経営情報学部の「マルチメディア入門」(1年次配当科目 7クラス)は、マルチメディア技術の基本およびそれらとビジネスとの関係を学ぶ科目ですが、最大の特徴は、課題発表会です。これは、それまでにこの授業で学んだ画像編集の技術、PowerPointの使い方を含むプレゼンテーションの技法、著作権や肖像権の知識などを総合して発表する場です。

受講生全員が発表

 「マルチメディア入門」では、グループで取り組んで代表が発表するのではなく、受講生全員が個別に発表を行います。自らの主張や調べた結果を、制限時間内に見知らぬ相手に伝えることは、ビジネスパーソンとしての基礎能力となります。

著作権や肖像権の知識を発表を通じて体得

 「マルチメディア入門」では、情報発信にあたって他者の権利を尊重するために行うべきことを、課題発表を通じて実践的に学びます。受講生達は、画像やデータの出典を示したり、公表許可を得ていない友人の顔写真を画像編集でぼかしたりすることなどが求められます。

緊張の発表会

 ほとんどの受講生は個人でプレゼンテーションを行うのは初めてで、緊張の中、発表が行われます。受講生達は、タイムキーパーが容赦なく鳴らすベルの音に追い立てられながら、思い思いのテーマで発表を行います。時折、担当教員からアイコンタクトを意識するよう指導されたり、スライド構成のアドバイスを受けたりしながらの発表です。

受講生の感想

 受講生からは、次のような感想がよせられています。
「みんなよく調べていると思いました」(1年男子)
「何回も練習して、ちゃんとアイコンタクトも取ろうと思ったのに、いざ前に出ると頭が真っ白で、何言うのか忘れたりして、ちょっと後悔しました。皆、うまく発表していて、すごいと思った。」(1年女子)

文責:濱道生(科目主担)