阪南大学国際観光学部では、1年次後期、学生たちが自分たちで場所・目的を決めて日帰りのフィールドワークを実施します。通常のゼミ時間中に、事前学習をして、調査テーマを設定しました。そして11月26日、京都府の清水寺と宇治平等院の周辺の調査を実施しまいた。どちらも京都を代表する有名な観光地ですが、観光客の入り込み状況だけでなく、外国人観光客の比率、着物を着ている人、あるいは販売されている食品の値段などが、清水寺と宇治、あるいは表通りと裏通りで違うことが予測されます。つぎのような表に基づいて各学生が仮説を作成し、調査を行いました。ABCDには、それぞれの調査テーマに応じて、たとえば「客層における外国人比率が30%」「20%」「15%」「0%」などという数値が入ったりするはずです。

客層・食事など 清水寺周辺 宇治平等院周辺
表通り A C
裏通り B D
 じっさいに調査をおこなってみると、当初の計画通りにはできないものです。そのようなとき、どのくらい柔軟に仮説や計画を変更して調査を実施するか、各学生の力量が問われます。今回は計画通りの調査ができなかったかもしれませんが、来年度以降に学生が本格的なゼミ活動をおこなうための練習になったかと思います。