Bチームはミナミエリアを中心に回る!!

メンバー(*がヘッド **がサブ)

小林志帆*(奈良市出身・3年),張宝**(中国出身・3年),川原美穂(佐賀県・3年),大矢和佳(大阪府・2年),藤沢賢宏(愛媛県今治市・1年),岡村綾佳(奈良市・1年),松川和矢(堺市・1年)

フィールドワークのコース

セレーネロビー 9:18発→(徒歩)→ 9:20着 地下鉄動物園前駅9:28発 →(地下鉄・御堂筋線)→ 9:37着 地下鉄なんば駅 9:50発 →(徒歩)→ 10:00着 NGK →(徒歩)→ 道具屋筋 →(徒歩)→ 「つるつるうどん」見学 → 10:16着 黒門市場 →(徒歩)→10:38着 自由軒 →(徒歩)→「ひろの一本釣り」見学→11:00着 上方浮世絵館 →(徒歩)→ 11:12着 法善寺 11:23発 →(徒歩)→11:30着 道頓堀いちびり庵→(徒歩)→ 11:57着 とんぼりリバークルーズ:たこ焼き 12:40発 →(徒歩)→ 12:50着 アメリカ村 13:00発 →(徒歩)→ 13:10着 地下鉄心斎橋駅発 →(御堂筋線・中央線)→ 13:33着 地下鉄大阪港駅着 →(徒歩)→ 13:47着海遊館前入館せず →(徒歩)→ 14:00着 サンタマリア号 15:00発 →(徒歩)→ 「なにわ食いしん坊横丁」:イカ焼き 15:11発 →(徒歩)→ 15:20着 地下鉄大阪港駅発 → (南港ポートタウン線)→ 15:34着 トレードセンター前駅 →(徒歩)→ 15:43着 WTC 16:15発 →(徒歩)→ トレードセンター前駅 16:23発 →(南港ポートタウン線・中央線・御堂筋線)→ 17:00着 地下鉄動物園前駅 → 17:06着 セレーネ

本来ならば…

本来ならば…4,580円のコースです!! 微妙です。

ミナミエリアからベイエリア,水辺の空間を攻めました!! 雨やのに…(レポーター:小林志帆)

とにかくミナミへ行きましょう!!

 23日の朝9時,新今宮にあるホテルセレーネのロビーに集合。私たち松村ゼミ9代目が中心になって行う初めてのフィールドワークだったので,みんな少し緊張していました。
 集合した後,先生からフィールドワークをするにあたっての注意点を聞き,担当のエリアチームごとに分かれて相談しました。今回のフィールドワークでは,各チームが自分たちの判断で,コースを選ぶことになっていましたが,各チームにエリアが割り振られ,そこの多言語化状況を調べることになっていました。私が担当したエリアは,ミナミエリアです。ミナミといったら,誰もがよく買い物に行く心斎橋やアメ村,そして道頓堀がある活気のあるエリアです。
 さて,ここで,Bチームのメンバーを紹介したいと思います。1回生の岡村綾佳・松川和矢・藤沢賢宏,いずれも個性派です。2回生の大宅和佳は「モロッコヨーグル」探訪の松ゼミWalkerでもお馴染み,いつも新今宮TICの活動に参加してくれているので,頼りにしています。最後に,3回生が張宝・川原美穂・小林志帆です。

1・2回生に記録を任せる!! 大丈夫,できるって!!

 私たちのBチームは特にプランを考えず,ここだけは絶対に行きたい,という場所だけあらかじめ決めて,そこ以外は行き当たりばったりで行こうということにしました。3回生の張君は中国出身なので,初めて日本に来てミナミを観光しに来た時に感じた事なども聞き,参考にしました。
 ホテルセレーネのロビーで,最初に皆で顔合わせをして,1・2回生も含めて,役割分担を決めました。1回生はフィールドワークのコースの記録担当,2回生は写真担当,3回生は多言語表示のチェックを担当しました。フィールドワークではとにかく記録を残すことが一番重要で,「出発の時刻から到着時刻」,「この時にこういう内容を話した」などなど,後から思い出せるよう,細かくこまめに書くことが大切です。現場の写真を撮ることも大切です。この重要な任務を1・2回生に任せるので,記録のとり方や記録の大事さなどをしっかりと理解してもらい,9時過ぎにセレーネを出発しました。
 ミナミへ行く前に新今宮TIC前で,Bチームの集合写真を撮り,さあ出発,と思いきや,絶対に雨が降り出しそうな空模様…,テンションがた落ちでした。ですが,そんな事にはめげず,気持ちを切り替えて,いざ出発!

