森重ゼミ・バンクーバー体験報告14

ホテルインターンシップでフロントデスクの業務を担当しました

 今月も森重ゼミ3年の久保田萌子さんからバンクーバー体験報告が届きました。ホテルインターンシップでは、いよいよフロントデスクの業務を担当することになり、お客様とのコミュニケーションだけでなく、さまざまなフロント業務の難しさを実感しているようです。また、FIFA女子サッカーワールドカップの開催期間と重なったため、さまざまな国の方々が訪れており、インターンシップの業務は忙しいようですが、充実した毎日を過ごしているようです。
 久保田さんのホテルインターンシップも今月で終了し、来月にはほぼ1年ぶりに帰国することになります。残り1ヶ月余りの留学生活ですが、有意義に過ごしてほしいと思います。(森重昌之)

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初めてのインターンシップから学ぶこと
 国際観光学部3年 久保田萌子

 今回は、3ヶ月目になったホテルインターンシップについて触れたいと思います。今月の2、3週目はフロントデスクで実習をしました。フロントデスクは、お客様の情報管理やチェックイン、チェックアウト、お客様からの電話や質問への応答、観光地やレストランへの交通案内などが主な仕事です。
 私のインターン先のホテルはダウンタウンの中心部にあり、有名な観光スポットへのアクセスがとても良いところです。また、現在カナダで開催されているFIFA女子ワールドカップのバンクーバー会場であるBCスタジアムにも徒歩で行ける距離にあるので、カナダ国内やアメリカをはじめ、世界中のさまざまな国からたくさんのお客様が応援に来られています。普段はビジネス目的の宿泊客が多いですが、この時期はレジャー目的の観光客が多いように感じます。
 先週はずっと満室で、宿泊料金がかなり高く設定されていました。トレイナーの方たちは、どうしてそれぞれの日によって料金が異なるのかといったことや、タイプ別の部屋の振り分け方など、複雑なシステムについて私にもわかりやすく説明してくださいました。約2ヶ月間、ハウスキーパーとして働いていたので、部屋の並び順やベッドのタイプ、朝食付きかどうか、スイートルームの様子など、理解しやすいところがあり、これまでの経験が少し役に立ちました。
 フロントデスクで働く中で難しいと感じることは、語学だけではなく、データの確認、チェックイン、チェックアウトなど、すべてコンピュータで処理することです。お客様のお金や個人データなどを扱っているので、不安な時は必ずトレイナーに質問するように心がけています。2週間で合計6人のスタッフが私のトレーニングを担当してくださったのですが、全員がお客様の名前や顔、部屋番号、家族構成、旅行計画、チェックインの時の会話で知った新しい情報など、たくさんのことを記憶していました。勤務中だけでなく、プライベートでも私たちの名前をすぐに覚えてくださり、会話をしやすい雰囲気をつくってくださいました。
 6月の4週目からはバンクウェットで働き始めました。ホテルには3つのミーティングルームがあり、そこで行われる企業のビジネスミーティングや講演会、プレゼンテーション、パーティーなどの食事の準備をしています。忙しい時には1日にすべてのミーティングルームが使われることもあります。オーダーされた通りに食事やテーブル、椅子、プレゼンテーション用の備品などを準備します。私たちは食べ物や飲み物の補充、皿を下げるために、近くで用意をしています。食事はホテルのレストランがつくってくださるので、できたてを運べるよう、常にシェフとバンクウェットはコミュニケーションをとっています。
 来月のレポートでは、バンクウェットの中の1つで、ルームサービス、朝のコーヒーサービスについて報告したいと思います。
  • 7月1日のカナダデーにて

  • セカンドビーチにて

  • スタンリーパークにて