塩路ゼミ1年生が大阪で外国人観光客にインタビュー

 2018年6月9日(土)に導入教育である大学入門ゼミの1年生10名が、スチューデントアシスタント(SA)のゼミ3年生2名とともに、大阪で初めてのフィールドワークを実施しました。天神橋筋六丁目のビル8階にある「大阪暮らしの今昔館」と大勢の観光客で溢れる「大阪城」を訪れ、施設の展示等を見学してから、それぞれの施設内で外国人観光客にインタビュー調査を行いました。インタビューは、学生たちが、授業で English Spaceを活用して準備した英語アンケートの質問を見ながら英語で聞きました。ここでは、1年生が、多様な国籍の外国人観光客に対して行う英語でのアンケートに悪戦苦闘しながら感じたことや考えたことを報告します。また、導入教育のSAとして、教員とともに1年生を引率した3年生の感想も報告します。

入門ゼミ 大阪フィールドワークの感想
 1年生 小野田 伊吹

 6月9日に行われた入門ゼミのフィールドワークで、大阪くらしの今昔館と大阪城を訪れ、外国人観光客にアンケートを取りました。
 私は、くらしの今昔館には初めて行きました。事前学習の時に、来村先生がくらしの今昔館のお話をされていて、おもしろそうな場所だと興味を持っていましたが、実際に行ってみたら期待以上に楽しいところでした。アジア系の観光客を中心に欧米人も数人いて、そのほとんどが着物のレンタルサービスを利用して、くらしの今昔館を存分に楽しんでいました。
 私がアンケートをお願いした人たちはみんな快く答えてくださり、非常にスムーズにアンケートを取ることができました。中でも嬉しかったのは、ベンチに座っている人にアンケートを取りたいという旨を伝えた際に、座ってくださいと私の座るスペースを空けてくださったことです。最初は、国籍が違えば文化も言葉も異なり、どう接してよいかわからないというのが本音でした。何を考えているかもわからず、怖い、怒られるかもしれないという先入観が生まれてしまっていました。しかし、アンケートを取った全員に言えることですが、みんな本当に優しいです。こちらからお願いしなくても写真を見せてくれ、アンケートの質問に答えるだけでなく、その時どう感じたかなども教えてくれたので、会話が弾んで私の緊張もほぐれました。大阪城の時には、外国人のほうから「何してるの?」と声をかけてくれる場面もあり、シャイな日本人にはない積極性を感じました。
 大阪城にはくらしの今昔館とは比べものにならないほど外国人観光客がいて、その分より多くの異文化を感じることができました。大阪城を訪れて最も驚いたのは、エレベーターに乗った時です。7、8人でエレベーターに乗り込むと、中に案内係の女性が1人いて、外国人の方の姿を認識すると、「韓国語でいいですか?」と言って日本語と韓国語の両方で城内の案内をし始めました。大阪城は外国人に大人気で、様々な国から観光客が訪れています。英語を理解できない観光客にも対応できるということがわかって、こういうところも外国人に人気の理由の一つなのだと思いました。
 日本人には、消極的で自分と違うものに苦手意識を持ってしまうという性質があります。私は外国に憧れがあり、英語が話せるようになって海外に行きたいという思いがあって国際観光学部を選びました。しかし、実際に外国人を目の前にすると、怖いと感じてしまうシャイな日本人のひとりです。一方で外国人は皆非常に積極的でした。日本を訪れ、今昔館や大阪城に足を運び、日本の歴史や文化について学び、理解しようとしています。そういった異文化理解力が私には欠けていると強く感じました。これからは、消極的なところを見直すべき部分と捉え、異文化理解・国際交流に励んでいきたいと思いました。
 今回のフィールドワークは、私の中での外国人のイメージを大きく変え、また自分を見直すとても良い機会になりました。