NGKから道具屋筋,つるつるうどんで聞き取り

 まずは地下鉄動物園前駅に行き,1・2年生に駅の標識の多言語表示について説明をしてから,地下鉄御堂筋線で「なんば」まで行きました。地下鉄の駅名は「なんば」で,JRの駅名は「難波」,音は一緒ですが文字で書くと違うようになっています。「なんば」に着いてすぐ,駅構内のインフォメーションカウンターでどのような対応をされているのか気になり,向かいましたが,10時からの営業だったらしく,見学できませんでした。残念。
 次に迷わず「NGKなんばグランド花月」へ向かいました。笑いの聖地大阪を象徴する場所で,ここは知っとくべきところです。NGK前で間寛平さんの着ぐるみがいたので,記念に撮影しました。そして,NGKのすぐ南側にある「千日前道具屋筋商店街」に入り,そこから少し外れた場所にある「つるつるうどん」に行きました。ここはよく芸人さんが来られるので有名なところです。「つるつるうどん」で働く従業員の女性に色々とお話を聞けました。「つるつるうどん」では外国人旅行者がいつこられても対応できるよう,英語のメニューを置いているとのこと。このお店はよくメディアで紹介されるところで,観光雑誌でもよくお薦めのお店として掲載されています。従業員の方のお話では,「よく外国人の方も来られますよ」とのこと。この従業員の女性は,「ここのうどんの大ファンで,好きで好きでたまらず,ついに働いてもうた」そうです。とても素敵です! ぜひプライベートで食べに行きたいと思います。

黒門市場から法善寺へ!!

 次は,「黒門市場」へ。黒門市場は魚や肉など色々売っていて,市場の人に「外国人観光客の方はよく来られますか」と聞いたところ,「地震と原発事故が起きてからは,めっちゃ減ったなあ。それまではまあまあ来ててんけどなあ。』とのことでした。やはり東日本大大震災の影響は,どこも響いているようです。次の場所へ向かおうとした時,朝ごはんを食べて来ていない2回生の大宅和佳ちゃんが「お腹がすきました…」とつぶやきました。まだ10時半前です…。なので,ミナミで誰もが知っているお店「自由軒」へ行くことにしました。自由軒に着いたのが,開店時刻のちょうど5分前! よしやったあ!と思いきや「今日はお店の掃除するから,開店時間は30分延長するで」と言われ,皆でこけました。オムライスの口になってたのに…。
 気を取りなおし,次は「法善寺」へ。法善寺は水かけ不動さんや,夫婦ぜんざいが有名です。皆で水かけ不動さんにお参りをして,そのすぐ近くにある「上方浮世絵博物館」に入りました。そこへ行く途中,水槽で泳いでいる魚を自分で釣って,その場で調理してもらえるという面白い居酒屋を見つけました。こんなお店は,外国人も喜ぶと思います。張君によると「中国人はこんなんが大好き」だそうです。ここの従業員が張君の友達,今度食べに来たら,まけてもらえることになりました。

たこ焼き食べながら「とんぼりリバークルーズ」,これぞ大阪!!

