経済学部3年生:藤井寿人、壹岐浩太朗、中鉢龍之介

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。今回私たちはパチンコホール経営を行う企業に訪問し、新規店舗開業に掛かる費用について伺いました(経済学部3年生:藤井寿人、壹岐浩太朗、中鉢龍之介)。
 6月22日には、パチンコホール店KICONAを運営するアンダーツリー株式会社(大阪市西区)を訪問し、経営企画部副部長の南氏、課長代理の水畑氏、建築部課長の増井氏にお話を伺いました。規店舗開業に掛かる費用について一店舗建てるのに、パチンコ新台1台50~60万円×導入台数、広告費に100~200万円ほど掛かるそうです。また、パチンコ台は基本売り切りで追加生産はしないとのことなので、どの台を何台確保するのかが難しいとのことでした。
 7月6日には、パチンコホール店リッチウェルを運営する株式会社リッチウェル(ボネールグループ:大阪市中央区)を訪問し、代表取締役の福井氏、取締役営業本部長の萩原氏、店長の阿川氏にお話を伺いました。同社の運営する店舗は3店舗と少なく、その状況でどのような経営を行っているのかを伺いました。同社では新規店舗を増やす意志はなく、むしろ既存店舗でのイベント景品等に工夫を凝らし既存ユーザーが離れていかないように注力しているとのことでした。また、同社によると近年のパチンコ店の大きな課題として、タバコの規制があるとのことでした。同社の店舗は規模が小さく、喫煙ルームを作っても少人数しか利用できないものしか作れず、また、外で吸おうにも路上喫煙の規制があり難しい状況にあるとのことでした。
 今回の取材で同じパチンコホール経営でも企業規模の違いによって大きな相違が見られることを確認することができました。(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)