<「あわら温泉」を知ることから始めよう!>


8月、夏本番!!

福本先生ゼミが活動しているという、福井県「あわら温泉」にやって来ました!
福本先生ゼミは、「あわら市観光協会」と連携して、あわら温泉にもっと多くの観光客を呼び込むという目標のために活動しているのです!
といっても、どんな活動をしているのでしょうか?
さっそく、先輩達が居るという温泉旅館「美松」さんにやって来ました!!

ロビーから見える、美しい日本庭園に癒されていると…、
「あ、先輩達、発見!!」
そして、次の瞬間には…

なぜか、みんなでバスに乗ってましたーーー!!(汗)

なにゆえ、バス?!どこに行くの?!」

先輩
「これから、あわら温泉周辺がどんな場所なのか調査に行くんです。
私達は全員2回生で、これから観光客をどうやって呼び込むか考えていくんですが、そのためにはまず、あわら温泉にどんな魅力があるのか、逆にどんな課題があるのか知らないといけないので。」

「なるほど!まずは現状を『知る』ことから始まるんだね!」


そうして、初めに向かったのが…

なに、このオシャレな建物はー?!
なんとここ、カフェなんですって!!先輩達、事前に調査済みでした♪

「映(ば)えるわ~!!」と、みんな大はしゃぎ♪
温泉地とはいえ、若者を呼び込むためには「インスタ映え」は必須ですもんね!


次に訪れたのは、あわら湯の町駅にある観光案内所「おしえる座ぁ」
どんな情報を発信しているのかや、お土産なども観光客目線でチェックします♪

その他、あわら温泉発祥の地や、2023年開業予定の北陸新幹線芦原温泉駅の建設現場を見学し、あわら温泉のことをじっくり知ることができました!


<インターンシップで“おもてなしの心”を学ぶ!>
さて、「美松」に帰ってきました♪
が、しかし!
のんびり休んでいる暇はないのです!!
すぐに着替えて、食事会場へ移動すると…

どうやら、お食事のセッティングをしているよう!

実は先輩達、あわら温泉の2つの旅館「美松」「まつや千千」に分かれて
「インターンシップ」を行っているんです。
「インターンシップ」とは、会社やお店などで実際に働く職業体験のこと。
先ほどは「観光客=ゲスト目線」であわら温泉を見ましたが、実際に働けば「「旅館スタッフ=ホスト目線」で見えてくるものもあるハズです!

インターンシップも3日目だけあって慣れた手つきですが、その表情は真剣そのもの…。
それもそのはず!
職業“体験“とはいえ、相手は本当のお客様。間違いは許されません…。

緊張のお仕事が終わったところで、先輩達にお話を聞いてみました!!
<まずは男子部屋!>

「あわら温泉に来てから、どんな活動をして来たの?」

生田君
「旅館では、お客様のお出迎えや荷物運び、案内、お部屋の点検、食事の配膳など、いろんな仕事を経験させてもらいました。」

「へー!さっそくお仕事、大変じゃなかった?」

生田君
「正直ちょっと、びびりましたね。。最初、お客様に声を掛けるのにもすごく緊張して。でも、1回声を掛けたら癖になりました(笑)

前原君
「僕はホテルでアルバイトをしているのですが、旅館はお部屋まで行って案内するなどお客様と深く接するので、ホテルより人と人との繋がりを感じますね。

中野君
「あとは、あわら湯かけまつりの手伝いもしました。お互いにお湯をかけ合う祭りなんですが…まあ、映像を見てみて下さい!」

うわー!お湯の量が半端ない!!人も多いし、設営や誘導も大変だったでしょ?」

光田君
筋肉痛になりました…(汗)でも、後半は自分達も湯かけに参加して、めっちゃ楽しかったです!来年も参加決定ですね(笑)

生田君
「今日もこの後、湯かけまつり2日目の手伝いがあるので、頑張ります!」


<続いて女子部屋!>

「そもそも、どうしてこのゼミに入ろうと思ったの?」

全員
『社会的成長!!』

中程さん
「福本先生がゼミの目標として打ち出している言葉で、社会人として活躍できるような人材に成長することです。私は自分から積極的に動いた経験がなく、インターンシップに参加すれば、私も成長できるんじゃないかと思ったんです。」

「そっか、自分を変えたいと思ったんだね。」

広部さん
「私はゼミの活動内容に魅力を感じました。来年の夏、韓国へ行って韓国の学生と合同でゼミの活動報告をするんですよ。今はその発表に向けて、ゼミ活動を頑張っています。」

「目標がはっきりしてるね!ちなみに、福本先生ってどんな人?

