2018年9月10日(月)~13日(木)、経済学部の三木ゼミ2年生(5期生)は夏季海外研修(訪問地:シンガポール)を実施しました。
 三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。
 経済学部三木ゼミ2年生(4期生)は10名で、今回のシンガポール研修は阪南大学キャリアゼミ活動「IR(統合型リゾート)に関する若者目線での提言」の一環として実施しています。2回に分けて学生が実際に見たIRについての感想・気づきを報告します。今回はその2回目になります。
  • (マーライオンとマリーナベイサンズをバックに)

  • (IRの中にあるユニバーサル・スタジオ・シンガポール視察)

  • (連携先の(株)交通論壇社 小北社長と一緒にマリーナベイサンズ視察)

松本 幸 さん(経済学部2年生)

 私たち三木ゼミは、シンガポール・香港・マカオへ5泊6日で行く予定でしたが、台風21号の影響で関西国際空港が使えなくなってしまい、2泊4日のシンガポールだけの研修になりました。日数は少なくなってしまいましたが内容の濃い研修旅行になりました。
 私はシンガポールで、なぜ日本ではカジノが受け入れられないのかを調べました。最初に、セントーサ島(統合型リゾート)のカジノに行きました。セントーサ島は、USS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)・ショッピングモール・水族館・カジノなどがかたまっている観光地です。カジノを初めて見て思ったことは、キラキラ光っているというより、ギラギラ光っていて非日常的な雰囲気が出ていました。日本では、カジノ自体が不健全なものとして扱われていますが、実際にカジノへ行ってみると警備などがしっかりされていたので、表から見る限り危ない雰囲気は出ていませんでした。私はまだ、カジノができる年齢ではなかったので中に入ることはできませんでしたが、カジノの中もしっかりと警備されているのであろうと思いました。日本で、カジノができると治安が悪くなってしまうなどと、大きく問題視されて取り上げられていますが、小規模で、なおかつ警備がしっかりとしていたら治安は悪くはならないと感じました。カジノをそこまで深く悪く考える必要はないなと思いました。
 次にマリーナベイサンズ(統合型リゾート)のカジノに行きました。ここもセントーサ島と同じで、ショッピングモール・子供たちが遊べるスペース・自然のスペースが、かたまっている観光地です。そしてマリーナベイサンズのカジノも警備がしっかりされていました。
 この2つの観光地で共通していることが、カジノスペースは小規模だということです。メインは、ショッピングモールや遊ぶ場所でした。もし、日本にカジノが大規模で建てられるとなると反対ですが、小規模で警備もしっかりしていたら大阪に建てても良いと思いました。
 他にも、シンガポールで感じたことは交通の便が大変良かったことです。日本では馴染みのないGrabというアプリを使って、シンガポールを移動しました。このアプリは、空いている時間を使って人を運びたいと思っている一般人と、そのような車に乗りたいと思っている乗客をマッチングさせ、結果的にタクシーのようなサービスを提供しているアプリです。このアプリを使うと車も選べる、目的地までの値段も乗車する前にアプリで表示されるので、詐欺の心配もないし、ドライバーの評価も閲覧できるので非常に良かったです。一般的なタクシーだと大体が運転手を合わせて5人乗りなので大人数で乗る分にも大変便利でした。ただ、言語が英語しかなかったので使いこなすのに少し苦労しました。しかし、現地の方が使い方を教えてくれたので、何とか使えました。
 そして、身に染みて日本人の接客が素晴らしいと感じました。シンガポールではお客様に対して少し雑な対応であったり、露骨に感情が顔にでたりしていました。日本も全部が全部完璧にできているわけではないですが、お客様に対する対応が素晴らしいなと改めて感じました。
 最後に、セントーサ島やマリーナベイサンズの様な統合型リゾートが大阪にできたら、もっと大阪の観光が盛り上がると思うし、経済波及効果が期待できると思います。しかし、統合型リゾートを建てようとしている夢洲は埋め立て地なので、災害時の対策も入念に考える必要があると思いました。
 また、シンガポールのカジノに行く前は、カジノの印象が悪く、カジノ計画に賛成ではなかったのですが、実際に行ってみると思っていた以上に興味深い場所でした。
 この研修は私にとって実りの多い旅でした。

