「お福分けめぐり」マップの作成に向けた調査を行いました(2)

淡路島フルーツ農園や淡路夢舞台、ノマド村などを訪れました

 森重ゼミでは、5月31日(土)から6月1日(日)にかけて、「お福分けめぐりマップ」を作成するための地域資源調査を実施しました。すでに、第1弾の報告をさせていただいていますが、今回は1日目に淡路島フルーツ農園、淡路夢舞台、ノマド村を訪れたグループと、夜に訪れた伊毘海岸の海ほたる鑑賞の様子をお伝えします。(森重昌之)
  • 淡路島フルーツ農園での摘み取り体験

  • 淡路夢舞台のローズガーデンにて

  • ノマドカフェの店内にて

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参加したゼミ生の報告

胃も心も満たされるフルーツ農園
国際観光学部4年 白野紘平

 5月31日、6月1日に、3回目の淡路島フィールドワークを行いました。今回は、昨年淡路島の観光イメージづくりのひとつとして提案した「お福分けめぐり」をマップにするために、淡路島の観光資源の調査と取材を目的に行いました。2日間で10カ所以上を周る必要があったため、1日目は2つのグループに分かれ、観光資源の調査・取材をしました。
 私たちのグループが最初に向かったのは、淡路市にある「淡路島フルーツ農園」です。淡路島フルーツ農園では、季節に応じてイチゴやミカン、ブドウ、ブルーベリー、サツマイモの摘み取り体験ができます。私たちが訪れた時期は、イチゴの摘み取りが体験できました。イチゴの品種は豊富で、とちおとめ、やよい姫、あきひめ、さがほのか、アスカルピー、紅ほっぺ、さちのかがあり、食べ比べることができます。イチゴを洗うポリバケツと練乳の入った紙皿を両手に持ち、ビニールハウスの中で摘み取りをします。両手が塞がっているため、イチゴを摘むのに少し苦労しました。小さなお子さんがいる家族や若いカップル、少人数の女性グループなど、様々な方がイチゴの摘み取りを楽しまれていました。ビニールハウスの中には、私たちを含めて4、5組、計15〜20名ほどが摘み取りを体験していました。
 農家の方は、多くの人に食べ頃のイチゴを摘み取ってもらうために、「食べられる分だけを摘み取るように」と立て札を設置したり、イチゴの収穫範囲をロープで区切り、摘み取れるイチゴが少なくなると、ロープをずらして範囲を広げたりするなど、工夫をされていました。淡路島フルーツ農園にはカフェが併設されており、コーヒーなどの飲み物とともに、農園で収穫されたとれたての果物を使ったケーキやパイがいただけます。また、フルーツはもちろんのこと、ジャムやイチゴ大福などがおみやげとして販売されていました。
 実際に淡路島フルーツ農園に訪れてみて、女性のグループや家族連れなどが多いことがわかったことで、「お福分けめぐり」のターゲットである祖母、母、娘の3世代女子に当てはまるのではないかと考えました。また、淡路島の恵まれた環境で育った新鮮な食物を自らの手で摘み取ったり、食べたりすることで、小さなお子さんの道徳心を養ったり、忘れかけていた食べ物に対する有り難さを取り戻し、福を分けていただくことで、胃も心も満たされて、淡路島の旅行がより良いものになるのではないでしょうか。
  • フルーツ農園の外観

