ゼミ3年生が吹田市内(南千里・緑地公園・神崎川コース)で2回目のまち歩き

 2017年6月から7月にかけて、塩路研究室の3年生が吹田市内で2回目のまち歩きを実施しました。今回は、3コースそれぞれのチームは、学生たちだけで自由に歩きました。学生たちが、それぞれのエリアやコースを歩いて、気づいた点や感じたことについて以下に報告します。

南千里のまち歩き
3年生 新田 里咲

 前回のまち歩きでは、私たちのチームは吹田歴史文化まちづくりセンター・浜屋敷からボランティアで来てくださった、藤井さんに南千里のまちを案内していただきました。駅からすぐ近くにある千里南公園や、その公園内に設置されている石碑、ヒメボタルが観測できる場所など、たくさんの魅力的な場所を歩きながら教えていただきました。そのときに学んだことを生かして今回は私たち学生だけで南千里に訪れました。
 まず初めに、前回藤井さんに少しだけ説明していただいた南千里駅直結のコミュニティプラザにて千里ニュータウン建設当時の展示を見ました。小さな展示場にはたくさんのパネルが飾られており、その当時のことがわかりやすく説明されていました。当時は団地と呼ばれる建物がたくさんあった南千里も今ではマンションが多く建設されていることもよくわかりました。歩いている途中には、団地が建ち並ぶ場所にも遭遇し、昔の名残りがある場所の存在に感心しました。また、千里キャンドルロードについても大きく展示されていました。これは千里ニュータウンまちびらき50年事業の一環として企画されたのが始まりでしたが、毎年度開催したいという地元の方々の声、そして地域の企業や団体、個人からの寄付によって2013年以降毎年開催されているそうです。展示会場には紙コップと色とりどりのペンが用意されており、誰もが気軽に自分特製のキャンドル入れを作ることができるようになっていました。このように、南千里は地域と人々とのつながりをとても大切にしているのだと思いました。

 その後、前回行けなかった場所に行ってみようということで、お笑い芸人麒麟の田村さんの小説『ホームレス中学生』で有名となった「まきふん公園」に行ってみました。その公園は阪急南千里駅から徒歩約30分の場所にあります。前回通った千里南公園は緑が多く、私たちはとても気に入ったので、そこから歩くルートにしました。天気がとてもよく、気温も適温だったので、千里南公園の並木道をみんなでのんびりと歩きました。
 今でこそ「まきふん公園」という名前で親しまれていますが、本当の名前は「山田西第二公園」というそうです。駅から公園への道中は住宅が連なっており、その住宅の大きさも南千里という場所を象徴していると私は感じました。前回、初めて南千里へ来たのですが、駅前は大きなマンションがたくさん建っており、少し歩くと今度は大きな住宅が目に入り、南千里は裕福な家庭が多いと聞いたので納得しました。「まきふん公園」の象徴である大きな滑り台は、田村さんが住んでいたころは茶色だったそうですが、現在は青に塗装されており、ところどころ色が剥げており、年月を感じました。このように、地元住民にしたしまれていた普通の公園が著名人によって観光地と化すことがわかりました。
 そのあと南千里駅へと戻り、近くにあるベーカリーショップ「サニーサイド」で名物カレーパンをいただきました。実は前回、藤井さんと南千里へ来たときも訪れたのですが、そのときに全員がここのカレーパンのファンになってしまい、もう一度食べたいということで再度訪れることにしました。前回はとても暑い日だったので中でいただいたのですが、今回はとても気持ちの良い天気だったので外のテーブルでいただきました。駅前ですが、目の前はマンションが建ち並んでいるので喧騒もなく、とてもゆっくりとした時間をみんなで過ごすことができました。

道の反対側から見た桃山台と服部緑地
3年生 畑田 麻奈

 私たちは、7月8日に2回目のまち歩きを行いました。1回目のまち歩きで歩いた道の反対側から新たな発見ができるように桃山台駅から歩き始めました。この日は、桃山台駅のコンビニエンスストアで買った冷たいペットボトルがすぐぬるくなるぐらいとても暑い日でした。
 桃山台駅の階段をあがると桃山公園があり、入るとすぐに自治体で管理された花壇が見えます。この花壇には、「〜ひらけひろがれ花の街すいた〜」というキャッチフレーズで、少しでも水やり、植替え、草ひきなどフラワーボランティアを募集している看板がたてられていました。花壇の横を歩き緩やかな階段がありました。そこは、木がたくさんありとても涼しく、階段をおりると屋根のある大きなベンチがありました。そこのベンチでは池が見渡せました。公園にランニングに来ている人もそのベンチに休憩で座っていました。
 1回目のまち歩きは公園内の池の側を歩きましたが、柵と草が生えているところを挟んで池だったので池の中をじっくりみることができませんでしたが、2回目のまち歩きでは反対側を歩いたので、池の中がよく見え、小魚や小さな亀が沢山泳いでいる様子がわかりました。その池では釣りは禁止されていますが、釣りをしている人もいました。

 公園を抜け、1回目のまち歩きは歩道橋を渡り道の反対側を歩きましたが、2回目の今回は反対側にはいかず、公園に沿って歩きました。歩き始めると飲食店やガソリンスタンドがありました。私は、吹田に住んでいますが、私が小さい頃に御堂筋線沿いにあった飲食店などはつぶれており、唯一残っているのは、不二家だけでした。御堂筋線沿いを下っていき、横断歩道を渡り緑地公園を目指し歩いていると、ペットショップが三軒もありました。ここまで歩いてきてたまった疲れは、動物たちを見ることで癒されるのではないかと思いました。
 緑地公園に入ると、日曜日ということもあり高校生が部活で緑地公園の坂を使ってトレーニングをしていたが印象深いです。歩き続けると、乗馬ができるところが柵越しに見えました。1回目の時は橋などなかったのですが、逆の道を歩くことによって「小鹿橋」という橋が見えました。「小鹿橋」は小さいですが、橋からの眺めはとてもよかったです。
 今回の調査では、桃山台駅から緑地公園駅を前回と逆の方向から見て歩きました。御堂筋線沿いは、やはり車の交通量が多いことからガソリンスタンドや飲食店があり車で来るほうが便利だと思っていました。しかし、その反面、桃山公園、緑地公園などはたくさん自然を感じることができ、涼しく歩くのにはとても良い環境だと感じました。

