沖縄の名桜大学に国内留学に行った学生が今年もレポートを書いてくれました。阪南大学では学べない講義を聞いたり、世界各国の留学生と寮で共に生活して楽しんできたようです。学生たちは、普段とは違う場所で学ぶことで、視野が広くなって帰ってきました。世界各国のお友達との交友関係は現在も続いています。これを機にぜひ世界に羽ばたいていって欲しいと思います。
国際観光学部 教員 渡辺和之

参加した受講生の報告

沖縄の観光業や留学生との出会い
 国際観光学部2年 中谷 真唯

 私は、2023年4月から8月までの前期の間、沖縄県名護市にある名桜大学に国内留学をしました。私が名桜大学への国内留学を希望した理由は2つあります。
 1つ目は、沖縄県の観光業をもっと勉強したいと考えたからです。沖縄県は観光客数が全国5位という高い順位を誇っており、観光業が非常に発展しています。沖縄県には美しい海(写真1)や、沖縄そば(写真2)などの観光地や食べ物が数多くあります。1回生の時に観光についても学びましたが、軽くではなく専門的に勉強したいと思っておりました。私は観光学のなかでも、特に観光マーケティングや集客アプローチなどの分野に関心を持っており、名桜大学に行けば大阪府とは異なった沖縄県ならではマーケティング・集客の方法が学べるのではないかと考えたのです。実際に留学し、沖縄県内の「観光消費」や「地際効果」、「観光地における観光事業の特徴」など、沖縄県にしかできない観光マーケティングや集客アプローチを聞いた際には非常に驚いたことを覚えています。また、観光行動の観光者の心理的な起点や観光動機、観光行動に関する特性、情報探索などを幅広く学ぶことができました。また、名桜大学の先生はとてもフレンドリーで、休み時間に気軽に話してくれる先生が多かったです。学生の相談事を自分の事のように親身になって話を聞いてくれるいい先生方が多いと感じました。
 2つ目は、海外に友達を作ることができるからです。私は以前海外旅行に行き、海外の雰囲気が好きになりました。名桜大学には留学生がたくさん在籍していると先輩から聞き、絶対現地で海外の友達を作りたいと考えたからです。実際、名桜大学に到着した次の日に隣の部屋に挨拶に行くと韓国人の子が出てきて、その日のうちに各国の友達を紹介してくれて、海外の友達がたくさんできました(写真3)。友達になった韓国人、中国人、ベトナム人、日本人の友達でご飯を食べに行ったこともありました。その際には、食べ方や文化の違いも感じました。たとえば中国人の留学生が料理を作ってくれた時には火鍋が出てきてびっくりしました。少し薬みたいな味がしたけど、おいしかったです。また、考え方もみんな違い非常に面白かったです。私がネガティブに考えることを友達は全てポジティブに考えます。そのため、私もポジティブに考えることができるようになって、成長したなと実感します。たくさんの友達ができ、別れる時には一緒に泣いたり、お見送りに来てくれたりもしました。韓国の友達が帰国し、少し時間が経ってから私が韓国に行き、遊んだりしました(写真4)。20歳になってとても親しくする友達はなかなかできないと思います。しかし、それがかない、世界の現状や文化をいろいろ知ることができました。
 私は本当に国内留学をして正解だったと考えます。なかなかできない経験を国内留学ですることができ、海外の友達を作ることができました。私は、留学生との関わりをもったことで、これからさらに海外に行く回数も増え、現地の観光マーケティング、集客アプローチ方法を学んでみたいと考えるようになりました。国内留学での学びや人との出会いで、自分自身を成長させることができました。今後も観光と友達との出会いに感謝し、この経験をきっかけに、次のステップに進もうと思います。
  • 写真1 美ら海水族館周辺の海(撮影:2023年5月)

  • 写真2 よく食べに行った幸っちゃんそば(撮影:2023年6月)

  • 写真3 一番仲良くなった韓国人の友達(撮影:2023年6月)

  • 写真4 ソウルの街を展望できる駱山公園(撮影:2023年9月)