2017.5.31

流通学部プレゼミまつばらWalkの報告(幸南食糧株式会社)

流通学部プレゼミまつばらWalkの報告(幸南食糧株式会社)

 流通学部プレゼミの月曜クラス(神澤ゼミ、杉田ゼミ)および水曜クラス(仲上ゼミ、西口ゼミ)は米卸の幸南食糧株式会社を訪問し、フィールドリサーチを行いました。
 今回のフィールドリサーチの目的は、①幸南食糧が扱う米という商品がどのような経路でどこから仕入れられて、どこに販売されていくのか調べること、②幸南食糧がお米の鮮度を落とさないように商品を保存している秘密について調べること、③お米の新しい価値や使い方を提案することで様々な新製品を開発してきた幸南食糧のエピソードについて教えてもらうこと、の3つです。
 一行は最初にギフト用製品を梱包している工場に案内してもらいました。
 実は幸南食糧は1989年にお米を真空パックすることで日本で初めてギフト用のお米を開発した歴史があります。また、現在はあべのハルカスに「米匠庵」という子会社をつくって、戦略的にギフト用製品を開発し続けています。

 次に案内してもらったのは定温倉庫です。幸南食糧ではお米の鮮度を維持するために、年間を通じて常に温度を25℃ に保つ機能を持つ倉庫に製品を保管しています。
 その次に見せていただいたのが、物流センターです。ここはトラックが直接入ることが出来るようにプラットフォーム型の構造になっており、荷積みを行うのに便利な構造になっています。
 最後に見せてもらったのが、精米施設です。幸南食糧では25トンのお米を精米できるタンクを20基保有し、ロボットが24時間作業を行っています。精米施設は完全防菌なので中には入らせてもらえませんでしたが、見学用の窓から見せてもらうことが出来ました。
 見学を一通り終わった後は、研修室で川西社長から幸南食糧の経営戦略と新製品開発の取り組みについて話をしてもらい、質疑応答を行いました。学生からも積極的に質問がだされ、充実したフィールドリサーチとなりました。
 翌週からは今回の見学で学んだ内容をもとに、もし幸南食糧から新製品の企画を任されたとしたらどのようなアイディアを出すべきかについてゼミ生それぞれが知恵を絞り、最終的に5分程度のプレゼンテーションにまとめる予定となっています。