発表会を終えて

 9月2日、バンコクのアノーマホテルバンケットルームで、私たちは約半年間行ってきた研究の発表をさせていただきました。この発表会では阪南大学の清水ゼミから3グループ、阪南大学の森山ゼミから2グループ、神戸夙川学院大学の森山ゼミから2グループと全7グループが発表しました。
 その中でも私たち阪南大学の清水ゼミは、スポーツツーリズム、近畿日本ツーリストとの共同研究、日本旅行との共同研究と3つのグループに分かれ、研究を行いました。私の所属するグループは「シニア層の旅行ニーズに関する研究」というテーマのもと、日本旅行TiS天王寺支店と共同研究をさせていただいています。研究をするにあたり、まず私たちは日本旅行TiS天王寺支店の森本支店長にヒアリング調査を行い、その中で気になる点などをグループで話し合いながらテーマを決め、研究を進めました。その後はヒアリング調査、街頭アンケート調査、定点観測、パンフレット調査を行い、日本旅行TiS天王寺支店における課題点を探り、解決策を考えました。これらの研究方法や結果などの内容をまとめ、タイ研修で発表させていただく準備をしました。

 このように約半年間かけてこの研究を行い、研究の成果をタイで発表しました。発表時間の14時まで各チーム最終確認をしたり、練習をしたりと本番に向けて努め、そして発表会が始まると終始緊張感のある時間の中、各グループ15分間で順番に発表を行ないました。  今回の発表会ではタイで働いていらっしゃる方など6名のコメンテーターの方々に発表を聞いていただき、発表の最後にそれぞれコメントをいただきました。順番に発表をしていき、そしていよいよ私の所属するグループの発表時間がきました。順番が回ってきたときは非常に緊張し、マイクを持つ手が震えるほどでしたが、発表が始まってからは、今まで励んできたことを無駄にしないようにと自分に言い聞かせ、落ち着いて発表することができました。発表後、私たちはコメンテーターのタイシンエキスプレス花巻氏にコメントをいただきました。内容としては、シニア層が旅行会社を利用しないことやシニア層と言われることに抵抗を感じているなど、シニア層の旅行に関する現状でした。また、シニア層の海外旅行の現状や海外でどのようなことをしているかが知りたいとのコメントもいただきました。私たちは今後も日本旅行TiS天王寺支店と共同研究をさせていただきたいと考えているので、今回コメントをしていただいたことを参考に、研究を続けていきたいです。  
 タイ研修に向けて私たちは、個人で研究する内容に関連したことを調べ、グループでもたくさん話し合いをしてきましたが、グループでも意見がまとまらなかったり、思うように研究が進まなかったりしました。先生や先輩方からも何度もアドバイスをしていただき、試行錯誤を繰り返しながら研究を進め、発表当日を迎えることが出来ました。今回タイで実際に観光関係の仕事をされている方々の前で発表をさせていただき、貴重なコメントをいただけたことは私たちにとって、とても良い経験になり、大きな自信に繋がりました。