阪南大学経済学部では、「キャリアアップ」枠並びに「リーダーシップ」枠という学部独自の給付制奨学金制度(2・3・4年次生各5名、1名につき年間給付額40万円)を用意して、学生の成長をサポートしています。
 「キャリアアップ」枠は、公務・金融・国際という三つのキャリア分野を設け、学業成績が優良で主体的に進路目標の実現をめざして資格取得等に励んでいる学生に給付される奨学金です。
 「リーダーシップ」枠は、学業成績が優良で経済学部や大学が主催する行事等の企画・運営で中心的な役割を果たした学生に給付される奨学金です。
 今回は、2020年度「リーダーシップ」枠奨学生である中島千尋さん(3年生)、東岡右規さん(3年生)、東田寛太さん(3年生)の活動成果を紹介します。

経済学部3年生 中島千尋さん

 今回、リーダーシップ枠で学部奨学金を頂きました。私は日本学生支援機構の第二種奨学金を受けておりますが、それに加えて、昨年度に引き続き経済学部奨学金を給付していただき、経済的な面で支えていただきました。今年は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響でアルバイト先が時短営業することとなり、学費面に関して不安がありましたが、学部奨学金を給付していただいたおかげで勉学はもちろん、オンラインでの様々な活動に充てる時間も確保することができました。
 今年は新型コロナウイルスの影響で授業がオンライン化され、さらには外出自粛により、家にいる時間をより長く確保することができました。そんな中で私は主に2つのことについて取り組みました。
 1つめはwebでのオープンキャンパススタッフとしての活動です。例年は大学でオープンキャンパスが開かれ、大学に来られた高校生や保護者の方に対面形式で経済学部の概要やゼミ活動について説明していましたが、今年のオープンキャンパスは感染症拡大防止の観点からwebでの開催となりました。私は8月9日に開催されたwebオープンキャンパスにスタッフとして参加させていただき、宮城県にお住いの高校生の方と、経済学部の細川准教授と3人で対談しました。初めは画面上でも会話がスムーズにできるかなど心配な部分がありましたが、顔が見えることで意思疎通ができていることを確認できたことと、自分の体験談を交えるなどいつも以上にわかりやすく説明することを心がけたことで、web上でも対面方式の時と変わらずに対話することができました。初めは心配な部分もありましたが大変貴重な経験であったと考えています。
 そして、2つめは宅地建物取引士の資格取得に向けて勉強に励みました。私は将来不動産の賃貸や売買取引をする仕事に就きたいと考えているのですが、今回の自粛期間中に勉強に費やす時間を確保することができたので取り組むことにしました。宅地建物取引士の資格は難易度が高く、実務経験がないと中々イメージしづらい部分も多くありましたが、市販の参考書の他にオンライン上のデジタル教材も駆使しながら4月から試験の10月まで勉強を継続しました。結果は思うようにいきませんでしたが、諦めず来年の試験に向けてコツコツと勉強を継続させています。
 このように、webオープンキャンパスで貴重な経験を得られたことや、勉強時間を確保できたことは、全て経済学部奨学金を頂けたことで実現できたことだと実感しております。これからも経済学部奨学生として様々なことに取り組み、学生生活をより実りのあるものにしたいと考えています。

