大阪府商工労働部との連携事業「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」⑧
株式会社中田製作所の吉井健司様、井上沙紀様よりご講演をいただきました(経済学部 三木ゼミ2年生)

 2016年11月28日(月)、経済学部三木ゼミ2年生は「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消の取組み」の一環として、株式会社中田製作所の吉井健司様、井上沙紀様をお招きし「中小企業で働くことの魅力」についてのご講演をいただきました。なおこのご講演は「グローバルビジネス論b」 (三木担当)の受講生も併せて聞かせていただきました。
 以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

高木 忠臣 さん (経済学部2年)

 私自身、何も将来のことについて考えていなくて、正直今あせっています。私は特に何もできないし、ただ大学に通っている生活ですが、生まれが大阪の泉州地区で、だんじり祭りが有名な町の人間なので、将来は地元から離れて仕事はしたくないと小さい頃から思っていました。しかし地元には大手企業があるわけでもなく、中小企業ばかりで将来が見えていませんでしたが、今日お話を聞く中で中小企業でもやる気があれば出来ると聞き気持ちが楽になりました。様々な目線から話を聞けてとても良い経験になりました。

堀田 成美 さん(経済学部2年)

 自分も親もそうなのですが、大企業に就職した方がいい、自慢できるという点でできれば大企業に就職したいと考えていました。大企業は入社して退職するまで自分がするべき仕事は決まっていて、毎日同じことの繰り返しだと感じています。中小企業は1つの仕事だけではなく色々な仕事があり、毎日決まった内容をするわけではないと感じます。自分の見栄を取るか、仕事が飽きない新しいことをできる方を取るかだと考えています。ずっと大企業の方がいいと感じていたのですが、今日中小企業の話を聞いてイメージが変わり、中小企業の方が仕事のやりがいを感じることができるなと感じました。就職活動の幅を広げたいと考えました。

日野 泰彦 さん(経済学部3年)

 今日の外部講師のお話を聞いて一番印象に残っていることは、吉井様がおっしゃっていた、中小企業の魅力というのは従業員が少数の会社であるので、会社の全ての人の名前や特徴・性格がわかり、その人がどのようなことを考えているのか、どういったことを気にしているのかが鮮明にわかることだとおっしゃっていたことです。
 私も、やはり三木先生がおっしゃっていた「大手企業に入社することが幸せではない人もいる」と同じように、その人に合った企業を探すことが人生を成功させる近道だと考えています。世間はどうとか周りの人はどう思っているか、ではなく、自分自身がどう思いその企業を選んだのかが重要だと考えています。そうしなければ無駄な時間だけが過ぎ、後悔してしまうと感じています。後悔しないためにも、自分自身が考える人生を選んでいきます。

前田 翔 さん(経済学部3年)

 本日はご講演ありがとうございました。
 前回の外部講師ご講演とは全く違う内容でした。前回は、普通の会社に入り毎日同じことを繰り返していて楽しいのか、というようなお話でしたが、今回は全く違った内容でした。私は前回のご講演で、本当に自分の会社を持ちたい、自分の出したアイディアで世界を驚かせたい、などと思っていました。しかし今回中田製作所さんのお話を聞いて、少しですがこのようなところで働くのもいいなと思いました。
 なぜこのようなことを思ったのかというと、私自身企業で働くということに良いイメージがなかったからです。毎日のような残業・転勤が多い・福利厚生が悪い・先輩たちにいじめられる。これらのようなイメージしか持っていませんでした。それは、社会を経験している先輩や友人にも聞くし、ニュースなどでも聞くからです。しかしそれは勝手に自分が思い込んでいた想像で、実際企業から直接聞いたことがありませんでした。
 なので、本日実際に働いている人から話を聞いて、考えがすごく変化しました。「楽しそう」「働きがいがある」「職場の雰囲気が良さそう」「福利厚生が素晴らしい」この4点がすごく印象的で、僕の考え方が変わりました。また1つ今後の人生に大きな道ができたと思います。
 今日は本当にありがとうございました。

ご参考