ワークスタカフネ株式会社 豆井雅之社長にお話をうかがいました(経済学部三木ゼミ2年生)

 2014年12月10日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、大阪市中央区にあるワークスタカフネ株式会社を訪問し、豆井雅之社長よりお話をうかがいました。
 三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。今回は2014年度第11回校外学習となります。
 豆井社長は約1年前にe-コマース事業、広告代理事業等を業務内容とするワークスタカフネ株式会社を起業されました。担当教員(三木)の民間企業勤務時代からの旧知の仲(豆井社長が三木の先輩)であり、今回学生に「起業」に関連する内容を中心にお話をいただきたいというお願いに、快く応じていただきました。

豆井社長のお話の内容(大項目のみ)

・会社概要
・事業領域とビジョン、事業プラン
・起業について(起業のハードルは以前に比べ低くなった)

目標に一歩近づくことができました/ 2年生 松本光司

 今回、私たちは株式会社ワークスタカフネを訪問しました。ワークスタカフネは昨年起業したばかりの会社で、将来の目標が起業である私は、今回の訪問をものすごく楽しみにしていました。
 代表取締役の豆井社長は20年以上大手電機メーカーで半導体の設計や商品開発を手がけていたことから、起業しようとした時に、企業会計や名刺の作成など細かいことが分からなかったので(大企業ではそれらは専門の部署がやってくれる)、それらを学ぶため中小企業に一年勤め直したとのことでした。私は、個人が得られる知識やスキルの量は、大企業の方が勝っていると思っていましたが、中小企業は自分でカバーしなければならない業務範囲が大きいため、後々起業したいという人にとっては学ぶべきことがたくさんある場だと感じました。
 豆井社長のお話の中で、起業する上での難関として2点挙げていただきました。1点目は登記です。登記がスムーズに行かなければその後の実務作業も遅れていくため、いかに登記をスムーズに行えるかが大事だそうです。一昔前までは、例えば近隣にある他社とほとんどそっくりの名前は登記が通らなかったのですが、今では登記が通ってしまいますので、逆にきちんと調査をして安全な名前を付けないと登記後にトラブルになるので注意が必要だそうです。2点目は銀行に法人口座を作ることです。これをスムーズに行うには取引先の銀行に自社を信頼してもらわなければならないため、事業内容を明確にしておく必要があるとのことでした。また新たな気づきとして、今すぐにやらない事業内容も将来を見越して事前に登記を行うことが可能であることを教わりました。但し多くを羅列するのではなく、登記する事業内容は実業をイメージして関連性あるものに限定して、銀行への事業説明を前提に選択する必要があることを教わりました。
 これらのお話を聞いて、やはり起業は難しいなあと感じていたところ、逆に現在の起業が簡単になっているというお話をうかがいました。今では起業に関して無料で相談を受けてくれる支援機関があったり、月1万円程度で税理士を雇えるようになったりしているそうです。起業してから事業展開をしていく難しさは変わらないですが、起業することだけに着眼するとハードルが低くなってきているという事実を感じることができました。
 先にも書いたのですが、私の将来の目標は起業することです。今、自分がこのゼミで磨いているグローバルのノウハウを更に磨きあげて、世界に羽ばたいていけるグローバル企業を作りたいと思っています。豆井社長のお話から、今の自分がやっておくべきことが明確になってきたので、今のうちからしっかりと勉強し、知識をつけて、目標を達成することができるように努力していきたいです。

将来起業してみたいという想いが芽生えました / 2年生 李 章徳

 今回、私たちは大阪市中央区にあるワークスタカフネ株式会社を訪問し、豆井雅之代表取締役から起業する上でのポイントやアドバイスについてお話をいただきました。ワークスタカフネ株式会社の主な事業内容は通信販売、広告代理、経営コンサルタント、投資業務であり、得意としている分野は広告を通して情報を売ることと企業を分析し投資することです。私は訪問する前、起業することはとても難しいしお金もかかるため、リスクが大きいのではないかと思っていましたが、逆に現在では低コストで起業することができ、起業をサポートする機関も増えてきていると知り、将来は起業して「独自のビジネスにチャレンジしてみても悪くないな」と思いました。
 豆井さんは以前大手電機メーカーで半導体の設計を担当していたのですが、当時から起業してみたいという思いがあり、55歳の時に独立することを決め、独立する前に小さな会社で下積みを経験してからワークスタカフネ株式会社を起業しました。豆井さんは「大企業に勤めていたため、経費処理にしても名刺作りにしても専門の部署がやってくれていた。起業した今はそれらの仕事を全て自分でしなければいけないため最初の頃は大変だった」とおっしゃっていましたが、豆井さんのその後のご経験から、大企業では全体の中の一部しか見えないが、細かな作業も含め何もかもを自分がすることで会社全体を俯瞰することが出来るようになる、ということを教わり、苦労する代わりにそれだけ知識や経験も身につくのだと気付きました。

 また、起業を成功させる上で重要な二つのポイントを教わりました。1点目は会社登記、2点目は銀行法人口座開設で、この二つを通しやすくすることが起業を成功させる上で重要で、いかにスムーズに事を進めるかが大切であることを教わりました。
 しかし、こうして起業するにはある程度の知識と経験がないといけません。起業するための本を熟読したり、簿記を勉強したり色々と大変です。また民法も勉強しておいたほうが良いというのは印象に残りました。知識は起業する上で間違いなく役に立ちます。でも、だからといって知識が無ければ起業できないというわけでもなく経験に左右されることが多いと知り、経験と知識のバランスが重要であると思いました。先ほど述べた通り幸いにも今の時代は過去に比べて非常に起業しやすくなっています。さらにはローコスト化によって税理士を雇うのにもお金がそんなに掛からなくなってきています。起業するのに支援してくれる公的機関も充実してきています。こうしたサポートのおかげで起業するのに資金もそこまで必要なく、わからないことも支援機関が支えてくれます。
 だから、起業したい思いがあれば、その気になれば、成功するかどうかは別にして、誰でも起業することが出来ます。問題は自分がどんなことをやりたいのか、起業して何がしたいのか、何をコアコンピタンス(競合他社に勝る優位点)とするのか、これらをはっきりさせることが大事であり、私のこれからの課題でもあると考えています。