こぼれる木漏れ日の中の山歩き、心地良いですね。森林浴ができました。
  • 広がる大パノラマ。疲れが吹っ飛びます。

  • もみじの滝。小さな滝ですが、大きな存在感を感じました。

左:「久米の岩橋」役行者が一言主神に命じて葛城山から吉野の金峰山に橋をかけ渡そうとしたが、夜が明けて未完成に終わったという伝承における橋の一部と伝わる石造物があります。  
右:「胎内くぐり」
 

巨石群の目玉「胎内くぐり」。結構、狭いです。それだけに達成感はひとしお。生まれ変わったかな?

 
 

左:日本遺産の構成文化財「平石峠経塚」 右:中世の山城である「平石城跡」


 
磐船神社。饒速日命(にぎはやのみこと)が高天原から天磐船(あまのいわふね)に乗って降臨したという神話伝承が残る地の1つ。

 河南町が所在する南河内地域は、歴史資源に事欠かない地域ですが、数々の伝承が付されている巨石群はここ河南町でしか見ることができません。また、巨石群に関しては、金剛山地の提供する豊かな自然環境のもとでそれらを体感することになるため、登山やハイキング、スポーツを中心にレジャーを考える方々の目にもとまりやすいのではないかと考えられます。
 もちろん、伝承の類を直ちに史実と捉えることは難しいと考えられます。このことをきちんと踏まえた上で、地域魅力の1つとして観光に結びつけていくことができればと考えるところです。
 巨石群以外にも、今回の調査の中心であった日本遺産「「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」の構成文化財である経塚、拝観に際して俳句を詠むことをお願いされるユニークな古刹である高貴寺、最近注目されはじめたイチゴなどとともに、創意工夫しながら、河南町の魅力として発信することができればと考えています。
 今年度、河南町における日本遺産を中心とした研究活動に関しては、一旦の区切りとなります。河南町のみなさん、ありがとうございました。