経済学部3年生:安藤星梨菜、道中星哉、猪早優花

 経済学部豆本ゼミでは、例年、フィールドワークを中心に据えたゼミ活動を行っており、3年生のゼミでは学生自身で研究テーマを決めて企業訪問を行っています。私達は、「ホテルのグローバル化」をテーマとして調査を行いました。
 7月6日にリーガロイヤルホテルグループの一つである、リーガロイヤル大阪(株式会社ロイヤルホテル、大阪府中之島区)を訪問し、経営企画部の高坂氏と清水氏にお話を伺いました。同社は2023年1月にカナダ系不動産投資会社のベントール・グリーンオークと資本提を行いました。今回の提携でロイヤルホテルはリーガロイヤルホテル大阪の土地・建物をベントール・グリーンオークへ売却し、ロイヤルホテルが引き続きホテルの運営を行うことになっています。今後は2025年の大阪万博を睨み、135億円をかけて客室やバックヤードなどを大規模にリノベーションしていく予定とのことです。今回の資本提携によってインターコンチネンタルホテルグループの会員予約システムを活用できることとなり、その中でも最上位グレードに当たるヴィニェットコレクションの一員となり、名称も「リーガロイヤルホテル(大阪)ヴィニェットコレクション」に変更されるそうです。
 また同社では、SDGsにも積極的に取り組んでおり、リサイクルボックスの設置や再生プラスチックの利用、アメニティーが必要か否かを宿泊者に尋ねることで無駄な消費を抑えるなどの取り組みをこなっています。また、ジェンダーへの配慮として男性用個室トイレにゴミ回収ボックスを配置するなどの取り組みも行っているとのことでした。(今回の調査では、阪南大学学会の補助を受けて実施しました)