【学生報告】Liberty Sports フラッグフットボール

 2014年4月からLiberty Sportsプロジェクトの一環で、松原市内でフラッグフットボールを広めるための活動を展開しています。本レポートでは、この活動に携わっている学生に、2014年度前期の取り組みについて報告してもらいます(担当教員:早乙女 誉)。

玉置 友哉(流通学部3回生)

 今年の4月から、授業の一環で1年かけて小学生にフラッグフットボールを教えるプロジェクトがスタートしました。メンバーは私を含めて5人、全員がフラッグフットボールをやったことがなかったので、まずはフラッグフットボールに詳しい方からルールやプレーの方法を教えてもらいました。次に、一度体験しただけでは小学生に教えることができないので、授業の時間を使ってメンバー以外の大学生を対象に体験会の練習をしました。しかし、私たちがルールや練習メニューをしっかり把握していなかったせいで、プログラム全体がグダグダになってしまいました。

 そして、プロジェクトがスタートしてから約1か月後の5月10日に、松原市の天美北小学校で小学生約20名を対象にした第1回目のフラッグフットボール体験会を開催しました。はじめは、キャッチボールやみんなでしっぽ取りゲーム、ボールをゴールまで運ぶゲームをしました。キャッチボールとしっぽ取りゲームは楽しんでもらえたのですが、ボール運びゲームでは決まった人しかボールを持っておらず、他の小学生から「楽しくなかった」という声があり、プログラムの構成に課題が残る結果となりました。

 そこで、私たちは1か月後の第2回目の体験会に向けて「やはり試合のほうが楽しいだろう」という考えのもと、小学生の初心者でも楽しめる試合のルールや、その教え方について考えました。「攻撃のルールは攻撃権4回」、「前にパスできるのは1回」、「後ろにパスすることはできない」の3つです。守備のルールは「ボールを持っている人のフラッグを取りに行く」、「相手の陣地内に入らない」の2つです。第2回目の体験会を開催する前は「初めてでこのルールは難しいかもしれない」とも思いましたが、何度か試合を重ねるうちに小学生たちがチーム内で作戦を考え、それぞれが自分の役割を決めて自主的に楽しんでくれました。集まってくれた約20名の小学生に楽しんでもらえたので、2回目の体験会は成功だったのではないかと思います。
 それから1か月後の前期最後の体験会は、1回目と2回目に参加してくれた小学生よりも初めて参加する小学生が多かったため、その場で、試合をするのは難しいと判断し、試合ではなくボール運びゲームをしました。しかし、1回目の体験会と同様にボールを持つ人が決まってしまい、同じ失敗をしてしまいました。前期最後の体験会がこのような結果で終わってしまったことが大変残念です。

 後期は前期で失敗したことを繰り返さないことと、初心者の子が来ても楽しめるメニューを考え、キャッチボール・しっぽ取りゲーム・試合以外で楽しいメニューを新しく自分たちで考えることと、私たちの指導力のレベルを上げ、今までのルールではなく、もっと公式のルールに近づけることを目標に頑張りたいと思います。最終的には今年度中に小学校内でリーグ戦やトーナメント戦を開催したり、小学校外のホントのフラッグフットボールの試合に出場することを目標に頑張ります。