活動テーマ:ホスピタリティ産業におけるマネジメント人材養成Ⅰ
産学連携先:アルモニーアンブラッセ ウェディングホテル、ホテルグランヴィア大阪、ウェスティンホテル大阪、元祖泉州たこ焼き&居酒屋「みなとや」

アルモニーアンブラッセ ウェディングホテル

 阪南大学流通学部住木ゼミナール2回生の学生が、「アルモニーアンブラッセ ウェディングホテル」を対象にフィールドワークを行った。洞寿実副総支配人に、アルモニーアンブラッセ ウェディングホテルの概要、ならびにブライダル・ビジネスの概要についてお話を伺った後、アルモニーアンブラッセ ウェディングホテルの施設をご案内いただいた。その後、学生は、企業のマーケティングの基本的枠組みであるマーケティング・マネジメントを学習すると共に、その学習したフレームワークをアルモニーアンブラッセ ウェディングホテルの事例、ならびにブライダル・ビジネスの事例に当てはめて考えるというグループワークに取り組んだ。

学生活動状況報告

 アルモニーアンブラッセ ウェディングホテルの経営戦略やコンセプトなどを学習することができました。気になっていた企業のホテルでしたので、興味深く見学いたしました。結婚式のためのホテルというのは新しい感じがしました。そのようなコンセプトだからこその工夫が見られて、大変勉強になりました。
流通学部 紹慶 紗梨

連携団体担当者からのコメント

アルモニーアンブラッセ ウェディングホテル
副総支配人 洞 寿実 様

 この度は、ホスピタリティ産業におけるマーケティング・マネジメントの学習の一環として、私共アルモニーアンブラッセ ウェディングホテルをケース・スタディの題材として選んでいただき、大変嬉しく思います。少子化、ナシ婚などのマイナス・ワードが飛び交うブライダル産業において、数年後に顧客対象となる学生の皆様の意見はとても貴重だと感じております。型にはまらない斬新なアイデアが飛び交う事を楽しみにしております。期待しております。

ホテルグランヴィア大阪

 阪南大学流通学部住木ゼミナール2回生の学生が、「ホテルグランヴィア大阪」において、テーブルマナー研修を受講した。ホテルグランヴィア大阪の下村卓哉宴会部サービス課係長より、飲食の際に用いるナイフ、フォーク、スプーン、グラスの基礎、ならびに飲食の際のマナーの基礎などについてお話を伺いながら、学生は、実際にナイフ、フォークなどを使用して、適切に食事をするということに取り組んだ。学生は、社会人として必要とされる円滑な人間関係を構築するための立ち居振る舞いを身に着けると共に、将来、ホスピタリティ産業において、お客様に良質なサービスを提供するプロフェッショナルとして活躍するための基礎的能力を身に着けることができた。

学生活動状況報告

 ホテルや高級レストランにおける食事の方法、服装、マナーなどについて学習しました。今まで、このような場所での食事やマナーについて詳しくありませんでしたが、ナイフ、フォーク、スプーン、グラスを上手に使用して、食事をすることができました。
流通学部 橋爪 和志

連携団体担当者からのコメント

ホテルグランヴィア大阪
宴会部サービス課係長 下村 卓哉 様

 この度、ホテルグランヴィア大阪をご利用いただき、誠にありがとうございました。皆さんが会場内へ入られた時は、緊張された面持ちでしたが、食事が進むにつれ表情は柔らかくなり、楽しくお食事をしていただいていると感じました。テーブルマナーの原点は楽しく食事をすることですので、すでに皆さんはマナーを習得されていると思います。また、機会がございましたら、当方をご利用くださいませ。

ウェスティンホテル大阪

 阪南大学流通学部住木ゼミナール2回生の学生が、ウェスティンホテル大阪を対象にフィールドワークを行い、その分析結果をレポートにまとめると共に、「ウェスティンホテル大阪におけるブライダルフェアの来場者数を前年比の130%にするための政策を提案する。ただし、マーケティング・マネジメントの枠組みを活用して説明することが可能な提案をすること。どのような成果をどれだけあげることができるのか、ある程度検証されている提案をすること。」というテーマで、ウェスティンホテル大阪の植村守人事部課長ならびに井上聡美ウエディングセールス課長代行に対して、プレゼンテーションを行った。

学生活動状況報告

 グループの発表として、仕事の帰りにカップルで参加することができるディナー付きのホテル見学会や親子で一緒にブライダルフェアに参加することによって打合せが円滑に進む親子見学プラン、女性同士の友達3名で気軽に参加することができる女性友達見学プランを提案しました。多くのお客様にお越しいただく方法について考え、分析する良い機会となりました。これまでは、先生や他の学生に対して発表することが多かったのですが、企業の最前線で活躍するプロフェッショナルの方々にプレゼンテーションするということで、いつもより踏み込んだ取り組みができたと思います。
流通学部 中村 優花

