経済学部3年生:岩橋奏侑、宮本健太郎、山津友貴

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。私たちはバッティングセンターの新規顧客やリピーターの獲得について調査を行いました。
 6月5日には、有限会社新森バッティングセンター(守口市)を訪問し、代表取締役の倉田氏にお話を伺いました。近年、少子高齢化の進行で野球人口が減少しており、バッティングセンターも中学・高校の部活等の野球経験者による利用が減ってきているそうです。そこで、現在の社長の倉田氏(2代目)は、リピーターを増やすよりも、若い女性客やカップルなど新規顧客の獲得に力を入れるようにしたそうです。そのためにSNSでの宣伝等の他にホームラン賞に美容院で使える商品券を贈呈するなど、地域の美容院などとも協力し、新規顧客の開拓に取り組んでいるとのことでした。
 6月12日には、バッティング童夢MAJOR(大阪市平野区)を訪問し、店長である安田氏に話を伺いました。同店では、毎週火曜は大学・専門学生DAY、水曜日はシルバーDAY、木曜日はレディースDAYとして1ゲーム200円でプレイできるといった、イベントを随時開催しており、様々な顧客が来てくれるような取り組みを行っているとのことでした。また、LINEや、インスタなどSNSでの宣伝にも力を入れており、その効果も上がってきているとのことです。バッティングMAJOR童夢はどちらかといえばリピーターの増加に力を入れているとのことでした。また、店長からは学生目線による改善すべき点を尋ねられたので、同店はドーム型なので天候に左右されず楽しめますが、その一方でドーム型であるため風が通らないので空調設備には力を入れるべきであると答えました。
 今回の調査により同じバッティングセンターであっても立地や経営方針により、様々な集客に対する取り組みがあることが分かりました。(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)