清水ゼミタイ研修プログラム 森山・清水合同ゼミ発表会

 私たち清水ゼミは、2014年9月1日から9月6日までタイに研修に行ってきました。タイ研修2日目に、4月から継続的に行なってきた研究成果を、実際の旅行ビジネスに従事されている方々の前で発表する機会をいただきました。
 私たちのグループは、日本旅行TiS天王寺支店と共同研究をしています。その中で今、シニアの人口が急激に増加していることに焦点を当て、「シニアは旅行に対してどのようなニーズをもっているのか」を研究テーマに5か月間研究を行なってきました。

 最初に、日本旅行TiS天王寺支店へのヒアリング調査をすることにしました。私たちはヒアリング調査をした経験がなかったので、非常に緊張しました。今でも緊張した最初の調査のことを、とても鮮明に覚えています。そのヒアリング調査を終え、森本支店長との話し合いの結果、ようやく今回の研究テーマになった「シニア層の旅行ニーズに関する研究」にたどり着きました。この研究テーマに決まるまで、グループのみんなと沢山意見を交わし、アイディアを出し合ったのを鮮明に覚えています。
 次にそのニーズをどうやって知るかの方法が何も浮かんでこず、頭を悩ます日々が続きました。先生に相談をしたり、自分たちでインターネットを使い調べたりしました。「主体的に考えて行動する」、それが清水ゼミなので、物事に関していろんな視点から考え、行動するという力をこのとき学びました。

 そうしていろんな調査を経て、9月2日を迎えました。他のグループも緊張している中、私たちのグループもとても緊張していました。発表順を聞いたときに、清水ゼミの中で私たちのグループが最後の順番だったので、緊張時間が長く続くという不安で、かなり冷や汗をかいたのを覚えています。
 他のグループの発表が終わり、とうとう自分たちのグループの発表が来ました。グループのみんなが緊張して震えながら、パワーポイントを操作し、マイクを持ってしゃべったのをとても覚えています。みんなこのために5か月間頑張ってきたので、この発表にすべてを出し切りました。そしてその発表についてコメントをしてくださったのが、タイシンエキスプレスの花巻氏でした。そこで花巻氏にいろいろなコメントを頂きました。その頂いたコメントの中でとても心に響いたコメントがありました。そのコメントは、「ニーズのないところからニーズを作り出す」というコメントです。確かにニーズのないところには、何も生まれないと思われがちだが、逆に考えてみれば、ニーズがないということは、まだその土地にはいろいろなものが残っていると考えられるという発言でした。自分たち学生には気づかない視点でしたので、自分の中でとてもインパクトを感じました。
 この発表までの5か月間と発表当日を迎えて、自分はとても成長できたと思います。今までは、先生に言われたことをただやるだけでした。しかし、この研究を経て自分で何事も考え行動するということを学びました。この期間で学んだこと、花巻さんから頂いたコメント、全てを吸収してこれからの研究に役立てていきたいと思います。