海外インターンシップに行こう(´・Д・)」

 今回グローバルウイング(インターンシップ紹介業者)を通じ、2018年にカンボジアへインターンシップに参加された渡邉友江さん(当時、創価大学在学)にインタビューしました。

なぜ海外インターンシップに参加しましたか?

 元々、途上国支援に興味があり、貧困の問題を改善することができるのはボランティアではなくビジネスだと考えがありました。
 たまたま大学の先輩がインターンシップに参加されていて、そのことについて教えていただいたことで興味を持ち大学で勉強するよりも得られるものが多いなと感じたので、参加しました。

どのような企業で働きましたか?

 3カ月間日系企業のホテルで働かせていただきました。
 業務内容はやホテルで行う一般的な業務や旅行サイトに登録、企画をやらせていただきました。それだけでなく、幹部の方が行う業務やお金の管理を任されていました。

苦労したことはありましたか?

 語学の面で苦労しました。ヨーロッパ系の英語やアジア系の英語が難しく、9割がカンボジアのスタッフばかりだったので、コミュニケーションを取ることが難しかったです。
 生活面で苦労したことは泊まっていたホテルが満室になってしまい、現地の村で泊まることになった時にお湯が使えなくて冷水で身体を洗うことがきつかったです。日本の生活に慣れていたのでそういった面で沢山苦労しました。

怖かったことはありましたか?

 最初海外に行く時は何も怖くなかったのですが後から考えると危なかったなと思いました。泊まるところがカンボジアの村でよく蚊が出ていてマラリアにかかってしまう方もいました。私はかからなかったので良かったのですが、事前準備をせずに行ったことは危険だと思いました。今思うと、もっと危機感を持って参加したほうが良かったのではと感じました。

カンボジア人と日本人の違いはありますか?

 大きな違いは時間の価値観です。
 カンボジア人は日本人と比較して時間にルーズな印象を持ちました。なので、私が先読みをして指示を出すことが多かったです。フィリピンに行った際も同じようなことを感じました。

海外インターンシップに参加して何か変わりましたか?

 自分の目的がより明確になりました。途上国の貧困問題に対して興味があったものの実際、解決策が思い浮かびませんでした。カンボジアで電気がない村を目の当たりにしたことで、電気があれば教育や医療などインフラが整うと感じました。そういった事業に携わりたいと思いました。

海外インターンシップに参加を考えている人へのメッセージ

 私は参加した事で就職活動での幅が広がりました。途上国の内情を知れたので、参加したことによって大きな価値を見出せたなと思いました。もし、参加を考えているのであれば、
 大学生活は時間が限られているので海外インターンシップに是非参加してほしいです。

インタビューを終えての感想

 少しでも何かに興味があるものに対して行動を起こすことで、将来のしたいことにも出会える良いきっかけになると感じました。迷いや不安などあるかもしれないですが、そこでしかできない経験もあると思います。少しでも海外インターンシップに興味がある方は、参加してみてはいかがでしょうか。

2019年12月11日 仲村優輝、西野有咲(阪南大学経済学部三木ゼミ3年生)

<担当教員追記>

このインタビューは2019年12月に実施されましたが、コロナ禍により編集会議がなかなか実施できず、このタイミングでの公開となりました。また、今では海外インターンシップに参加する以前に、プログラムとしての実施が難しい状況ですが、いつかまた気軽に海外に行ける日が来ること、その際にはこのインタビュー内容を参考にしてもらえることを願っています。