北千里水辺コースを2回目まち歩き

 2018年5月20日(日)に、ゼミ3年生5人が吹田市北千里(水辺コース)において2回目のまち歩きを実施しました。1回目のまち歩きでは、吹田歴史文化まちづくり協会の吹田まち案内人の方(吹田市民でもある)にガイドとして学生たちと一緒に歩いていただきましたが、2回目の今回は1回目のまち歩きをふまえて、同じエリアで学生たちが考えたルートで彼らだけで歩き、発見したことや感じたことを報告します。

公園をめぐるまち歩きの楽しみ
 3年生 上田 綾子

 私たちは、吹田市の北千里水辺コースの2回目のまち歩きをしました。今回は、学生だけで行いました。地図で調べたところ近くに公園が多くあったので、私たちは公園に行くことにしました。最初に、千里中央公園に行きました。ここには、いろいろな広場があってとても広くて驚きました。芝生が広がっているところや噴水広場、滑り台など子供が遊べるところもあり、家族連れが多くみられました。また、展望台もありEXPOや太陽の塔も見えて、吹田のまち並みを眺めることができました。広場と違って落ち着いた雰囲気が感じられました。
 次に訪れた樫ノ木公園に行くまでは道路が広く、歩道にも木がたくさんあって緑が多かったです。長年に渡り市民の憩いの場として多様化するニーズに対応するため、宝くじ収益金を活用し、子どもや高齢者をはじめ誰もが安全で安心して利用できるように再整備したそうです。樫ノ木公園は、千里中央公園と違って広すぎず、カラフルな遊具がありました。公園の中央には公園名に由来する樫ノ木池があり、カシやクヌギ、アカマツなどの樹木が生い茂っていました。周りが全部木で囲まれていて、池周辺の木々があまり手入れされていないように見えました。
 最後に千里東町公園に行きました。遊具がある公園ではなく、自然に囲まれた広場という印象でした。公園の3分の1が竹林で覆われており、南西部には長谷池が広がっていて、毎年6月になるとハナショウブが開花するそうで、有料施設として3面のテニスコートがあります。私たちが行ったとき、カメラを持った人が池のところに集まっていました。不思議に思って見に行くと、そこにいた男性が撮った写真を見せてくれました。カワセミという鳥を撮っていたらしく、青くてとてもきれいでした。市街地にありながら豊かな自然を感じられる場所でした。駅も近く、行き来しやすいと思いました。
 今回のまち歩きは水辺コースというより公園巡りみたいになってしまいましたが、公園は遊具だけでなく広場があり、集合住宅が多くある中、そのような広々とした空間があるのが良いと思いました。北千里は、子供や家族連れ、お年寄りの方など年代問わずいろんな人が快適に過ごせる町だと感じました。また、自分たちで歩くことで、新しく発見することが多く、歩くこと自体も楽しめました。

2回目のまち歩きから見えてきたこと
 3年生 大橋 麻実

 5月20日に2回目の吹田まち歩きを行いました。前回歩いた際は、吹田まち案内人の方と一緒に歩きましたが、今回は自分たちだけで前回歩いた場所とは異なるルートを歩きました。
 はじめに古江台中学校の近くの千里中央公園に行きました。千里ニュータウンが建設され開設した公園で、長いすべり台や展望台、野外炊さん場所などがあり、とても広い公園です。休日ということもあり家族連れがとても多かったです。展望台からは六甲・箕面の山々などを見渡すことができます。また、ランニングやジョギングをしている大人の方たちもいて、近くに住む住民がたくさん訪れる場所であると感じました。
 次に行ったのは樫ノ木公園です。この公園も千里中央公園と同じで、千里ニュータウン建設時に開設されました。公園の中央には、公園名に由来する樫ノ木池があり、カシやクヌギ、アカマツなどの木が立ち並び、四季折々の景色を楽しむことができます。それほど大きい公園ではなかったですが、多くの親子が遊んでいました。