外国人との触れ合いと異文化理解
 1年生 梅田 歩実

 私たちはフィールドワークで大阪くらしの今昔館と大阪城に行ってきました。どちらも訪れたのは初めてでした。大阪くらしの今昔館に着くと想像以上の外国人観光客がいて驚きました。その中で外国人観光客にアンケートを行いました。外国人にアンケートをすること自体が初めてだったので話しかけることにとても緊張しました。きちんと英語が通じるかどうか、話しかけたとしてもアンケートを断られたらどうしようなど、さまざまな不安がありました。しかし、いざ話しかけてみると、意外とスムーズにアンケートをすることができました。 
 不安な気持ちは最初だけで、慣れるとたくさんの人に話しかけることができました。声をかけた人全員がとても優しくて、次の人に話しかける励みになりました。私の質問にも丁寧に詳しく笑顔で話してくれて、それだけで心が晴れやかな気持ちになりました。声をかけた人全員が断ることなく答えくれて外国人のあたたかさを感じました。人種は違うけれど英語という言語を通じて、会話ができたことを嬉しく思いました。自分の拙い英語にも頷いて聞いてくれることで、伝わっているのだなということが目に見えてわかったので、自信になりました。
 外国人にアンケートをすることを通じて、人のあたたかさがわかり、言葉が完璧に話せなくてもコミュニケーションがとれることがわかりました。普段英語を話すことなどは英語の授業以外ないので、言葉が通じるだけで嬉しかったです。話しかける人数が多くなるたびに達成感も増していきました。
 アンケートの結果から、いろいろな国から訪れていることがわかりました。大阪が観光都市であることを改めて感じ、そこで観光学を学べることを嬉しく思いました。何度も日本を訪れている人もいて、日本の良さがその人たちの国にも伝わっていれば良いなと思いました。それと同時に、私も他国のことをもっと知りたい、もっと旅行に行きたいと思いました。外国人が日本を好んでくれているように、私も世界の異文化の理解を深めていきたいです。今回の大阪フィールドワークで実際に多くの外国人に触れ合ったことで、世界中が互いに分かり合える関係になれば良いのにと思いました。

入門ゼミ フィールドワーク
 3年生 橋本 優希

 6月19日、大学入門ゼミの一環としてフィールドワークに行きました。場所は「大阪くらしの今昔館」と大阪城で、外国人観光客を対象としたアンケート調査を行いました。大阪くらしの今昔館と大阪城は日本人よりも外国人の方が多く、現代観光のインバウンド市場の拡大を感じました。外国人の方はアジア圏が多かったものの、欧米圏など様々な国から大阪を訪れていたため、1年生も幅広くアンケートできたのはとても良かったと思います。
 このフィールドワークの目的は、現代外国人観光客が数ある国の中からなぜ日本、そして大阪という街を選んだのか、その中でもなぜその施設に来たのかをアンケート調査し、その調査結果をExcelにまとめてグラフにし、あらゆる視点から比較することです。それに、大阪の現代観光について学ぶとともに、1年生が自ら進んで英語でアンケートをとることで積極性や皆で何か1つのことをやり遂げる協調性や団結力を補うことにも力をいれていきました。
 私はSAとして1年生の補助をしていました。最初は恥ずかしがってなかなか実行に移せなかった1年生もいましたが、SAが最初に外国人に声をかけてから1年生にバトンタッチし、1人がアンケートを実行していくにつれて、皆もそれを見て緊張が少しほぐれていったのか、次第にアンケートをしていくようになりました。2つ目の場所、大阪城ではSAが助けるまでもなく1年生が積極的にアンケートをしている姿をみて、この数時間程度ですが、皆の成長している姿を実感できました。少し前までは高校生だった1年生が自分たちで何を質問するかを考え、それを英語に翻訳し、大学のEnglish Spaceでネイティブの先生と会話の練習をしてから、実際に大阪に来ている外国人観光客に質問をするのはきっと初めての事だった思います。それをしっかり行い、帰ってからのゼミ活動でも、その調査結果をまとめている姿を見て、これから先の1年生の成長がとても楽しみになりました。その成長を嬉しく思う反面、次回からは更なるスキルアップをしてもらいたいと思っています。例えば、作ったグラフをもとに自分たちの考察や実際の資料を基にPowerPointを作って発表し、その発表に対して感想を言うまで、この入門ゼミが終わるころには成長していてくれたら嬉しいです。それを実現するには、私たちSAが先導を切って行動することによって、1年生のお手本になれるようにしようと考えました。
 後期の入門ゼミでのフィールドワークやゼミ活動においての彼らの成長が今からとても楽しみです。私もSAとして彼らを支えて、私自身も国際観光学部の学生としてさらに成長できるような1年にしていきたいです。
  • 向かって左から、橋本さん、梅田さん、小野田さん