株式会社決断力 高島代表よりご講演をいただきました

 2015年6月2日(火)、経済学部大学入門演習Fクラス(1年生対象、三木担当)は、株式会社決断力の高島代表をお招きし、「人生とは『決断力』〜社会人に求められるもの〜」というテーマでご講演をいただきました。高島代表は松下電器産業(株)【現:パナソニック(株)】入社以来28年にわたり、松下幸之助の直轄部隊として事業部長の経営の決断をプロデュースし、プロジェクト現場での問題を解決されてきました。昨年独立し株式会社決断力を設立、これまでのご経験と幸之助哲学を融合した各種決断力セミナー、社員のやる氣を高めるセミナーを提供されています。

ご講演の内容(要旨)

・決断力とは
・決断力が重要になった背景
・決断力の構造
・自分の決断力パターンを知る
・決断するには「価値観」を明確にすること
・学生は「自分の価値観を確立する」ために学ぶ
・決断と判断の違い
・「価値観」とは何か?
・年齢に応じて、価値観も変わる
・決断力の高め方
・「報告」と「相談」の違い

以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。

池永 昂平 さん(経済学部1年)

 今日、高島さんに「人生とは「決断力」 〜社会人に求められるもの〜」というテーマでお話をいただき、「決断力」というものがどれほど大切なものなのかということが分かりました。人生で大切なことは全て「決断力」によって今後どのようになって行くかが分かれていくのだと思いました。私は今まで「決断力」という言葉を軽く認識していて、そんなに深く考えたことがありませんでしたが、今日高島さんの話を聞いて「決断力」の意味や重要性を再認識しました。
 自分の決断パターンを知る、というワークで、自分はCの「人格者」という結果でした。「人格者」のところを読んでみると「あぁ、そうやわ」と思うことばかりでした。例えば「自分のことよりも他人のことに配慮する人」や「人の話をじっくり聞く」がそうで、自分はそうだなと思いました。私もバイトはしたことがあったので上司はいました。その人はやる気もあって人望もありました。私はその人をすごいと思い、また尊敬するところもありました。きっとその人も「決断力」というものを理解していていい選択をしていたのだと思いました。「自分の価値観」という部分では小学校6年生の時のイチロー選手の作文や、釣りバカ日誌の浜ちゃんで、自分の好きなことにはどんな状態になっても頑張っていけるということを教えていただきました。まさにそうだと思いました。これからは自分が就職することを想定し、自分に足りないことやこれからやっていかないといけないことを明確にしていき、そしてどんなことがあっても臨機応変に対応できるようになれたらいいなと思います。これからも高島さんの話を心から受入れ、そしてこれからの「決断力」に生かしていけたらいいなと思っています。今日のこの講義はすごくためになったし良かったと思います。そして、これからは自分の頭で考えていこうと思いました。

荒木 凛太郎さん(経済学部1年)

 高島代表のお話を聞いて、物事を決断する価値観が変わりました。私は今まで優柔不断でなかなか決められないので悩んでいました。
 自分がやるべきこと、やりたい、したいと思ったことの優先順位を明確にし、そしてその決断することにはどの事柄にも「責任」があるのだなと思いました。この先の人生、いつまでも親に甘えていてはダメだと思います。周りの雰囲気や意欲の無い人間と一緒にいて、流されるような、弱くて低レベルで「自分」というものを持っていない人間、いや大人にはなりたくありません。そうならないように、自分は高島代表のお話にもあったように、「やる」と自分で決断したことはとことんやり切り、失敗してもそこでダメにならず、失敗したその先が大事だと思うので、めげずに貫きたいと思いました。自分の決断パターンはCの「人格者」でした。いい人かどうかは置いておいて、他人のことを意識しすぎて人見知りというのもあって、自分の意見を今まであまり言えずにいました。
 そう考えると損をした生き方をしているなと思いました。言わなければ相手に伝わらないですし、言ってみて何か変わることもあるかもしれません。これからは相手のことを思いやって自分の意見を言わずモヤモヤするのではなく、自分は何を思ってどうしたいのかを相手にはっきりと伝えられるように努力していこうと考えが変わりました。
 「決断力」というのは単純だと思っていましたが、深いのだなと思いました。浅はかに考えるのではなく、じっくり後悔しない、もしくは後悔を少なくできるように決断していこうと思います。
 高島代表のお話で「決断」に対する考え方が変わったので、日々意識して少しでも成長できるように精進していきたいです。
 本日は、ありがとうございました。

【ご参考】