インフルエンザの予防について

インフルエンザについて

いよいよインフルエンザの流行シーズンに入りました。
インフルエンザに罹患しないよう各自で十分な対策を行うと共に、周りの方にも感染させることのないよう、全員で予防に努めることが必要となります。
ついては、インフルエンザを理解し、それを予防する有効な方法として下記事項を参考にして頂き、各自で予防にお努めください。

インフルエンザの症状と注意点

インフルエンザは風邪とよく似ていますが、普通の風邪と比べて症状が激しく、感染力が非常に強いという特徴があります。風邪は、のどの痛みや鼻水、せきなどの症状が中心で、発熱しても38℃以下の場合がほとんどです。一方、インフルエンザは多くの場合38℃以上の高熱が出ると同時に、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く現れます。これらの激しい症状は通常3日間ほど続き、その後は徐々に治まっていきます。
☆早めに予防をおこない、次のことを心がけましょう☆
・室内の環境(換気・室温18〜20℃・湿度70%と少し高め、また加湿器を使って積極的に湿った空気をのどに送り込むと効果的)を整え、こまめにうがい・手洗いをしましょう。
・人混みは避けましょう。
・「風邪だろう」「大丈夫だろう」などと自己判断をしたり、むやみに市販薬を飲んだりせず、早めに医療機関を受診しましょう。
*他の学生への感染予防のためにも、マスクを着用してください。
自分の身体を守るだけでなく、他の人にインフルエンザをうつさないことにも注意しましょう。

インフルエンザに罹ったとき

学校保健法で、出席停止の期間の基準を「解熱した後2日を経過するまで」と定められています。また、インフルエンザに感染すると発症から3〜5日はウイルスを体外に排出すると言われています。
よって、登校については医師の指示に従ってください。
【授業の欠席について】
 医師の診断書もしくは登校許可書を、教務課へ提出すると欠席届が発行されます。欠席届はあくまでも授業を欠席したことを届け出るだけであって、その扱いは科目担当者の判断にまかされています(本学では公欠制度をとっていません)。診断書に記載されている日時が、授業を欠席した日時に一致していないものは受付けられません。
【試験について】
 医師の診断書もしくは登校許可書を、教務課へ提出すると追試験を受験することができます。診断書に記載されている日時が、試験日時に一致していないものは受付けられません。
(注意)診断書には、安静加療に要した日数も記載してもらいましょう。

インフルエンザの予防に有効な方法について
(厚生労働省HP インフルエンザQ&Aより)

飛沫感染対策としての咳エチケット

インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
したがって、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。しかし、特に家族や職場の同僚等の関係にあって、日常的に一緒にいる機会が多い者同士での飛沫感染を防ぐことは難しいです。
また、インフルエンザウイルスに感染した場合、感染者全員が高熱や急性呼吸器症状を呈してインフルエンザと診断されるわけではありません。
たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。
したがって、インフルエンザの飛沫感染対策としては、
  1. 普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
  2. 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと
  3. 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと等を守ることを心がけてください。
飛沫感染対策ではマスクは重要です。特に感染者がマスクをする方が、感染の拡散を抑える効果は高いと言われています。
使用したマスクにはウイルスが付着している可能性が高いので、取り扱いに十分気をつけましょう。

外出後の手洗い等

流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。
インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いですから、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。

適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度 (50〜60%)を保つことも効果的です。

十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。ただし、人混みに入る時間は極力短くしましょう。

阪南大学学生健康保険互助会(けんぽ)より

(1)外から帰ったら手洗い・うがい&洗顔
手洗い・うがいは毎日しているという方も、洗顔まではあまりされていないかもしれませんね。じつはインフルエンザウィルスは顔などにもついている場合があるので、手洗い・うがいとあわせて顔も洗うとさらに効果が上がります。
お茶でうがいをしてみるのも良い。お茶に含まれる「カテキン」にはウィルスの繁殖を抑える働きがあるので、インフルエンザ予防に効果があるのだそうです。
カテキンが含まれているお茶なら、緑茶だけでなく紅茶・ほうじ茶・ウーロン茶などでもよく、出がらしでも充分効果があるそうです。ミルクや砂糖の糖分が入っていると効果が落ちてしまうので、何も入れていないお茶がよさそうです。

(2)栄養と休養を充分にとって体力を保つ
疲れがたまっているときや睡眠不足が続いているときは、インフルエンザウィルスに感染しやすい状態になっています。感染すると重症化する可能性も高くなりますから、栄養のあるものを食べて、早寝早起きで充分な睡眠をとって、体力を保つことは、インフルエンザを予防する上でとても大切です。

(3)適度な温度、湿度を保つ
インフルエンザウィルスは乾燥した状態で活発に活動するからです。

(4)マスクをつける
冬中ずっと外出しないで家の中に閉じこもっているわけにはいかないですよね。インフルエンザは、インフルエンザにかかっている人の咳・くしゃみ・つばなどと一緒に放出されたウィルスを吸い込むことで感染します。マスクをつけることで、ウィルスを吸い込むことを防ぐことができます。また、インフルエンザにかかった人がマスクをつけることで、他人に感染させることも防ぐ効果があります。これって、大人のエチケットですよね。

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