バンコク国際観光研修 ホテル視察レポート

 研修旅行の5日目である9月5日(金)、私たちは4グループに分かれてホテル視察を行いました。視察を行ったのはバンコク市内にある、ホテルデシュタニバンコクとザ・スコータイバンコクホテルの2つで、どちらもタイ資本のホテルです。
 まずデシュタニに訪問した私たちは、フロント前の広いロビーに思わず声を出して驚きました。全部で571室ある客室の内の、23室を占めるタイヘリテージルームに入らせていただきました。こちらは80平方メートルと4番目に広いお部屋で、室内には様々なスペースがあり、とても落ち着ける雰囲気を感じました。大人・子供2人ずつまで泊まれる部屋です。またベッドにはタイシルクを使っておられ、手触りや見た目にも高級感がありました。室内だけでなくホテル館内にも仏像や仏教をイメージするモチーフが多くあり温かみを感じ、タイ資本のホテルならではのホテル作りだと思いました。その他にはミーティングルームに入らせていただきました。実際に視察したのは60人収容ですが1番大きい部屋では、数百人も入り訪れた日も利用者の方々がいらっしゃいました。最後にプールを見学しました。泳ぐプールというより、ゆっくり飲み物を飲みながらくつろげるスペースとして作られています。

 隣には小さなバーもありオシャレでした。帰り際にホテルの案内パンフレットをいただき、表紙には夜のライトアップされたホテルが掲載されていましたが魅力的で昼間とは違った良さがありました。

 その後移動しスコータイを視察させていただきました。静かで広い館内はスコータイ王朝をモチーフとするデザインが特徴の1つです。豪華な飾りつけは来客者にとって非日常を感じさせるのではと思いました。

 こちらのホテルも大きなミーティングルームがありました。ここでは実際に車を室内に入れてモーターショーをすることもあるそうで、それはホテルの中ということを忘れそうなくらい広い会場でした。客室内に案内していただくと会社名が記載されていない埋め込まれたTVがありました。一流のホテルならではの配慮だそうで、全室ではないですが一部の客室に採用されています。その他にスピーカーがある部屋があるなどIT機器を多く取り入れ、他のホテルとの差別化を図っているとお話がありました。

 またホテルのベッドというと、利用前にお布団を引き出すイメージが強くありますが、スコータイでは利用者の面倒な作業の1つになるとして、ベッドメイキング時に、布団をベッドに挟み込む方法を取らないようにしているそうです。どちらのホテルも外資系とは違い、タイ資本ならではホテル作りがあり、それを説明していただきながら、実際に視察できたので滅多に無い、経験となりました。最後にこの研修旅行ではタイでお仕事をされているたくさんの日本人の方と出会いました。どちらのホテルも案内していただいたのは日本人のスタッフの方でした。スコータイの若い女性スタッフの方は、タイという海外で働くことに壁はあるが、様々な事を乗り越えていく事にやりがいを感じると言っておられたのがとても印象に残っています。