神崎川周辺まち歩き
3年生 山下 和樹

 6月7日(土曜日)、私たちは吹田市神崎川周辺で2度目のまち歩き調査を行いました。1回目のまち歩き調査では、神崎川沿いをひたすら歩き、地下に遊水貯水池がある江の木公園や、スポーツから文化やグルメまでが楽しめるアメニティ江坂、ドーナツの工程や手作り体験、掃除の文化を知ることができるダスキンミュージアムなどがあり充実したまち歩きでした。
 今回は、江坂駅寄りの地域を中心に調査をしました。この街は、住みやすく利便性に富んだ街であることが感じられました。東急ハンズなどショッピングはもちろん、緑の多い公園や、少し歩けば歴史情緒あふれる街並みも見られました。まず、訪れたところは、江坂駅のすぐ東に位置する癒しスポットとして有名な江坂公園です。この江坂公園の敷地内には、江坂図書館、花とみどりの情報センター、市民サービスコーナーなどもあり、思わず立ち寄りたくなる場所でした。この公園には、大型のアスレチックのような木製遊具もありました。木製遊具は丁度木陰になっており、子ども達も遊びやすい環境にありました。また暑くなれば涼しい図書館に避難するのもいいでしょう。また雨水利用など環境保全にも配慮した都市型公園でした。散歩専用のコースもあり、子どもから大人まで楽しめるコースでした。少し歩くと、カフェ「エイト」という店があり、そこはとても開放的で清潔感あふれる店でした。カウンターにテーブル、ソファと様々な席があり、お洒落で、モーニングやランチ、休憩場所としてもいろいろな楽しみ方ができると思います。

 街の通行人を見ていると、割と年齢層が高い人が多く、若者が少ないように感じました。これは、例えばカフェなども雰囲気も良いしお洒落だが、大人向けで値段が高めなので、若者からしてみると少し立ち寄りにくいのかもしれません。そのため、もっと若者にも来てもらえるようなリーズナブルな価格に設定すると、その店に立ち寄る人の年齢層も幅広くなるのではないかと感じました。神崎川も歴史ある川で眺めも良く、まち歩きとしては丁度良いコースでした。また緑豊かな公園での休憩、ランチや一息休憩のためのカフェなどをまち歩きコースの立ち寄り場所として設けると、さらに1日充実できるコースになるのではないかと感じました。

江坂の街並み
3年生 岡本 和哉

 前回は神崎川を中心に歩いたコースでした。しかし、今回自分たちが歩こうと考えたコースはその方向とは逆のコースです。このコースを歩く前に前回行かなかったダスキンミュージアムに行きました。掃除用品がたくさん置いてあり昔から現代までの掃除の歴史を網羅していました。それだけでなく掃除のポイントが問題形式で出題されており楽しみながら知識を得ることが可能でした。掃除の歴史を知りたいという人には好都合だと感じました。
 逆のコースを歩き始めましたが、神崎川の方向よりも高いビルが多く、人も多いのでしばらく都会の街並みが広がっていました。少し歩くと江坂公園に着きました。この公園は規模が大きく、ボルタリングや大きな遊具が多く土曜日ということもあり、たくさんの人がいました。ほとんどが子連れの親子だったのですが、中には散歩している老夫婦も見られました。公園の中にはたくさんの人が利用することができる図書館や、綺麗な花や植物がたくさんあるインナーガーデンもありました。自然に溢れているだけではなく公共機関としても成り立っておりコースには最適だと感じました。

 公園から出て少し歩くと喫茶店が見えてきました。外観から見てもお洒落な雰囲気が出ていました。価格帯もリーズナブルで歩いて疲れた体を休めるために休憩場所として利用することもできます。そこから少し歩けば喫茶店がもう1店舗あります。こちらも外装が綺麗でした。興味がある店を選べるという点では近くに複数の喫茶店があることは歩く上では良い条件のように思いました。ここまで来ると人通りが少なくなってきて自然を純粋に楽しむことができました。中学校の近くを通り、野球部が練習しているのを見て昔を懐かしむこともできました。中学校の近くを歩いていると広芝公園が見えてきました。この公園は小さく、遊具がたくさんあるということもないのですが、小さな子供たちと親が多く、優しさで溢れていて落ち着く公園でした。無邪気に公園で遊んでいた子供の頃の自分を思い出し、ここでも懐かしい気持ちになりました。この公園で休憩をとり、ブランコや滑り台で遊んでみるというのも悪くないと感じました。最後に糸田川の沿いを通り江坂駅に戻りました。
 神崎川を歩いた時と比較してみると神崎川コースは名前の通り神崎川をひたすらと歩くので自然がメインになっていて喫茶店などの休憩できるお店も少なく、建物も工場ばかりで年齢層が高くなってしまうコースになっています。逆に今回自分たちが歩いたコースは都会から始まり大きな公園、お洒落な喫茶店などがあるので若者向けのコースだと感じました。どちらにも良いところがあり、江坂は良い街だと実感した1日になりました。

塩路ゼミ「吹田市でフットパスとまちづくり活動」