西野 有咲 さん(経済学部2年生)

 今回、シンガポールでセントーサ島やマリーナベイサンズの2つのIRを見学した。IRに行って感じたことは、2つある。
 まず1つ目は、ショッピングモールやユニバーサルスタジオ、水族館、ミュージアム、レストラン、ホテルなどがあるため、遊んだり、買い物をしたりとほとんどのことはIRで済ませられるため、とても便利だと感じた。IRを見学したときに家族連れや友人、観光客が多く、幅広い年代も利用していた。一方で、国際会議場や国際展示場などMICEの施設があり、ビジネスでも使えるため、様々な人が使えるためとても魅力的に感じた。
 2つ目は、カジノによって治安が悪くならないと感じた。2つのIRのカジノの入り口を見たが、警備員がしっかりと見張っていたし、中に入る人がいれば身分証明書を提示して入っていた。入り口やIRの周りに柄の悪い人がいる感じでもなかった。それにカジノだけで考えれば規模は大きいかもしれないが、IR全体としてカジノの規模を考えれば、そこまで大きく感じられなかった。IRにはカジノがあるが、そのカジノを利用しない人にとっては全く関係ないのではないかと思った。近隣住民やIRを利用する人は、治安問題は重要だと思うが、シンガポールのようにギャンブル依存症対策をしっかりとすれば、その問題は解消に繋がるのではないかと感じた。
 IRが大阪にできたら、とても利便性が高いと思う。シンガポールでは、IR以外に有名なところは少ないと感じた。しかし、大阪や大阪近隣の都道府県には沢山の観光名所やエンターテイメント施設があるため、メリットが多いと思う。大阪に作られれば、新たなランドマークとなるシンボルが誕生し、外国人観光客が多く訪れるのではないか。それにより、経済効果が高まるのではないかと感じた。また、大阪にはMICEを開催するために対応可能な施設が大阪に作られれば、経済活性化にもっと繋げていけるのではないかと思う。日本だけでなくグローバルな競争力を高め、大阪の持続的な経済成長となるのではないかと思った。

山下 拓人 さん(経済学部2年生)

 今回シンガポールのセントーサとマリーナベイサンズのIRを見学して印象に残ったのは、想像より遊ぶ場所が少ないと感じたところです。日本のアウトレットなどと比べると日本でIRを設置するにあたっての改善すべきところが見えてきました。
 まず、特にセントーサで強く感じた部分ですが、面積が小さいというところ。セントーサでは周辺の施設へカジノの収益によって無料のモノレールがあり、遊ぶのに困るということではないですが、IR単体で見ると日本のショッピングモールと比べても小さいという印象はありました。さらにそのスペースの一部をユニバーサルスタジオが占めていることもあり、そこで遊ばないとなると特に見るものがないというのは明らかな欠点だと思います。マリーナベイサンズでも男性がカジノをしている間に妻と子供が遊ぶというのがコンセプトの割には子供向けの店がほとんど見つからず、あまりにも偏った店の選び方ではないかと考えました。マリーナベイサンズはセントーサよりも力が入っているという割にはただでさえ大きくない面積を効率よく使っているかと言われれば、否と言わざるを得ないと思います。
 次に印象深かったのは飲食店が少ないというところ。これは日本でそのまま真似してはいけないと考察します。食事せずに帰るというには長い時間を過ごすことができる割には飲食店の選択肢が少ないと印象づけられました。食にうるさい日本の強みである美味しい食事というところを押していくべきだと私は思案しているのでシンガポールと日本で変えるべき点だと考えます。
 最後にカジノは事前に聞いていた通り、規模は小さいうえ、さほど目立っておらず、マスコミで連日報道されているようなカジノがメインということはなかったです。レートを小さくすれば問題なくIRは誘致するだけの価値があると思います。
 まとめとして、日本でIRをする際は面積を大きくし、ブランドショップだけでなく様々な店を設置すれば私は確実に利益を出せると踏んでいます。

仲村 優輝 さん(経済学部2年生)

