阪南大生が行く! 流通学部サービス調査隊

 阪南大学流通学部の学生が、優れたサービスを提供している施設を訪問して、調査を行う企画「阪南大生が行く! 流通学部サービス調査隊」が始まります。第1回は、流通学部1回生の上岡泉水が、大阪市北区茶屋町にある「アルモニーアンブラッセ ウエディングホテル」を調査します。

阪南大学流通学部1回生 上岡泉水

 2017年夏、私は、アルモニーアンブラッセ ウエディングホテルを訪問しました。このウエディングホテルは、阪急梅田駅茶屋町口の近くにある大型書店の入る建物の上層階にあります。私は、その大型書店に立ち寄ることが多く、不思議な縁を感じました。
 エレベーターに乗り、建物の10階まで上がると、係の方にウエディングの打ち合わせの部屋にご案内いただきました。打ち合わせの部屋では、季節やお客様の好みに合わせて調合する、特製のブレンド・ティーが提供されます。どのような調合にするのか、スタッフの皆さんで議論して決めているとのことです。私も特製のブレンド・ティーをいただきましたが、大変美味しかったです。
 その後、結婚式場をご案内いただきました。最上階にある結婚式場「チャペル ド シエル」は、大阪市内の風景を一望することができるガラス張りで、船の形を模しています。「新たな船に乗り、旅立つ」ことをお祝いするというコンセプトで設計されています。結婚式場に入る数メートル前に8畳程の小空間があります。青色のライトが様々な方向から淡く照らすその空間は、非日常を演出すると共に、新郎新婦に、高揚と落ち着きを味わっていただくための演出でもあるとのことです。また、青色は、花言葉や宝石等の解釈において「幸福」を表します。 ほんの少しの空間でさえも新郎新婦に対して祝福を表現するスタッフの皆さんの“こだわり”が感じられます。
 次に、披露宴会場です。まずは「星空」を基調とした披露宴会場「アマ デトワール」です。青や紺を取り入れたシックな装飾が大変落ち着いた佇まいを感じさせます。この披露宴会場も結婚式場と同様に、ガラス張りで カーテンを開けることによって、それまでとは異なる雰囲気を演出することができる二面性を有する会場といえます。頭上に天の川が輝いており、新郎新婦の席まで、それが続いているデザインが素敵です。見ている私まで幸せな気持ちになります。バーが併設されており、披露宴会場とは、異なる雰囲気の空間です。また、披露宴会場に隣接している階段から新郎新婦が降りて来るという演出も可能です。
 次にご案内いただきましたのは「月光」を基調とした披露宴会場「クレール ドゥ リュンヌ」です。ベージュを活かした落ち着きのある内装に神秘的な紫色のテーブルクロスが特徴的です。オープンキッチンやバー、ルーフガーデンが設置されています。
 アルモニーアンブラッセ ウエディングホテルでは、結婚式や披露宴を挙げる新郎新婦にホテルの客室に宿泊していただくことができます。緊張してお疲れになった新郎新婦に、リラックスしていただくためにこのようなサービスを提供しているとのことです。
 私が感じたことは、アルモニーアンブラッセ ウエディングホテルのスタッフの皆さんの温かみです。「誰かのためを想って行動する」。これは私が生きていく上で最も大切にしようと心がけていることです。そのことを、ホテル・ウエディングの仕事において実践されているスタッフの皆さんに接することによって、私は、温かく幸せな気持ちになることができました。
 今回の調査に際して、アルモニーアンブラッセ ウエディングホテル プロデュース課の山田茂雄課長、ならびにマーケティング課の平野未紗リーダーに施設をご案内いただくと共に、そのコンセプトや戦略等について、丁寧にご説明いただきました。心より感謝申し上げます。

アルモニーアンブラッセ ウエディングホテル