 最後に、千里東町公園へ行きましたが、ここでは多くの大人の方たちが池の前でカメラを持ってバードウォッチングをしていました。何を見ているのか不思議に思っていると、1人の男性がたった今撮影した写真をレンズ越しに見せてくださいました。それはカワセミと言う鳥で、私は初めて見ましたが、色がとても綺麗でした。この池は6月にアジサイやハナショウブが咲くそうで、その時期にはより多くの人が訪れる場所になるのではないかと感じました。
 3つの公園に行く途中の道で、前回も気になったカフェなどの立ち寄れる場所がないということに気づきました。住宅地なので家の周辺で遊ぶことが多いのかもしれませんが、カフェや地元ならではの店があれば、他地域からもっと人が来るようになるのではないかと感じました。もっとまち歩きを身近に感じてもらえるよう、まち全体で協力し、魅力を伝えていくことによって活気付くのではないかと思います。
 また前回行った藤白公園は、大きさに関わらず、ほとんど人がいない状態でした。しかし、今回行った場所は比較的人が多くにぎやかでした。この違いは何なのかということがもしかしたら地域の問題ではないかと感じました。
 千里ニュータウン自体は住んでいる人が多く、公園や学校などが近くにあり、住みやすいところであるとは思いますが、他地域からまち歩きにやって来る人たちに、もっとわかりやすいように道案内や説明の看板などを設置したり、休憩場所を作るなどして、多くの人に来てもらえる場所になると交流人口が増えるのではないかと考えました。

千里ニュータウンの公園
 3年生 薮内 拓真

 千里ニュータウンとは大阪府豊中市・吹田市に跨る千里丘陵にあるニュータウンです。 開発面積は約1,160ヘクタール、計画人口は150,000人です。千里ニュータウンは、日本初の大規模ニュータウン開発で、その後の各ニュータウン開発に大きな影響を与えました。
 前回私たちは、千里ニュータウンの水辺コース(阪急北千里駅→千里ニュータウンマンション群→ニュータウンの近隣センター→はぎのき公園→古江台小学校→水路際のメタセコイヤ→千里けやき通り→藤白公園→三色彩道→水遠地→大阪大学吹田キャンパス)という所要時間約2時間のコースを歩きました。そこで私たちは千里の公園に魅力を感じ、水辺のある公園をいくつか回りました。今回はJR北千里駅→大阪メトロ御堂筋線千里中央駅までにある千里中央公園、樫ノ木公園、千里東町公園へ行きました。
 千里中央公園は、園内にローラー滑り台や展望台、体育館などの施設があります。また駐車場や青少年団体向けの野外炊さんコーナーなどがあり、大勢の家族連れでにぎわっていました。この公園の魅力は長いローラーすべり台と展望台です。小さい子供たちが楽しそうに何度も行列に並びながら滑っているのがとても印象的でした。あまりにも楽しそうだったので私も滑りました。少しお尻が痛かったですが21歳の私でも楽しむことが出来ました。展望台からは吹田の町が一望できとてもきれいな景色を見ることができました。
 樫ノ木公園は、千里ニュータウンが建設された時に開設した公園です。公園の中央には、公園名に由来する樫ノ木池があり、カシやクヌギ、アカマツなどの樹木が茂り、四季折々の自然の姿を水面に落としています。公園の裏側には探検したくなるような森が広がっていました。またこの公園は宝くじの収益金を活用しユニバーサルデザイン化が進められているため、誰でも楽しむことができ、自然を感じることができる点が魅力だと思います。
 千里東町公園は、公園の3分の1竹林で覆われており毎年6月になるとハナショウブが開花する大きな池があるのが特徴です。ここの魅力は長谷池に咲いている花菖蒲などのきれいな花と野鳥が見られるところだと思います。大勢のご老人の方たちがカメラを持ちシャッターを切っていたのが印象的でした。
 同じ千里にある公園でもそれぞれに個性があり、とても魅力的で子供のころに行きたかったなと思いました。吹田には、北千里のように魅力的な子供の遊び場があり設備も充実している点が大阪で住みやすい街に選ばれている理由の一つではないかと思いました。

