連日の日本選手の活躍に沸く東京オリンピックですが、大野ゼミではNHK2020オリンピック・パラリンピック実施本部が実施するNHK『世界を応援しよう!』プロジェクトに全員で参加しました。

 日本に「ニッポン、チャチャチャ!」があるように、世界200超の国/地域には、それぞれの「応援コール」があります。無観客になってしまった東京2020で闘う選手たちを鼓舞するため、それぞれの国/地域の応援コールを日本のみんなが演じ、それがNHKの放送とweb、そしてオリンピック・パラリンピック競技会場のスクリーンで放映されます。また、各国のアスリートにもこの応援動画の存在は周知されるとのことです。五輪が日本で開催されるのは何十年に一度、もしかしたら一生に一度のチャンスです。大野ゼミがやらねば誰がやる!
 …とはいうものの、このオリパラ応援動画への参加は、思った以上に大変な作業でした。
 「せっかくですから、一人で2カ国くらいやってみませんか? ゼミ45人だから全員で90カ国とか?」というNHKスタッフからのさりげないムチャ振り(笑)に、「受けて立ちましょう!」と2・3・4年のゼミ生が集結して突貫工事で進めました。
 まずは、世間に渦巻く「五輪否定の空気」を跳ねのけ、さらに「恥ずかしい」「面倒くさい」のハードルを飛び越えねばなりません。 
 しかし、「遠い異国から来た選手を励ます、これぞわが国際コミュニケーション学部の理念そのものではないか!これをやることで、私たちも間接的にオリンピック・パラリンピックに参加していることになるんだ」との信念のもと、わずか一週間余りで、NHKからの提案を大きく上回る130本の応援動画を収録しました。
 とにもかくにも、ゼミ生たちはよくやってくれました。国によっては、見たことも聞いたこともない言語です。日本の私たちには難しい民族音楽をベースにした複雑なリズムの応援コールもあります。それらを上手く再現できずに困っている学生がいたら、他のゼミ生が見事にカバーしてくれました。団結力と助け合い、まさに大野ゼミの本領を発揮しました。学生たちのパフォーマンスが少しでも各国/地域の選手を勇気づけられれば、これほど嬉しいことはありません。

大野ゼミの動画は、以下のページで8月以降に、順次アップされます。
(指導教員:大野茂)