本件の取り組みは、オリックス野球クラブ株式会社、富田林市教育委員会、阪南大学の産官学連携事業として毎年実施している取り組みです。新型コロナウイルス感染症の影響により、本年度は3年ぶりの実施となりました。今回のフィールドワークを経て、集計・分析・発表と引き続き行ってまいります。
 フィールドワークに参加した学生に当日の様子を報告してもらいます。

ゼミ生活動報告

 私たち江原ゼミは、富田林市とオリックスバファローズ依頼のもと、7月31日に行われた富田林ドリームフェスティバル、オリックスバファローズvs中日ドラゴンズの観戦者調査を行いました。
 オリックスバファローズは阪神淡路大震災が起きた95年、「がんばろう神戸」を旗印にリーグ優勝を果たし、その翌年の96年にはリーグ連覇と日本一を成し遂げました。しかし、そこからチームは優勝から遠ざかりファンや客足も減っていきました。そのような中、昨年チームは25年ぶりのリーグ優勝を果たし再度注目が集まっています。そこで今回は、昨年のリーグ優勝で集まった注目やファンをどうすれば手放すことなく定着してもらえるか、その施策を考えようということでフィールドワークを行なってきました。
 今回は2軍の試合でしたが、会場は予想以上に人が集まり盛り上がっていました。私たちは試合開始前に来場客に記述式アンケートと口頭でのアンケートを行い、今回ドリームフェスティバルに参加した理由やこれまでの野球観戦歴、応援している選手などを調査しました。当初の目標は200件でしたが、目標達成とはいかず115件の回答を得ることができました。
今後はこのアンケート結果をもとにテーマである、ファンを増やす、定着させるにはどうすればいいかをしっかり考え、オリックスバファローズに提案するための準備を行っていきます。そして、今回の調査がオリックスバファローズや富田林市だけでなく、阪南大学そして私たち学生にとって有意義な活動となるように取り組んでいきます。

流通学部3年生 渡部天馬
  • ※全体写真撮影時のみマスクを外しております。