国際コミュニケーション学部の学生が日本大学英語模擬国連に参加しました

  • 京都外国語大学にて行われた日本大学英語模擬国連(JUEMUN)

使用言語はすべて英語

 2016年6月24日(金)〜26日(日)に、第七回日本大学英語模擬国連(JUEMUN: Japan University English Model United Nations)が開催されました。350人の学生は今回のテーマ “QUALITY OF LIFE FOR ALL”について熱く議論しました。
 国際コミュニケーション学部からは、学生12名(1回生1名、2回生4名、3回生5名、4回生2名)がJUEMUN 2016に参加し、大健闘しました。
※この活動は、学部教育研究活動助成制度(阪南大学学会)の補助を受けています。
 今年度、英語模擬国連に参加した学生たちは、事前学習にも積極的に参加して協力的に準備をすすめ、本番3日間も互いを励ましながら自分たちの仕事を全うすることができました。彼らの努力もあり、英語模擬国連もまた成功裏に終わりました。また、英語模擬国連に参加することによって国コミの学生が多くのことを学んだことも忘れてはなりません。まず、国連組織について学び、世界各国の時事問題、英語による高度なコミュニケーションスキルを学びました。このような学習体験は大変ユニークなものであり、21世紀に必要なスキル、具体的には外国人と共に働き、「リアルワールド」に必要な知識やスキルを磨くことができるのです。
 また、今年度、国際コミュニケーション学部の学生は新しいことにチャレンジし、英語模擬国連において多大なる貢献を果たしました。2人が会議室議長、1人が時事漫画家を務めたのです。彼らのチャレンジ精神と語模擬国連で貪欲に学ぶという姿勢は非常に強いものでした。

英語版模擬国連に参加する学生は何を学ぶのか?

 学生は、まず、国連についての一般的なリサーチ方法および国連の役目について学びます。また、特定の国やトピックについて詳しく調べ、調査結果を文章にまとめることで、英語でのリサーチ、リーディング、ライティングスキルを向上させることができます。学生は特定の地域でのエキスパートになり、その国の代表としてロールプレイを行い、その国に共感することを学び、異文化を背景に持つ人々をより深く理解することができます。
 模擬国連での主な活動はスピーチです。各委員会で解決方法の草案を作成(特定の問題に対する提案書を作成)し、学生はその解決策を聞いて考え、投票を行います。その後、再びロールプレイを行い、代表する国のニーズを元に決定を行うのです。
 模擬国連を通して、学生は世界と自分自身について深く学び、また、チームワーク、ディベート・交渉技術、公での発言力、ライティング、リサーチ技術をも習得できます。自分の考えや行動が世界を動かすことができること、力を合わせて住みよい世界を作れることを学ぶのです。

JUEMUN 2016アジェンダ
“Fostering a Culture of Peace”

Meeting Room 1: Ensure the protection and care of refugee children
Meeting Room 2: Ensure healthy lives and promote well-being for all at all ages

Meeting Room 3: Ensure inclusive and equitable quality education and life-long learning opportunities for all
Meeting Room 4: Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable
Meeting Room 5: Lego Serious Play Room

Mark Sheehan教授からの感想

This is the third time that Hannan University has participated in JUEMUN. Each year our students grow and take on new challenges at the event. This year, two students were Meeting Room Chairs. They were responsible for managing Meeting Room 4. The agenda for the room was: Make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable. Being a Meeting Room Chair is an important leadership position. I am proud of the great work our students did to manage a room of over 60 delegates, learn the rules of procedure, and support delegates in their work. One other student was an editorial cartoonist and did an excellent job of documenting JUEMUN events in a creative and unique way. She made a great contribution to JUMEUN Journalism. Finally, our students who took on roles as country delegates did an excellent job in their committees and groups to discuss important matters related to education and sustainable cities. I am proud of the Hannan JUEMUN team, and I look forward to supporting our brave and hard-working students in other challenges in the future.