  • 摘み取り体験のイチゴ

花と緑に溢れた淡路夢舞台
国際観光学部4年 小山明日香

 私たちは、淡路島のおすすめスポットをまとめたパンフレットづくりを行っています。その下見として、5月31日と6月1日に4回目のフィールドワークを行いました。パンフレットでは、癒し・教養・体験の3つに観光資源を分け、今後パンフレット制作を進めていく予定です。その中でも、私は癒しスポットである淡路夢舞台・国営明石海峡公園淡路地区を中心に調査を行いました。
 まず、淡路夢舞台は日本最大級の温室「奇跡の星野植物館」や「国際会議場」や「ウエスティンホテル淡路」など、多くの観光施設があります。植物館では、ウエディングフラワーショーやクリスマスフラワーショーなど、四季折々のイベントが開催されており、私たちが訪れた時には、「淡路夢舞台薔薇祭〜シェークスピアと薔薇〜」という展示が行われていました。館内では、シェークスピア戯曲が流れている中、絵画「ビーナスの誕生」とコラボした薔薇の展示や、ロミオとジュリエットをテーマにした展示を楽しむことができ、野外では薔薇のアーチや色とりどりな薔薇と写真撮影ができるスポットなどがあり、とても綺麗でした。カップルで訪れている人も多く、デートにもぴったりだと思います。展示室では、五感で感じられるようなギャラリーや、淡路島の伝統産業である淡路瓦とのコラボ展示があり、植物のことだけではなく、淡路島のことについても知ることができました。
 植物園を訪れた後、国営明石海峡公園淡路地区に行きました。この公園は「海辺の園遊空間」をテーマにしています。もともと関西国際空港建設のための約100haの採土跡地だった明石海峡公園は、自然の回復、花・海・島を活かしたランドスケープと園遊空間の場づくりを行っています。公園内には、「月のテラス」や「大地の虹」など、景色や自然をよりわかりやすく紹介している場所があり、音声ガイドや一言紹介などがありました。散策していても飽きることなく、学びながら楽しむことができます。また、芝生広場ではボールの貸し出しや「夢っこランド」という関西最大級の大型遊具、水遊び場など、子ども連れで楽しむことのできるスポットが集まっているため、ピクニックを兼ねて遊ぶに来ている家族連れが多く楽しんでいました。私が思っていたようなただの公園ではなく、観光するスポットがあったため、一日中楽しむことができるスポットだと感じました。また、売店で販売していた淡路島の特産品である玉ねぎや淡路牛などを使用した淡路バーガー「ゴールデンバーガー」が、ボリューミーでとてもおいしかったです。何度訪れても新しい魅力を発見できる淡路島の魅力をもっと多くの人に伝えることができるよう、パンフレットづくりを行いたいと思いました。
  • 夢舞台のローズガーデン

  • 日本庭園と淡路瓦のコラボ作品

  • 淡路バーガー

不思議な空間〜ノマド村
国際観光学部4年 岡村綾佳

 5月31日と6月1日に、森重ゼミでは淡路島でフィールドワークを行いました。地域活性化に興味のある私が今回見つけた施設をご紹介します。
 1日目に、「ノマド村」という、淡路市にある廃校となった小学校を利用した施設に行きました。ここでは、多彩な人びとが集まり、この場所を共有活用し、流動的に変化し続ける、開かれた場所の創造をめざし、地域の活性化と新たな観光地として貢献するとともに、国内外から注目を集める、未来型の生活スタイルの模索、提案を事業目的としているそうです。団体の中心メンバーは、ドイツとスイスで活動してきた写真家・映像作家の茂木綾子さん、ドイツ人映像作家のヴェルナー・ペンチェルさんが携わり、実際にノマド村で生活しながら、訪問者たちとともにこの場所をつくり上げています。その他の取り組みとしては、「長澤はっぱ新聞」で、長澤のイベント情報や田舎暮らしの良さを伝えることを目的とした新聞も発刊しています。
 ノマド村は「Café Nomad(カフェ・ノマド)」を中心に、毎週土・日曜日に、アート作品やミュージックコレクションに触れるなど、交流の場所としての機能を合わせ持つアートカフェや、雑貨や服を置いている施設となっています。
 実際に訪問してみると、何か不思議な空間でした。山の中にひっそりと建つ旧小学校の姿はどこか寂しげに残っていました。しかし、普段時間に追われていることを忘れさせてくれるような、ゆっくりと心に余裕を持たせてくれる、そんな雰囲気のある場所でした。トイレや廊下、運動場にプールなど、ほとんどが当時の小学校そのままで、目をつぶると、小学生が校内で遊んでいる場面を思い浮かびました。
 土曜日に行ったということもあり、ノマドカフェがオープンしており、私たちはお茶を楽しみました。メニューには、淡路島の旬な食材を活かし、ヨーロッパや日本の家庭料理をメインにアレンジした料理、無農薬・無化学肥料栽培のお茶やコーヒーがありました。今回は夕方ということもあってお茶だけいただきましたが、次回訪れた時には、食事をしてみたいと思いました。
 昨年からの淡路島のフィールドワークでは、淡路島の伝統文化や歴史を勉強したり、食を楽しんだりすることが多かったのですが、今回ノマド村に行き、淡路島の新しい観光の取り組みを見ることができました。今年度は、淡路島のパンフレット作成に向けて活動していますが、ノマド村の取り組みを少しでも多くの人に知っていただき、そして良さを伝えることの出でき来るように作成できたらよいと思います。
  • ノマド村のエントランス