連携団体担当者からのコメント

ウェスティンホテル大阪
人事部課長 植村 守 様

 「ブライダルフェアの来場者数を前年比の130%にする」という現実では非常に困難なテーマを、ホテルやブライダルの専門知識がまだ充分ではない状態で取り組んでいただいたので、具体的な策を挙げることが難しかったと思います。その中で、夜の時間の活用や親御様を含めた勧誘、InstagramやYouTube等のSNSでのプロモーションなど、新たに気づかされることや学生ならではの視点に大いに刺激を受けました。しかしながら、元々のテーマであった「ブライダルフェアの来場者数を前年比の130%にする」という数字面での説明が欠けており、プレゼンテーションとしては、納得というレベルにはやや届かないものでありました。社会人に求められる必要な事項を感じていただけたのではと思います。何が欠けているのかを理解して、今後どこかで活かしていただければ幸いです。このようなプログラムの繰り返しで、学生が社会に出た時のミスマッチが少なくなり、産学連携がより強固なものになっていくと感じています。

元祖泉州たこ焼き&居酒屋「みなとや」

 阪南大学流通学部住木ゼミナール2回生の学生が、(1)「元祖泉州たこ焼き&居酒屋『みなとや』におけるイベント・セレモニーに関する演出の方法について提案する。」(2)「大阪府の泉州沖で獲れるマダコ『泉だこ』を使用した『泉州たこ焼き』において、ワインに合うトッピングについて提案する。」という課題解決型学習に取り組んだ。紹慶紗梨さんが提案したワインに合うトッピングの泉州たこ焼き「たこ焼き オランデーズソース」と「たこ焼き サルサヴェルデ」が、「元祖泉州たこ焼き&居酒屋『みなとや』」において、期間限定で販売された。

学生活動状況報告

 課題が『ワインに合う泉州たこ焼きのトッピング』でしたので、最初に、ワインの生産国について調査しました。そこから、フランス料理に使われるオランデーズソース、イタリア料理に使われるサルサヴェルデを泉州たこ焼きに合わせるのが良いのではないかと考えました。オランデーズソースは酸味とコクがあるので赤ワイン、サルサヴェルデはパセリでさっぱりしているので白ワインに合うと思います。2種類のトッピングで、泉州たこ焼きを楽しんでいただけると嬉しいです。
流通学部 紹慶 紗梨

連携団体担当者からのコメント

元祖泉州たこ焼き&居酒屋「みなとや」
代表 中井 紘一郎 様

 今回、学生の皆さんには、ワインに合うたこ焼きのトッピングについて提案するという課題と店のイベント・セレモニーに関する演出の方法について提案するという課題に取り組んでもらいました。採用させていただいた「オランデーズソース」と「サルサヴェルデ」については、私自身あまり馴染みのないソースだったので参考になりました。フランス料理、イタリア料理の雰囲気を感じさせる少し高級感の漂うたこ焼きになりましたので、多くの方々に味わっていただきたいです。イベント・セレモニーに関する演出の方法については、インスタ映え狙いやグループのお客様が来店された時などに、「たこ焼きタワー」を採用させていただきたいと考えています。次回の提案も楽しみにしています。

参加学生一覧

住木ゼミナール2回生(敬称略、学籍番号順)
井上 恵美、中尾 美結、金子 峻大、小南 良太、紹慶 紗梨、嶋林 幹太、田村 颯志、中村 優花、橋爪 和志、細谷 麻結、山本 光嬉、山本 弘貴

ゼミ集合写真

教員のコメント

流通学部
住木 俊之 教授

 キャリアゼミ「ホスピタリティ産業におけるマネジメント人材養成Ⅰ」においては、住木ゼミナール2回生の学生に、サービス実務の基礎、ならびに企業のマーケティングの基本的枠組みであるマーケティング・マネジメントを学習していただいた後、1.「ウェスティンホテル大阪におけるブライダルフェアの来場者数を前年比の130%にするための政策を提案する。ただし、マーケティング・マネジメントの枠組みを活用して説明することが可能な提案をすること。どのような成果をどれだけあげることができるのか、ある程度検証されている提案をすること。」、2.「元祖泉州たこ焼き&居酒屋『みなとや』におけるイベント・セレモニーに関する演出の方法について提案する。」、3.「大阪府の泉州沖で獲れるマダコ『泉だこ』を使用した『泉州たこ焼き』において、ワインに合うトッピングについて提案する。」という課題解決型学習等に取り組んでいただきました。
 主に人がサービスを提供するホスピタリティ産業においては、サービスのスペシャリストとしてのみならず、マネジメントを担うことができる人材が求められています。今回の教育プログラムに取り組んでいただいたことによって、住木ゼミナール2回生の学生が、将来、ホスピタリティ産業において活躍するために必要となる実務家としての能力の基盤を構築することができたと確信しております。