社会連携事業「ベトナムで働くことの魅力をどのように伝えるか」①
平衡舎 室井 匡人様よりご講演をいただきました (経済学部三木ゼミ2年生)

 2016年10月24日(月)、専門演習2(三木担当)は、社会連携事業「ベトナムで働くことの魅力をどのように伝えるか」の一環として、ベトナムにある人材紹介会社「平衡舎」取締役の室井 匡人(むろい まさひと)様をお招きし、「新卒から海外という選択肢」というテーマでご講演をいただきました。なおこのご講演は、経済学部「グローバルビジネス論b」と合同で実施しました。
【室井 匡人 様 ご略歴】
関西学院大学卒業、海外在住4年目
学生時代からミャンマー、ベトナムへのインターンシップを行う。ベトナムでの人材紹介業を経て、独立し平衡舎を立ち上げる。法人営業、就職・転職コンサルティング、Webメディア制作・運営、WEBマーケティングを担当。

【ご講演の内容(大項目のみ)】
1 ベトナムって?
2 自己紹介
3 ベトナムで働いてみて
4 僕が思うグローバル・ビジネス論
5 これからのグローバル社会について
以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

飯尾 梨紗 さん (経済学部2年)

 今日のご講義で室井さんから、ベトナムで働いてみての色々なお話を聞くことができました。新卒で日本を離れベトナムに行き、文化や言語も違う中で大変な思いをしながら働いたこと、働いてみてベトナムの文化を知り、日本ではあり得ないようなこと(ご飯は音を立てて食べる、等)を理解することができたこと、言語がわからなくてもどかしい思いをすることが多かったが、それを糧に自然と話ができるようになったこと。その国に行ってみないと何があるかどんな出会いがあるかもわからない、行ってみることチャレンジしてみることが大事なことだとわかりました。
 外資企業で名前も知られていなくても、実力と人柄さえあれば人はその人と付き合っていきたいと思ってもらえる、という言葉がとても印象に残りました。私はまだ実力というものが自分でもわからないので、せめて相手を大切に接していき、付き合っていきたいと思ってもらえる人材になりたいと思いました。

石原 夏帆 さん(経済学部2年)

 室井さんのご講演を聞いて、働くのにテーマを決めた方が自分の働き方に行き詰まることはなく、目標を持って働けるのだろうと思いました。講演中にもありましたが、日本人は通勤電車の中でケータイを見て、どんよりとした空気で会社に向かっている、お金がもらえるから仕方なく働きに行くというような光景で、私はそんな風に働きたくありません。室井さんのように目標を持って、しんどくても楽しく働きたいと思いました。海外に行くと日本と違った視点で働けるし、いい刺激になると思います。小さい日本で一生を過ごすより、海外に行ってみるのもいい経験になると思いました。

坂口 涼 さん (経済学部2年)

 本日のお話を聞いて改めて思ったことは、日本という国は平均を求める国だということです。幸せとは何か、良い大学に入学し大手企業に就職することが幸せなのか、日本はハングリー精神のない国になってしまったと思いました。戦後、国の再生のために全ての人達が幸せになる努力をしていたと思います。私は型にはまった人生を送りたいとは全く思いません。一度きりしかない人生なので、新卒から海外に行くという手段は成功への一歩なのかもしれないと感じました。日本は経済が停滞しており、今後景気回復するかどうか怪しいです。発展途上国の成長を上手に利用し、自分の人生に花を咲かせたいと思います。