参加者からの感想

国際コミュニケーション学部3回生

I've participated in Model United Nations several times but this time it was the very first time to take part in as a Meeting Room Chair. We expected there would be many problems occurring in those 3 days; however, there were unexpectedly more than we conjectured. In general, delegates work hard on coming up with good solutions to make the world a better place. They do research on their topic and are aligned with other nations to meet the consensus. They have to accomplish Sustainable Development Goals. We, the Meeting Room Chairs, should be conscious of three things: to stay on the conference's schedule; to keep our eyes on delegates' attitude; and to motivate and encourage the students who are leaning back. Even though there are some online guides all the participants must read, JUEMUN is still way too complex for the first time students to comprehend. I remember the moment other students helped me with interpreting all the things as procedure when I got procedurally lost two years ago. My goals in that conference were to successfully finish the last voting processes, to support delegates, and to have our meeting room as a comfortable place to achieve good results. I'm strongly believing I did a good job as a chair. I'm really happy to have these challenging learning opportunities. Next year, I'd like to play other roles at JEUMUN as well. Thank you so much.

国際コミュニケーション学部3回生

私は6月24日から26日の3日間にわたって行われた英語模擬国連(Japan University English Model United Nation)にチュニジア代表として参加しました。模擬国連が始まる前からその代表する国についての資料集めたり、スピーチの練習をしたりと準備を重ねていましたが、初めて参加するという事もあり当日まですごく緊張していました。模擬国連が始まり、自分の代表する国の状況を他の国の代表者と共有しあいながら、1つのトピックについての解決策を練っていくのはとても大変なものでした。3日間ディベートを何回も繰り返し、最後に解決策を書いた報告書を議長に提出し、他の国の代表者からも賛成を得て、採用された時の達成感は計り知れないものでした。この3日間で自国の問題だけではなく、他国が抱えている問題をも考慮しながら、なるべく双方にとって良い解決策を見つけ、提案しあうという、違った観点から物事を考えていく事の大切さを学びました。この模擬国連に参加出来たことは、私にとって良い経験となりました。模擬国連に誘ってくださり、資料集めなどお手伝いしてくださったシーハン先生、またサポートしてくれたゼミのCHO先生に感謝の気持ちでいっぱいです。来年も参加できるように、もっと英語力をあげれるように頑張りたいです。

国際コミュニケーション学部2回生

Cartoonistの仕事に興味があり参加しました。
自分の特技を活かしながら英語を学べるなんて最高じゃないかと思ってましたが予想外に大変でした。Cartoonistの仕事は担当のMeeting roomを観察し描写する事ですが、自分はMeetingの勢いについて行けませんでした。ただ漠然と様子を描くのではなくDelegateが話し合う内容を正しく理解しないといけない訳です。自分の聴き取り能力の低さを痛感しました。終わった今でも非常に悔しいです。また1日ごとに1枚作品を仕上げなければならず、時間以内にいかに事細かく描写できるか、満足のいく作品が描けるのか…。非常に苦しみました。結局予定よりも時間が足りず多くの妥協を強いられた時は悔しさでいっぱいでした。しかし仕事にはやり甲斐もあり、楽しく活動できました。英語のスキルアップは勿論、イラストでの表現力・魅せ方も研究し、次回は挑みたいと思います。

国際コミュニケーション学部2回生

今年初めて模擬国連(JUEMUN)に参加したのですが、ほかの参加者のレベルが高すぎてついていけるかとても不安でした。しかし周りの参加者やChairの人、Sheehan先生の助けもあり何とか乗り越えることができました。初日は周りの人たちが話している英語が早すぎて聞き取れなかったのですが、慣れてくると会話に参加できたり自分の持っている意見も言えるようになり、少しだけ自信もついた気がします。最初Sheehan先生の授業で模擬国連の話があったときに参加するか迷っていたのですが、もっと早くに参加表明し早くからリサーチし始めたらよかったと後悔しています。来年はもっと充実した3日間にしたいので基礎的な英語力を向上させ、English Spaceなどでもっと英会話の練習をしようと思いました。

国際コミュニケーション学部1回生

今回、初めて模擬国連に参加しました。
現場では本当に英語だけが使われ、話すだけではなく、議長や会議のメンバーが話していることをしっかり聞き取っていくことや、たくさんの英語の情報から自分に必要なものを見つけていくことが必要とされました。
そういう部分が自分には不足していると気付くことができたし、一人だけ1回生ということもあり緊張していましたが、先輩たちの励ましやアドバイスのおかげで、しっかり最後まで楽しんで頑張れたと思います。他の大学の人たちとの交友も多くあり、たくさんの刺激を受けることができたり、良い友達を作ることができたりしました。本当に貴重な3日間だったと思います。ありがとうございました!

当日の様子

  • 会議室議長にチャレンジ

  • JUEMUN Journalism Editorial Cartoonist(風刺画,時事漫画)にチャレンジ