<久米島フィールドワークへGO!>


沖縄の離島・久米島にやって来ましたー!!

エメラルドグリーンの海が美しい…まさに南国ですな♪

実は、国際観光学部・森重ゼミの先輩達
この久米島に居るそうなんです!
しかも私が上陸する2日前から…。。
「なんで、私を置いて行ったのーーー?!(涙)」
(あ、すみません、私が別の仕事だったからです…。汗)
ということで、急いで先輩達に合流しましょう!!

やって来たのは、日本の渚・百選にも選ばれたイーフビーチ。

この近くに先輩達が滞在しているハズなのですが…あっ!
お散歩中の森重先生を発見!!さっそく、お話を聞いてみましょう♪

「皆さん、なぜ久米島にやって来たんですか?」

森重先生
「今回の目的は、久米島について良く知り、マリンレジャー以外の新しい魅力を見つけ出すことです。最終的には今回発見したことを踏まえて、観光客の方に『久米島に行きたい』と思って頂くにはどうしたら良いのかを考え、久米島町観光協会の方にご報告・ご提案する予定です。」

「マリンレジャー以外、ですか?」

森重先生
「そうです。現在、マリンレジャー目的で久米島を訪れる観光客は多いので、シーズンオフや雨の日でも楽しめるスポットや、新しい楽しみ方を見つけることが今回のゼミ活動の目的なんです。」

「なるほど!そうすれば、冬場でも観光客を呼べますし、天候に関わらず満足してもらえますもんね!でも、そもそもどうして久米島?

森重先生
「これは、3年生が自分達で決めたんです。毎年、フィールドワークの調査対象地域は自分達で決めるので。」

「へー、自分達で決めるんですね!てことは、ぶっちゃけ沖縄に行きたかっただけ…

森重先生
そうかもしれません(笑)でも、ゼミ生全員が調査したい地域を挙げ、今年も約20通りの候補の中から決めました。それぞれが、『この地域のこういう問題を解決するために調査に行きたい!』というプレゼンをして、皆で話し合って決めていくんです。」

「20通りも候補が…自分達で決めるというのも、大変ですね。」

森重先生
「そうですね、でもこれが私のゼミの大きな特徴でもあります。高校までとは違い、社会に出れば『これは問題です!』と書いている問題なんてないんですよ。自分で問題を発見し、解決していく力が求められます。」

「なるほど!そうやって、社会人として必要な力を身に付けて行く訳ですね!」

森重先生
「ちなみに、観光協会の方への説明やアポをとるのも全て自分達で行いますし、航空券やホテルなどの手配も自分達でやるので、社会人基礎力はかなり身に着くと思いますよ!」


なるほど、ただ遊びに来た訳じゃないということが、よ~く分かりました♪
森重先生、ありがとうございました!!


ところで、先輩達は…
えっ?もうフィールドワークに出掛けただって?!
こうしちゃいられない!急いで追いかけましょう!!

<歴史・風水チーム>

先輩達は、調査する目的ごとに、
「歴史・風水チーム」「海洋深層水チーム」「SNS映えチーム」「自然チーム」の4つのチームに分かれて活動しているよう。
とここで、まずは「歴史・風水チーム」の先輩達を発見!!
こんな、神社みたいな場所にいましたよー!!

ここは、「君南風殿内(ちんべーどぅんち)」という祭祀殿なんだって!

先輩達によると、久米島はその昔、
中国から琉球王国への使者が最初に到着する島だったそう。
その時に中国から伝わった風水に基づいて建てられた建物やパワースポットが多い
と聞いて調査しているのです!

昨日は久米島博物館を見学し、資料を調べて歴史について学んだり、
国指定重要文化財でもある上江洲家(うえずけ)を管理されているおばあに風水についてのお話を聞いたりしたんだとか♪

パワースポットってなんだかご利益ありそうで、惹きつけられるものがありますよね!!
頑張って調査、続けて下さーい!!

<海洋深層水チーム>

続いて向かったのは、琉球コスメハウス!「これ、絶対楽しいやつやん!!(歓喜)」やっぱり女子たるもの、美容は最大の関心事なのです!!

