大学入門ゼミの授業で12月1日にフィールドワークを実施しました。観光地として力を入れている地域を対象にするために、学生たちが3グループに分かれて自由に地域を選んで調べ、パワーポイントを作成してゼミ内で発表した結果、世界文化遺産を有する姫路市に行こうということになりました。フィールドワークで確認するべき課題を、「姫路市が観光振興に力を入れていると思うポイントを4つ見つける」としました。
 ゼミ生11名が全員参加し、事前に考えたスケジュールを丸一日かけて見学、散策しました。姫路城内と夜の特別イベント、姫路市立水族館、お菓子の問屋、地元の商店街、地元で人気のある店舗、地元グルメなど、有名観光地としての姫路市の現状を体験することができました。以下、学生の報告です。
(清水 苗穂子)

「姫路市で学んだ観光の取り組み」

1年生 清水毅琉
 

1.はじめに
2023年12月1日、ゼミ活動として兵庫県姫路市内でフィールドワークを実施しました。フィールドワークでは、姫路の有名な観光地や、事前に調べて気になった場所等を調査しました。
 
2.目的
 目的は、姫路の観光地として努力しているところに注目することです。
 姫路は人気の観光スポットであり、どのような取り組みがされているのか、1人4枚写真を撮り、観光地として努力しているところに注目することが目的です。
 
3.事前に準備したこと
 フィールドワークを実施するにあたって、SNS等を利用して有名な観光地やグルメ、姫路はどんなところかについて下調べを行いました。
 また、どのように調査するか、時間、費用等、メンバーと考えながら計画を行いました。
 
4.当日の行動
 はじめに、姫路市立水族館に行きました。播磨地方に生息している海や川の魚が展示されていました。入館料が大人1人520円と安く、魚との触れ合いが多いことから、家族連れが多いことが印象的でした。また、昭和40年代に8年間だけ運行していた姫路モノレールが展示されており、姫路の歴史としても学べる水族館だと実感しました。
 そして、「えぷろん」という姫路で有名な駄菓子屋さんに行きました。昔ながらのお菓子が売っており、ケース買いやまとめ買いが多く、業務用向けのスーパーだと実感しました。
 それから、グループに分かれ、山陽電車に乗り姫路駅まで戻り、昼食として姫路名物「焼ちゃんぽん」を食べました。焼きそばと焼うどんを混ぜたのが「焼ちゃんぽん」であり、2つの味や食感を楽しめました。
 最後に、グループと合流して世界遺産である姫路城に行きました。天守閣までにいくつもの階段を上り、当時の生活の状況や姫路城の特徴等を考えながら進むことができました。天守閣にたどり着くと、達成感を感じました。
 姫路城ではライトアップが行われていました。夜になると姫路城の白さがライトに照らされより美しく見えました。人口水が作られ、写真スポットが多くあり、観光客で賑わっていました。
 
5.現地で感じたこと
 姫路では、インバウンドに特化していると実感しました。道中に、英語専用の道路標識がある他、様々な所で4か国語の表記がありました。また、自治体や民間企業が中心として取り組んでいる「姫路観光コンベンションビューロー」という施設があり、外国人観光客が多いのだと実感しました。
 しかし、混雑時の対応については懸念があります。JR姫路駅のトイレは特に混雑しており、姫路城の階段エリアで混雑していると事故にも繋がります。人々が安心して観光できるような対策が求められると考えました。
 
6.まとめ
 姫路フィールドワークで、姫路の観光取り組みについて理解し、学ぶことができました。
外国人向け案内が充実しており、姫路は外国人観光客が多いことや、入園料の安さから住みやすい街であると実感しました。
しかし混雑時の対策には懸念が見られました。施設の入場を制限することや、案内をわかりやすくすることなど、人々が安心して、安全に観光できるような対策が必要だと考えました。