  • カフェノマドの店内

光の絨毯のように見えた海ほたる
国際観光学部4年 船越勝太

 5月31日と6月1日の2日間、淡路島でフィールドワークを行いました。今回は2班に分かれて、施設を周りました。私の班では、淡路島ハイウェイオアシス、北淡震災記念公園、本福寺、パルシェ香りの館に行きました。どれも行く前に調べていたイメージと実際に行って感じたイメージでは全然違っていて、改めて淡路島の良さを感じました。その後、2つの班が合流して、伊毘海岸に海ほたるを見に行きました。
 海ほたるとは、約3mmの節足動物で、エビやカニの仲間です。海ほたるは夜行性で、昼間は海の砂の中に潜っていて、暗くなると砂の中から出てきて活動します。ですので、夜に海ほたるを見ると、光ってとてもきれいです。しかも、海ほたるは単体ではなく、集団で行動する特性があるので、まるで光の絨毯のようです。
 はじめは、地元で行われている海ほたる観賞会に参加する予定でしたが、それ以前の予定が遅れてしまったため参加できず、海ほたるを見ることは半ば諦めていました。しかし、伊毘海岸に行ってみると、自動車を降りてわずか20秒で、海ほたるの集団を見つけました。あまりにすぐに海ほたるの集団を見つけたのですが、最初は誰もここで海ほたるを見られると思っておらず、海を見ていなかったので、気づかずに通り過ぎかけました。しかし、1人が海ほたるに気づき、海を眺めると、本当に光の絨毯のようでした。これに感動して、写真を撮ろうとしたのですが、星の写真を撮るのと同じようで、写真にはきれいに写らず、ただただ暗黒の海が写るだけでした。海ほたるは、夜になると光っていますが、刺激を与えるとより明るく光ります。明るく光るのはほんの一瞬のことですが、より綺麗に感じます。
 海ほたるを見ることができる場所は、伊毘海岸だけではなく、阿万海岸などでも見ることができます。私たちは時間の関係上、阿万海岸に行くことができず、阿万海岸と伊毘海岸のどちらが綺麗な海ほたるを観賞できるのか比較することができませんでしたが、もし再び行く機会があれば、阿万海岸も訪れて比較してみたいと思います。
 今回の淡路島のフィールドワークでは、まだ行ったことのない施設をたくさん訪れることができたので、とても収穫の多いフィールドワークになりました。また、淡路島は行けば行くほど、知れば知るほど、良い島だと実感でき、このような島はなかなかないと思います。次に行く時までに淡路島のパンフレットを完成させ、そのパンフレットを持って周ってみたいと思います。より詳しく、わかりやすいパンフレットをつくって、淡路島に初めて訪れる観光客にも淡路島の魅力がしっかり伝わるようなパンフレットにしたいと思います。
  • 海ほたる観賞会の案内チラシ