映画のロケ地を巡りながら、広告やメディアについて考える会を実施!

 11月4日(休校日)夕方から、大野ゼミで「とんぼりリバークルーズ」と「なんば・心斎橋でメディア・コンテンツを考える会」を実施しました。
 
 我が基礎演習クラスでは、3ヶ月に一度の割合で、様々な社会見学を行う計画ですが、今回はその第1回目。
 「水の都・大阪」そして「日本一の屋外広告密集地」を実地検分しようとの企画意図です。

 まずは「とんぼりリバークルーズ」。これは、戎橋を起点に日本橋〜南堀江までの道頓堀川を約20分で一周する観光クルーズ。海外からのツーリストにも大好評で、予約を入れておかないと1時間待ちになるほどの人気ぶり。水路から観察することで、ダイナミックに変化を続ける大阪という都市を構造的に把握しました。

 下船後は、大阪のアイコンでもある『グリコの看板』が、つい最近リニューアルされたので、その噂の電光広告装置を間近で観察。さらに看板掛け替え工事中に話題となった、綾瀬はるかがランナーの格好をした臨時看板広告などのメディア波及効果・広告代理店の狙いなどにも思いを馳せました。  さらに近隣に並び立つ大型広告看板、老舗の立体看板を‘観光客の気持ちになって’どこがユニークなのか、ふだん見慣れている看板類が実はきわめて特殊な事例であることを、東京や京都と比較して再認識しました。消費意欲をかき立てる独特の広告空間を形成しているこのエリアは、今後のゼミでの研究対象の一つになりそうです。

 お腹も空いてきたところで、東京から大阪に進出して来た「すしざんまい」で食事。各地に店舗を拡げつつあるこの店は、ユニークな名物社長が毎年正月に1億円の値でマグロをセリ落とす事で有名。企業のPR(パブリック・リレーション)におけるキャラクター的人物の存在意義、ニュースやワイドショーで取り上げられることによるメディア換算価値などについて、鮨をつまみながら講義を受けました。

 また、今回の辿ったルートは、2013年12月封切の映画『恋するミナミ』(リム・カーワイ監督)の撮影ロケ地を訪ねる道のりでもありました。指導教員の大野の知人が映画製作に関わっていたことから裏のテーマに選びました。勉強会の仕上げは、映画の中にも登場したバーで昭和のポップカルチャーについて学びます。この店は、大阪のマツコ・デラックスと呼ばれる某ローカルタレントがオーナーであり、店内には彼の収集した昭和のアイドルのレコードや映画のポスター、広告販促グッズなどが所狭しとばかりに並べられています。幸運にもご本人にお目にかかる事もでき、テレビ出演時のVTRなどを本人解説付きで鑑賞することもできました(タレントさん肖像権のため写真は省略します)。

今後も大野ゼミでは、メディアやコンテンツを考えるきっかけとなる社会見学を続けてゆきます。