 今回、シンガポールのIR統合型リゾートを二つ回って感じたことは、セントーサ島とマリーナベイサンズで見比べると規模の内容に差があった。なぜ、そう感じたのか、それは、家族・友人向けかショッピングを楽しむ大人・観光者向けに分けられている感じがしました。
 セントーサ島はユニバーサル・スタジオ・シンガポールや水族館があるため家族・友人向けな感じがするIR施設だなと感じました。あとIR施設外ではありますが近くにあるアトラクションがあり、IR外ではありますが楽しめるところではありました。
 マリーナベイサンズは大型ショッピングモールのような感じで大人向けのブランドが豊富に揃っていた。しかし、高ブランドが多いためあまり気軽に買い物が出来ないと感じました。
 この二つのIR施設を回って感じたことは、日本にある梅田やりんくうアウトレットパークにでも足りる感じがしました。
 大阪にIR統合型リゾートを建設すると考えて思ったことは、セントーサ島のように飲食店を多く作るのではなく、ショッピングできる施設。しかし、高ブランドばかり揃えると日本人はあまり手が出しにくいので、ほかのショッピングモールに行かれてしまうため収益を得ることが見込めない。ただ、私個人としてはIR統合型リゾートを作ることは賛成なので、出来るだけ沢山の人が来てもらえるような施設になって欲しいと思いました。
 今回シンガポールを回って思ったことは日本に比べ、ブランド物が多く私個人の意見ではありますが、大抵の人は見るだけ見て買わないケースが多い気がしました。ほかに飲食店では国内だけでなく海外の文化を取り入れることで海外の人に来てもらえるよう工夫することでカジノだけでなく収益を得られるのではないかと思いました。
 最後に、シンガポールを観光して良かったところはチャイナタウンで食べ歩きをしたことです。2ドルで日本より大きい肉まんがあり、本当に楽しめるところでした。あと、クランク・キーというおしゃれな街並みがあり、日本にもクランク・キーのような街並みがあればいいなと感じました。
 今回、海外研修に行けたことは私の中で本当に良かったと思いました。IR統合型リゾートをどのような感じなのか見ることができたことが、今後のゼミ活動に役立てばいいなと思いました。

杉岡 舞音 さん(経済学部2年生)

 海外研修でIRを視察しにシンガポールに滞在しました。現地では、セントーサ島とマリーナベイサンズに行きました。自分が行って感じたことは、想像していたよりもIRの規模が大きかったことです。
 セントーサ島では、カジノの空間が小規模であり、他の水族館やユニバーサル・スタジオ・シンガポールなどの年齢関係なく楽しめる空間が多く感じたので楽しく過ごすことができました。またセントーサ島内では、無料でモノレールを利用することができて便利だと思いました。日本にあるUSJと比べると、接客サービスの違いが気になりました。クルーの方が笑顔であいさつやお声掛けをしているのに対してUSSのクルーの方は、あまり笑顔ではなく雰囲気が怖いと感じたので、接客サービスは日本の方が良いのだと知ることができました。また、アトラクションは日本と違うものが多くあって楽しかったです。機会があればまたUSSに行きたいと思いました。
 マリーナベイサンズは多くのお店がありました。全体的に金額が高く高級なブランド物が多かったです。また、カジノのスペースは二か所に分かれていて広く感じました。大きな機械やルーレット、ギラギラしている雰囲気で初めて見て少し怖いと思いました。私にとって最初のカジノのイメージはあまり良いものではありませんでした。実際に見てみてもあまり、日本に必要ではない雰囲気のものだと思いました。でも、カジノを含むIRが日本に建設されることで、多くの利点があるのとお聞きしたので必要なものなのかなと思いました。大阪にIRが建設されることで、海外からの観光客の方が増えたり、近くの京都や奈良に行くことができたりと多くの利点があります。
 でも、観光客の方だけではなく大阪の方、地方の方が利用するとはあまりないかなと思いました。理由は、IRのようなカジノを除く施設が日本に複数あるからです。なので、IRに誰もが行きたいと思えるような施設や設備を取り入れるなどの工夫が必要だと思いました。

ご参考

参加学生名簿

松本 華歩、桑山 楓香、山下 拓人、岩根 仁志、西野 有咲、森 梓、小谷 彩斗、杉岡 舞、仲村 優輝、松本 幸

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