 法善寺から道頓堀はすぐそこでした。お土産物屋の「いちびり庵」に行きましたが,いちびった大阪土産がたくさん並んでいました。「いちびる」という言葉はたぶん大阪弁,奈良県人の私はわかりました。いちびり庵の社長は,松村先生の友人だそうです。道頓堀をぶらぶらしていると,勝手に中止だと思い込んでいた「とんぼりリバークルーズ」がやっていました。乗り場近くで「大阪プロレス」のレスラーと遭遇。レスラーの方にポーズをキメてもらい撮影。松村ゼミで近々,大阪プロレスツアーを組もうという話が持ち上がっています。大阪プロレスはかつて新今宮のフェスティバルゲートのなかにあったそうで,松村先生は大阪プロレスのスペルデルフィンさんの「中身」をよく知っているとのこと。
 とんぼりクルーズの乗り場につくと,まだ時間があり,船内に持ち込みありだったので,たこ焼き屋に買いに行きました。ここで張君が,何と7人分のたこ焼きをおごってくれました! 大宅和佳はすかさず,「ごちそうさまです。いただきます。」…。張君,男前! とんぼりリバークルーズの船に乗り込み,ガイドから道頓堀の豆知識を聞きながら,ひと時の船旅を楽しみました。そして次に「アメリカ村」にも行きました。ここはやっぱりお洒落です。

 次にどうしようかと相談しましたが,せっかく2000円も出して周遊パスを買っているのだから,もっと活用しよう,ということになり,ベイエリアを目指すことになりました。ベイエリアは海遊館やWTCがあるエリアです。地下鉄心斎橋駅から御堂筋線で本町まで行き,中央線に乗り換え大阪港駅で降りました。そこから「サンタマリア号」へと向かいました。この湾内クルーズは,周遊パスのクーポンで無料です。そこで何と,松村先生のAチームと遭遇! クルーズが終わると,「なにわ食いしんぼ横町」へ。ここでは松村先生のおごりで,イカ焼きをごちそうになりました。イカ焼きを手渡しているとBチームの二人がいないことが判明,何とか無事合流できたのものの,ひやひやしました。そこからはAチームとは別行動で,私たちはWTC に向かいました。私たちがWTC に到着した時は,ちょうど雨もやみ,晴れてきていたので,景色が全部見渡せました。その後は地下鉄を乗り継いで,一路ホテルセレーネへ。
 大阪周遊パスを利用して,色々な施設やエリアに行きましたが,もう少し有名で人気のある観光スポットに絞り込み,そうすることによって,もっとパスの値段を安くした方が,利用者としては使い勝手がよくなると感じました。天候はほぼ一日中雨で,雨のなか水辺空間を回ったため,ずぶぬれになりましたが,1・2回生の参加者たちもしんどいとは言わず,頑張ってついてきてくれました。このフィールドワークが無事終われたのも,皆の協力と頑張りがあったからです。次のフィールドワークは絶対に晴れてほしい。

フィールドワーク参加者の感想

大宅和佳

 9時にロビーで集合してから,松村先生や先輩方の説明を聞いて,一番にロビーを出発ました。私たち7人はミナミエリア担当でした。私はカメラを預かり,多言語表記の看板や地図を撮って記録する担当でした。一日中雨が降り,天気は最悪でしたが,周遊パスを使って皆とまち歩きできたこの日は,まさに一期一会だったなと思いました。今回のまち歩きで印象に残ったのは,「とんぼりリバークルーズ」です。たった20分のクルーズでしたが,皆でたこ焼きを食べながら,頭上のカバーから滴り落ちてくる雨に怯えながらも,ガイドさんの話を楽しく聞けました。次,周遊パスを利用する時も,また「とんぼりリバークルーズ」に乗りたいし,皆にもお薦めします!

岡村綾佳

 初めてのフィールドワーク参加でとても緊張しました。仲良い友達と回るのではなく,全くの初対面の先輩方やまだ喋ったこともない同級生たちと,1日行動を共にするということで,不安から始まりました。新今宮から出発して,ミナミから天保山と大阪のまちを歩きまくりました。私は,中学から大阪の学校に通っていましたが,知らないことばかりで本当に観光気分を味わいました。ミナミで船に乗りながらたこ焼きを食べたり,法善寺でお参りしたり。雨のなかの行動は大変でしたが,近場でもまち歩きは楽しいんだなと感じました。楽しすぎて,松村先生から頂いたフィールドノートに書かないといけないことを,忘れてしまうくらい楽しかったです。次回もフィールドに参加できる機会があれば,次はもっとしっかりとノートに書き留められるようにしたいです。たくさんのフィールドに参加して,自分のやりたいことが見つかればいいなと思います。ありがとうございました!!