そこに居たのは、「海洋深層水チーム」のみんな。

先輩達によると、久米島には日本トップクラスの規模を誇る海洋深層水研究所があり、 ミネラル豊富な海洋深層水を使ったコスメが有名なんだって!!

私も化粧水や美容液を試してみました♪(にしても、私の顔、真剣すぎません…?笑)

お土産物コーナーにも、海洋深層水を使ったコスメがいっぱい!!お土産を買うのも、観光客の大きな楽しみの一つですからね。
だから、これは調査です。これは調査です!!(2回目。笑)

ちなみに、海洋深層水は車エビの養殖にも使われているんだって!
久米島が車エビの名産地って、知らなかったなあ。
昨日は養殖場に見学に行って、美味しい車海老を頂いたのだとか…羨ましい!

「ちなみに、これまでの調査で何が一番楽しかった?」

女子達
「エステ!!(即答)」

そう、海洋深層水を用いたプールのあるスパ施設「バーデハウス久米島」で、エステをしてもらったんだって…羨ましい!
(残念ながら、こちらはお写真NGです♪笑)

いや、なんとも幸せな調査ですね!
海洋深層水、若い女性を呼ぶのには重要なキーワードかもしれませんね!!


<SNS映えチーム>
続いて訪れたのは、赤嶺パイン園♪
沖縄といえば、やっぱりパイナップルですよねー!
ここで出会ったのが「SNS映えチーム」の先輩達。
ですが…

どうやら収穫時期が過ぎており、
ちっちゃーいパイナップルが数個なってるだけでした…残念!
でも、「え、パイナップルってこんな風になるんや!知らんかった!!
じゃあ、パインジュース飲もう!美味しいこと、だいじ!!
と、いつでも明るい先輩達なのでした♪
(はっ!もしや最初から、パインジュース目当て?!)

「あ、新種のパイナップル発見っ!!」

(とか遊んでみたけど、これSNS映えするかしら…?笑)
みんな昨日から、SNS映えしそうなスポットを探しては、自前のカメラで写真を撮りまくっているそうですよ!!

うーん!どこをとっても、絵になりますなー♪

いまや、若者にとってSNS映えする写真を撮るのは生活の一部!
観光客を呼ぶのにも重要なキーワードだから、色々提案できるよう調査頑張ってね!!

<自然チーム> さて、そろそろお腹がすいてきたぞ。
ということで、お待ちかねランチタイム♪
車エビバーガーが食べられるお店「ユナミファクトリー」へ!!

とそこで、「自然チーム」のみんなに遭遇!!
ランチがてら、お店の方に聞き取り調査をしていた模様♪

てかなんか…、他のチームと比べて…、日焼けすごいね!!笑
それもそのはず。「自然チーム」というだけあって、昨日からずーっと外を歩き回って調査しているんだって!

こちらは昨日訪れた、国指定天然記念物の畳石♪
どうやってこんなのが出来たんだろう…自然の神秘だ!!

名物・車エビバーガーで腹ごしらえした後は、シンリ浜へ!!

・・・ひとが、いなーい!!
いくら平日とはいえ、本当に私達以外誰もいない…。これは穴場なのでは?!

波打ち際には、カニやヤドカリが棲んでいて、綺麗な貝殻やサンゴも落ちてます♪
静かにしていると本当に、波の音しか聞こえない…。
都会の喧騒に疲れた社会人には、こういう場所が必要かもしれませんね♪

皆さん、フィールドワークお疲れ様でしたー!!

<フィールドワークを終えて…>

1日の活動を終えてホテルに戻って来たところで、皆にお話を聞いてみました♪

Q.今回のゼミ活動で、一番大変だったことは?