経済学部3年生 東岡右規さん

 今年から初めてリーダーシップ枠で学部奨学金を給付していただきました。経済学部からこのような形でご支援いただきアルバイトの時間を大きく減らすことができ、勉学はもちろん学内の活動に時間を活用し、それぞれに打ち込むことが出来ました。日本学生支援機構の奨学金と併用することで経済的な面での負担が軽減されました。
 今年は新型コロナウイルスの影響も有り、自分たちが過去に行った活動とは違ったことも多く、様々なところでつまずくことがありました。特に、毎年行っていた対面での活動ができなくなり、一部がリモートでの実施になったことが大きく、対面との差に戸惑いました。しかし、例年とは違う活動の中でもできる限りのことをし、新しいことにも挑戦できました。今年は特に、今まで使っていなかったリモートでの柔軟な対応が求められることが非常に多かったと感じました。その中で経済学部学生企画委員会(HEP)も活動や方針に不安な時期もあり、2020年度はめまぐるしい年だったと実感しています。
 私の参加している組織「経済学部学生企画委員会(HEP)」は学生が主軸となり経済学部を盛り上げるための活動を行っています。今年は、そのHEPを運営していく主要メンバーとして「事務局長」の役職に就き、活動を行いました。組織の運営にあたっては、今まで見てきた先輩たちの思いや経験をしっかりつないでいくことと、組織全体のスキルアップを目標に、1年間務めました。オープンキャンパスでは事前に予約いただいた高校生と個別でのリモート相談会、新入生オリエンテーションではオンラインでの1回生との交流会を行いました。また、阪南大高では対面による模擬講義の補佐を行いました。さらに、2020年度はコロナの影響で活動が制限されたことや、1回生からの要望もあり、「1回生と先輩との交流会」や「スポーツイベント」の企画運営も行いました。
 1年間を振り返ってみても活動量はあまり多くありませんでしたが、平常であれば活動が少ない秋・冬頃での活動が今年は増え、そういった意味では新しいHEPを見つけられた気がしました。一方、今年は出来なかった活動も多くあり、来年度以降組織として上手く機能していくのか不安もあります。事務局長の立場を退いてからも、できる限り組織やメンバーのサポートをして関わっていきたいと思います。また、2020年度はコロナによる激変の年でもありました。行動が制限される中で、対応力や判断力といった力が試される年でもあったように感じています。過去の経験を完全に活かせなかった事は残念でしたが、残り1年は今年度の経験も生かして、HEPの活動に貢献していけたらと強く思っています。

経済学部3年生 東田寛太さん

 このたび学部奨学金をいただきました、経済学部経済学科3回生の東田寛太です。この学部奨学金をいただけたことで、新型コロナウイルスの中でも、学業や学内の活動とアルバイトにバランス良く取り組むことが出来ました。
 学内の活動内容は、経済学部学生企画委員会という組織で一年間、委員長として活動していました。本来であればオープンキャンパスの経済学部ブースでの活動や新入生オリエンテーション、新入生スポーツイベント、フリーマーケットなど様々な経済学部のイベントの企画や運営をする予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で満足にイベントを開催することができず、悔しい日々を送りました。しかし、私たちはその中で出来る範囲内で経済学部の為に出来る事を模索しました。そこで、新型コロナウイルスの中で大学生活に不安や疑問を抱いている新入生に向けたイベントを企画しました。
 最初のイベント内容は、9月にオンラインで開催された経済学部新入生オリエンテーションの際に、学生企画委員会による質問コーナーを設けさせていただき、新入生の質問に私たちが答えるというものです。その中で、新入生が新型コロナウイルスの影響で、大学生活に対して不安を抱いている様子を知ることが出来ました。そこで、新入生をサポートする企画を考えました。大学入門演習で告知していただき、昼休みや放課後の時間を使って、経済学部生であれば誰でも自由に参加できる質問ブースをTeamsに設けました。そこでは、授業での悩みやゼミの選考に対する不安、友達をつくりたいなどの悩みに対して、私たち上級生が受け答えをしました。現在では、経済学部学生企画委員会に興味を持ってくれた新入生も仲間に加え、さらに多くの新入生の助けになれればと考えています。
 他にも、11月に学内だけでなく学外の活動にも経済学部代表として参加しました。活動内容は、学生企画委員会として新たな試みである、阪南大学高等学校で開催されるプレゼン大会で使用するパワーポイントの作成を補助するというものです。高校生には、初めての体験であり何から始めていいか分からない状況でした。そこで、私たち大学生が作成手順や情報収集のヒントを与えると、次々とアイデアが飛び交い楽しそうにパワーポイントを作成していました。この体験では、答えを全て教えるのではなく、アイデアをひきだすためのヒントを与える難しさを知りました。
 今年度、新型コロナウイルスの影響があり、臨機応変な対応が求められた中で委員長を務めたことにより、責任のある立場で団体をまとめる難しさを学びました。私は、学部奨学金をいただけたことで、アルバイトの時間を減らし、学内の活動や新たな試みである学外の活動に時間を割くことが出来ました。その為に、この様な貴重な経験をすることが出来ました。学部奨学金には、とても感謝しています。来年度もこの経験を活かし経済学部に貢献していければと考えています。