観光情報発信・学生シンポジウムで優秀作品に選ばれました!!(レポーター:前島佑香・小路望)

私らが発表してええのん?!

 2010年末に告知した「観光情報発信・学生シンポジウム」が2010年12月25日のクリスマスに開催されました。このシンポジウムに参加したのは,松村ゼミを含む以下の6団体でした。
 1)Decoding Kyoto Project Plus:英語ですっぴん京都(立命館大学政策科学部 Decoding Kyoto)
 2)嵐電つぶやき旅スタンプラリー(大阪観光大学)
 3)大学生による新今宮観光インフォメーションセンターの運営とまちづくり活動で地域と観光を変える!!(阪南大学国際観光学部松村嘉久研究室)
 4)嵐電すごろくの旅(RSG)
 5)住吉阿倍野地域貢献型英語学習─Decoding Abeno and Sumiyoshi Areas Initiative─(住吉高校)
 6)大学生・留学生による多言語京都観光情報の発信(立命館大学外国人観光プロジェクト)
 参加団体を見て,私たちは,「やっぱり嵐電か京都と絡めた活動やないとあかんのんとちゃう??」と不安になりました。松村先生は,「新今宮から京都観光に行く外国人は多いし,観光立国と観光情報発信がテーマやから…」と全く気にしていない様子。「会場に来られた人たちに,新今宮で今何が起こっているのか,それをしっかりと伝えられたら,それでええやん。」とのこと,みんなそれで納得。

クリスマスなのに会場には大勢の人たちが…

 発表当日はクリスマスだったのにも関わらず,会場には京福電鉄の社長・副社長ほか経営幹部たちが並ばれ,立命館大学の学生たちもたくさん来て,ざっと百名を超える聴衆が,真剣に私たちの発表を聴いてくださいました。私たちの方は,橋本果奈・前島佑香・勝元暁美・小路望が発表,松村先生・清水翔平・和田昴之が応援で参加しました。予想していた以上に立派な会場で,本格的なシンポジウムだったので,私たち発表者はとても緊張しました。
 私たちは発表原稿を用意していたので,何とか無事に終わりましたが,原稿から目を離す余裕は全くありませんでした。発表終了後の質疑応答も,橋本果奈が中心となって受けましたが,「答えているうちに何の話やったかわからんようになってしもた」,とかなりしどろもどろなものとなりました。発表が終わると一挙に緊張がとけ,何とも言えない解放感が味わえました。

優秀作品に選ばれ観光立国フォーラムで発表・表彰!!

 昨年末,代表者の橋本果奈のところへ嵐電スタッフから,「阪南大学のみなさんの発表が優秀作品に選ばれました。来年1月13日の観光立国フォーラムに招待して表彰,その後にもう一度発表してください。」との連絡が入りました。1月13日(木)の観光立国フォーラムは以下のような,すごい人たちが集まる大イベントで,VIPな来賓も来られるそうです!!

嵐電開業100周年記念・観光立国フォーラム
〜どうする日本・京都の観光振興〜
(主催:京福電気鉄道株式会社 共催:立命館大学・読売新聞大阪本社)
●開催日時 平成23年1月13日(木)11:00〜17:00
●会場 立命館大学朱雀キャンパス5階大講義室(JR・市地下鉄 二条駅【徒歩約2分】,嵐電 四条大宮駅【徒歩約10分】)
●主催 京福電気鉄道株式会社
●共催 立命館大学,読売新聞大阪本社
●後援 観光庁,国土交通省近畿運輸局,京都府,京都市,京都商工会議所
●協力 JTB,JR西日本,JR東海,JR九州,阪急電鉄  ●特別協賛 京阪電気鉄道
●プログラム(予定)
 第1部 11:00〜12:00(受付10:30〜11:00)
  「観光情報発信 学生企画」入選者に対する表彰式ならびに入選作品の発表
 第2部 13:30〜17:00(受付13:00〜13:30) 
【基調講演】 「観光立国に向けた都市・国土のあり方」 中村 良夫氏(東京工業大学名誉教授)
【特別講演】 「私から見た京都」 山中 伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所長)
【パネルディスカッション】
  ・テーマ       「どうする日本・京都の観光振興」
  ・パネリスト    市田 ひろみ氏(おこしやす京都委員会 委員長)
            近藤 高弘氏(陶・造形美術家)
            後藤 靖子氏(国土交通省 大臣官房審議官)
             J.A.T.Dにしゃんた氏(羽衣国際大学 准教授)
            藤本 昌信 (京福電気鉄道株式会社 取締役副社長)  
  ・コメンテーター  中村 良夫氏(東京工業大学 名誉教授)
  ・コーディネーター 森野 美徳氏(都市ジャーナリスト)

近況・ゼミ活動報告(レポーター:松村嘉久)

メディアによるゼミ活動の報道を更新!!