浦西君
「一番大変だったのは…久米島に決めるまでですかね。」

「え、そこ?!」

浦西君
「はい。ゼミ生17人全員が違う意見や想いを持っていて、でも最終的には全員納得できる場所に決めないといけなかったので…。軽いバチバチもありましたね。(汗)

神田君
「そうそう!場を和ませようと思って、『俺はそんなに希望ないから…』と言ったら、それはそれで怒られたり…ほんと、あの時期が一番大変でした…(遠い目)」

浦西君
「でも、最終的には久米島を提案した子の『もっと沖縄の良さを伝えたい!』という熱に押されて、満場一致で決まりましたね!」

「ホントのところは~?」

浦西君
・・・行ったら楽しそうやなって。(笑)

「やっぱり!(笑)」

浦西君
「でも!確かに最初は旅行気分でしたが、1日目に観光協会の方の話を聞いて変わりました。

(久米島観光協会の事務局長・上原一晃さんと、ベテラン担当者・古堅留美さん)

浦西君
「僕が質問係をしたんですが、お話を聞いているうちにフィールドワークの実感が湧いて、ちゃんと調査して何かお渡ししたいと思うようになりました。」

「そっか、実際に現地の方の想いを聞くと、意識も変わるよね!」

奥野君
「僕はSNS映えチームなのでその観点でお話を聞いていたんですが、観光協会の方が考える『SNS映え』と僕らが考える『SNS映え』ってちょっと違うなと感じて、フィールドワークの参考になりました。」

「そっか、地元の人と外部の人でも感覚は違うし、若者だからこそ気付くSNS映えもあるかもしれないね!有意義なインタビューだったんだね。」


Q.フィールドワークをしてみて、一番魅力的だと思ったところは?

奥野君
「僕はヤジャーガマという鍾乳洞!ユナミファクトリーの店員さんに聞き取り調査をした時に教えてもらったんですが、鍾乳洞の中の水滴にライトを当てると金色に光ってめっちゃ綺麗なんです!
最後にはトトロの森みたいな場所に着いて、そこは絶好のSNS映えスポットだと思いました♪」

「わー、神秘的!!パンフレットに名前は載ってたけど、こんな綺麗なところだなんて、もっと発信しなきゃもったいないよね!すごい発見!!」

「じゃあ逆に、これは課題だなと思ったことは?

浦西君
めちゃくちゃ歩くこと!僕は自然チームだったんですが、車で行けない場所も多く、アップダウンの激しい道をひたすら歩いてめっちゃしんどくて…観光客の皆さんに行ってもらうためにはなんとかしないと…。」

「そっか、実際に来てみないと分からない発見が色々あったんだね!」


Q.森重先生のゼミに入って成長したなと思うことや、今後の目標は?

ウォーレン君
「僕はもともと一人で行動するのが好きで、逆にグループディスカッションなどが苦手だったんですが、チームで話し合ったり行動したりすることに慣れてきたことが一番の成長ですかね。全部、自分達で決めて動かないと何も始まらないので。」

神田君
「僕も、絶対に話し合わないといけない状況で、今まで話さなかったようないろんなタイプの人とコミュニケーションが取れるようになったのが成長ですかね。あとは、さらに自分の意見をちゃんと言えるようになりたいです、『希望ない』じゃなくて…。」

「怒られたの、ちょっとトラウマになってるやん(笑)」

神田君
「ちゃんと考えて発言して、皆の役に立っていきたいです!

「素晴らしい!!」

浦西君
僕はゼミ長をやらせてもらっているので、皆に『ゼミ長、ちゃんとやってるな』って認めてもらえるように、これからも頑張って行きたいです。4年生を見てて、ゼミめっちゃ楽しそうなんで、僕らの代も楽しいゼミにしていきたいです!!


楽しいフィールドワークを通して、確実に成長している先輩達。
みんな、お疲れのところありがとうございましたー!!

<旅のラストはやっぱり…>
海だーっ!!!!

最終日の朝。グラスボートに乗ってハテの浜へ!!
調査の性質上、この3日間避け続けていた(笑)、マリンレジャーで旅の締めくくりです♪

海に入って遊んだり、素敵な景色を撮影したり、みんな思い思いの時を過ごします♪

濡れても良い服など持って来ていない私は、遠くからみんなの笑顔を見守ります♪
みんな、めちゃめちゃ楽しそうだなー!!

でも…、本当に大変なのは実はここからなんです!
今回の調査結果を元に、12月には学会発表、
そして年度末には観光協会の方への報告会が待っているそうです。

みんな~!
今回の活動で深めた絆で、発表に向けて頑張ってね~!!

<結論!>

森重ゼミの先輩学生に密着してみたら

沖縄の太陽に負けないくらい、笑顔が眩しかった!