歩けば色とりどり
 3年生 井手 駿介

 5月20日に吹田で2回目のまち歩きを行いました。何か新しい発見があるのではないかと考え、前回とは違うコースを歩きました。今回、私たちだけで地図を持って歩いて感じたのは、大きな公園が近くにいくつもあることです。数ある公園の中でも、私たちは千里中央公園・樫の木公園・千里東町公園を歩きました。
 なぜなら、一歩道で周ることができそのまま駅に行けるので交通の便を考えて選びました。
 まず、千里中央公園には大きな空き地があり、そこで日曜日ということもあって家族連れが多く、フリスビーなどで遊んだり、ピクニックをしている人たちが多かったです。また、噴水広場があり水遊びをしている子供たちが多く、その日は暑かったのでとても気持ち良さそうでした。さらに、アスレチックやとても長いローラー滑り台があり、そこには滑りたい人の行列ができていました。川本君と薮内君も滑りに行き、とても楽しそうでした。最後に、太陽の塔などが見える展望台があり、そこから見る景色は自然の緑や色とりどりの住宅がとても素晴らしいと思いました。
 次に、樫の木公園に訪れました。樫の木公園は全体的に遊具やベンチがきれいで、とても使いやすそうな公園でした。なぜきれいだったのかを調べると子供や高齢者にとって安全に利用できるように、宝くじの収益金を活用し再整備したそうです。また、公園内には樫の木池と呼ばれる大きな池があり、公園のほとんどが池でした。池の水面に映る樹木の色がとてもきれいでした。
 最後に、千里東町公園に訪れました。千里東町公園は駅からも近くアクセスが簡単そうでした。公園内にテニスコートがあり、公園にあるのは珍しく感じました。この公園内にも池があり、水面には蓮の葉が浮かび噴水もあったので風がふくと涼しかったです。また、池の周りにカメラを持った人たちが大勢いたので、何をしているのだろうと思い聞いてみました。そこにはカワセミが飛んでおり、その方たちはカワセミの写真を撮りに来たらしく、こういう木陰があり、辺りがきれいな緑色の散歩道にはカメラを持った人たちがよく散歩しているのだなということが分かりました。
 今回歩いて感じたことは、私たちが訪れたような公園は観光名所にはならないものの、遊びに行くスポットとしてはこれからも十分人が集まるのではないかという点です。千里中央公園には無料の駐車場もあります。駅から少し離れてはいますが、車で行くことができるので、機会があれば、友達や家族と水遊びをしたり遊具で遊んだりしたいなと思いました。最近は、色鮮やかなものがあれば、「インスタ映え」などと言って人々が集まってきます。吹田市は、これから変化のある自然の色や建物の色を強調して表現すれば人が集まってくるのではないかと思いました。

北千里の公園を歩いてみて
 3年生 川本 策也

 私たちは5月20日(日)に2回目の吹田のまち歩きに行きました。前回のコースは南千里の千里ニュータウンプラザに行き、次に北千里駅に向かい、マンション群やニュータウンの近隣センター、はぎのき公園や古江台小学校を通り、水路ぎわのメタセコイヤを見て、千里けやき通りを歩き、藤白公園や三色彩道、水遠池を通って、大阪大学吹田キャンパスに行きました。今回は自分たちの選んだコースをまわりました。スタートは世界初の自動改札機設置された北千里の駅で、そこから千里中央公園に行き、樫木公園をまわり、千里東町公園に行きました。ここでは、2回目のまち歩きをして学んだことや感じたことをまとめます。
 初めに、千里中央公園を歩きました。千里中央公園は豊中・吹田両市にまたがる千里丘陵に、大阪府によって千里ニュータウンが建設され開設した公園で、昭和47年(1972年)4月に豊中市へ移管されました。公園内には、ローラー滑り台や体育館、展望台、青少年団体を対象にした野外炊さんコーナーなどがあります。また、人工のせせらぎがあり、桜が綺麗に見える場所もあり、体育館横には有料駐車場を併設していて、多機能トイレもあります。実際に歩いてみて、とにかく広く緑豊かで、歩いているだけで良い気分になりました。展望台からは太陽の塔まで見える絶景でした。遊具や施設も充実しているので、子供や大人まで楽しむことができ、とても良い場所だと感じました。
 次に、樫木公園を歩きました。樫木公園は千里中央公園と同じく、大阪府によって千里ニュータウンが建設され開設した公園でした。長年に渡り市民の憩いの場として親しまれてきましたが、多様化するニーズに対応するため、宝くじ収益金を活用し、子どもや高齢者をはじめ誰もが安全で安心して利用できるように再整備されました。子ども達の遊び・楽しみの要素である冒険心や挑戦心を満たすような遊具、健康の維持・体力の向上を目的とした健康遊具、利用ニーズの高いトイレ・ユニバーサルデザインの水飲みが新たに設置されました。
 最後に、千里東町公園も千里ニュータウンが建設され開設した公園で、昭和47年(1972年)4月に豊中市へ移管されました。植生の特長として公園の3分の1が竹林で覆われており、南西部には長谷池が広がり、毎年6月になるとハナショウブが開花します。また、有料施設として3面のテニスコートもあります。ここでは、長谷池の景色を写真に収めようと、多くの高齢者の方が集まっていました。
 3つの公園をまわってみて、吹田はやはり自然豊かで、子供心をくすぐる場所が多いと感じました。フットパスとして歩くには最適の場所で、公園内は子供向けや高齢者向けの遊具や施設も多く、北千里は幅広い年代が住みやすく、良いまちだと改めて感じました。

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