 2010年9月以降のメディアによるゼミ活動ほかの報道を更新しました。
 松村ゼミでは新今宮地域の発展のため,新今宮地域からの情報発信のため,メディアからの取材は,ゼミ生ともども,積極的に受けるようにしています。どうぞご覧ください。

阪堺電車活性化フォーラムに参加

 2010年12月18日(土),堺市の堺刃物伝統産業会館にて,「阪堺電車活性化フォーラム─沿線地域力を活かそう─」が開催され,松村はパネリストのひとりとして参加してきました。阪堺電車は新今宮地域にとっても,重要な地域資源です。外国人向けまち歩きツアーでも,阪堺電車の一日フリー乗車券を利用して,住吉大社から堺市街地を訪問するコースがレギュラー化しており,外国人からも好評を得ています。
 「チンチン電車」の愛称で親しまれている阪堺電車の沿線は,とても庶民的な景観が広がり,乗車すること自体が観光目的となる可能性を秘めています。そのポテンシャルは江ノ島電鉄や嵐電に匹敵します。百舌鳥・古市古墳群が世界遺産の暫定リストに入り,堺市にはその中心となる仁徳陵古墳や履中陵古墳があります。また,堺の旧市街地は町衆文化が息づき,見どころも多い。
 阪堺電車と堺市観光は,うまくプロデュースしてその真価さえ知られれば,来訪者は必ず増え,新今宮地域や新世界にとっても貴重な存在となります。2011年は住吉大社の1800年記念大祭が開催されます。松村研究室としても,阪堺電車と沿線地域の活性化を応援します。新今宮地域に滞在する外国人が,気軽に阪堺電車に乗り,住吉大社から堺市街地へと向かうような環境を,ぜひ産み出したい,と考えています。

卒業予定者全員が卒論を無事提出,恒例の『櫻』でのコンパ!!

 2010年12月22日(水)は国際観光学科の卒業論文提出の締切日でした。松村ゼミではここ数年,毎年この日の夕方,河内天美のちゃんこ料理屋『櫻』で2・3・4年生合同のコンパを行います。今回は年末忙しかったため,現役生やOB・OGへの松村からの連絡が遅れたため,集まりはイマイチ,でも盛り上がりはいつも通り。記念撮影はこうなりました。
 2011年2月1日(火),「第3回ゆめづくりまちづくり」賞の授賞式が,天満橋のドーンセンターにて10時からあります。この日は平常授業が終わり定期試験期間の終盤にあたりますが,松村ゼミの2・3・4年生および新今宮TICボランティアスタッフに非常招集をかけました。授賞式の後,「第6回関西元気な地域づくり発表会」を拝聴してから,私の地元・塚本へ移動して,16時過ぎからコンパする予定です。コンパ会場は焼肉の名店「じゅんちゃん」,大将に無理を言って貸し切りました。平日なのでなかなか休めないでしょうが,松村ゼミのOB・OGで都合がつく方は是非連絡ください。

カオサン京都ゲストハウスの視察

 2010年12月29日(水),カオサン京都ゲストハウスの視察に,ホテル中央グループの山田英範社長と松村の二人で行ってきました。カオサングループのスタッフは何度も新今宮地域に視察に訪れ,松村ゼミも昨年の社会人基礎力育成グランプリ全国大会でお世話になり,その交流は深い。
 カオサン京都は阪急電車の河原町駅から徒歩でわずかに5分程度の好立地。錦市場,祇園,八坂神社,鴨川など,古都情緒にあふれる地域が格好の散歩圏内となっている。2010年11月にオープンしたばかりで,プロモーション価格はドミトリー1泊が何と1,500円という安さ。普段でも10人部屋のドミトリーは1泊2,000円で販売するとのこと。収容人数が100名を超える規模の格安ゲストハウスは,京都にはほとんどなく,外国人バックパッカーにとってありがたい存在になるに違いない。
 施設内部はカオサングループの珍田マネージャーに案内していただいた。広々としたコミュニティースペース,自由に使える広いキッチン,ずらりと並ぶシャワールーム,フロントの観光スポット案内,気さくで若いスタッフなどなど,これまでのゲストハウス経営で培ったノウハウが随所に活かされていた。従来にない新しい京都観光が,ここから始まる予感がします。カオサン京都に長期滞在して,古都京都をじっくりと歩き回って堪能し,その情報を発信する外国人が確実に増えることでしょう。近いうちに松村ゼミでも合宿に使わせていただきます。20名で泊っても,今なら3万円です!!