱にむかうことに。寮につくと、大邱大学の職員さんが寮の案内してくれました。
 オリエンテーションまで、まだ日にちがあったので、市内に遊びに行ったり、大学の近くでご飯を食べたりした。3月2日には大邱大学で、日本人留学生だけが集められたオリエンテーションがあり、食堂や寮、図書館、ジムなど大邱大学についての説明がありました。
 3月6日は、筆記とスピーキングのテストがあり、それによって6段階のレベル分けをされ、私は3級から始めることになりました。1度授業を受けてみて、自分に合っていないと感じたらクラスを変えてもらうこともできます。
 午後からはサークルやクラブのブースがあったのでいろいろなブースを見て回りました、その中で、国際交流ができるサークルにも加入しました。そこではいろいろな国の人が所属していて、授業が終わったらみんなでゲームをしたり、一緒にご飯を食べたり、休みの日には遊びに行くこともあります。
 そこで先輩とご飯を食べながらいろいろな話をした。はじめは緊張したが、みんな日本が好きだと言ってくれて、知っている日本語で話してくれたり、日本に旅行した時のことなどを話してくださったり楽しい時間を過ごしました。
 3月8日は新入生歓迎会があり、キャンパス内にあるステージで在学生がダンス等を披露していた。そこに有名なkpоpアイドルや歌手もきていて、大邱大学の学生だけでなく近隣からも多くの人が集まってきていました。
 授業が始まってからは慣れないこともあり、多忙感の中で過ごしましたが、外国人の友達もできて、一緒にご飯を食べに行ったり、遊びに行ったりもしています。仲良くしている外国人の友達は半年前から留学に来ていて、わからないことや、おいしいお店や、有名な場所なども教えてくれます。
 語学堂に通っていると、なかなか韓国人と話す機会がなく、まだ韓国人の友達は少ないですが、大邱に住んでいる韓国人の友達に、スソンモという景色がきれいな場所にも連れて行ってもらいました。