全員
『陽気なおっちゃん!』

即答?!(笑)

中島さん
私は、先生の人柄で選んだ部分も大きいかな♪」

「じゃあ、もともと国際観光学部に入ろうと思ったのはどうして?」

中島さん
「高校が英語系のクラスだったので、大学でも国際系に進みたいと考えていました。でもそれとは別に、ブライダル関係のお仕事に興味があって。国際観光学部なら、ブライダルに必要なホスピタリティーも学べて、かつ国際関係も学べるというのでぴったりだと思い、選びました。」

広部さん
「私も国際関係に興味があったんですが、語学だけ学んだところで、それを活かせるものを学ばないとなにも仕事にならないなと思って。そんな時に国際観光学部を見つけたんです。旅行も好きだし、語学も学べて一石二鳥だって!(笑)」

「ところで、さっきからパソコンで何やってるの?」

中島さん
「明日の朝、インターンシップの成果報告をするので、その準備です。」

「へー。誰に報告するの?」

中島さん
「あわら市の市長さんと…」

 「し、市長?!それ聞いただけで緊張するわ…。」

中島さん
「この後の祭り運営も、発表も、頑張ります!!」

<祭りだ祭りだ祭りだー!!>
さあ、「あわら湯かけまつり」2日目、会場にやって参りましたー!
ここで、「まつや千千」さんでインターンをしていた先輩達とも合流♪

差し入れの焼き鳥をパクリ!地元の方にも歓迎して頂いているようです♪
ピンクはっぴを羽織り、お客様への案内や会場の警備をしたり、
2日目のメインイベント「饅頭まき」の準備をしたり、頑張っています♪

あわら温泉の重要人物にお話を聞くことができました。
あわら湯けむり創生塾 笹原 修之さんです!!

実はこの笹原さん、本業の傍らあわら温泉のまちおこしを担っていらっしゃり、
13年前にこの祭りをゼロから創り出した、湯かけまつり生みの親の一人なのです!!
そして、さらに重要なことが…
なんと笹原さん、阪南大学の卒業生だったのです!!

阪南OBでいらっしゃるのですね!」

笹原さん
「はい、1998年商学部卒です!」

「なんでまた、あわら温泉のまちおこしを?」

笹原さん
まちおこしが趣味なんです(笑)。大学卒業後、世界各国でまちおこしに携わってきました。その中で色々考えた結果、『やっぱり地元あわら温泉を一番に盛り上げないと!』と思って。それで湯かけまつりを始めたり、屋台村を建てたり。今は、駅の観光案内所『おしえる座ぁ』の責任者もしています。」

「あ、皆と立ち寄りました!!」

笹原さん
「観光客が『この地域面白そうだな~!』って思う一番入り口ですから、行政ではできない民間ならではの楽しい観光案内所を目指しています。」

「新しいものを生み出すパイオニアなんですね!」

笹原さん
色々やりたがりなんです。(笑)大学時代も、スキー部を立ち上げたりしましたね~!」

「そんな大学の後輩達がやって来て、どうですか?」

笹原さん
最高です!見学ではなく、一緒に汗をかくっていうのがいいですね!嬉しくて、ついつい熱く語ってしまうんですけど…(笑)こうして各地で先輩が活躍してるのを見て、少しでも励みになればと思っています。」

笹原さんの熱い想い、みんなにも絶対伝わってますよ!!

笹原さん、ありがとうございましたー!!


さあ、すっかり日も暮れていよいよメインイベント「饅頭まき」の始まりです!!饅頭はもちろん、子供たちに嬉しいお菓子やパンなど、大量の物資をやぐらに運び込みます。

子ども専用エリアを作るなど、混乱が起きないようしっかり設営。

そして、いざ…饅頭まき、スタートです!!

すっごい、熱気!!大人も子供も、めいっぱい手を伸ばします!

いやー、これは大人でも楽しい!!
お仕事の合間、みんなも祭りの空気を楽しんでいました♪

先輩達にとっても、この夏の良い思い出になったみたいですね♪

<あわら市長を前に、ドキドキの成果報告会!>
熱狂から一夜明け…。
インターンシップ成果報告会です。
あわら市長あわら市観光協会の方々を前に、インターンを通して感じたあわら温泉の魅力と課題点、さらに観光客を呼ぶための提案などを発表します。
すぐに着替えて、食事会場へ移動すると…

昨日とは打って変わって、緊張の面持ち…。直前まで発表資料や原稿をチェックします。
そして…報告会スタート!!

まずは、あわら市観光協会 前田健二会長からご挨拶。
発表前の激励メッセージを頂きました!それにしても…

なんて立派な会議室…!関係者もたくさん…これは緊張する!!
でもそんな中、現地調査から見えた課題や、若者目線でのインスタ映えスポットの提案や、旅館の特長を生かした新しい旅行プランの提案など、堂々たる発表です!!

中でも、子供向けの楽しい観光MAPを作ってはどうかという提案では、オリジナルMAPの見本を作成するなど、発表方法にも工夫がありました!

観光協会の皆さんも非常に興味を持って、色々質問してくれましたよ!!




そして最後には、佐々木康男市長から温かいご講評を頂きました♪
先輩達の発表は、市長の心にもしっかりと届いたようです!!

みんな、発表お疲れ様でしたー!!

<あわら温泉での活動を終えて…>
最後に、今回の活動を終えての感想を聞いてみました!!

「報告会での発表はどうだった?」

生田君
「初めての発表で緊張し過ぎて、あまり記憶がない…。」

「マジか!(笑)」

生田君
「市長さんとめっちゃ目合うし、とにかくびびりちらかしましたね(笑)」

中島さん
「うん、私みたいな外部の人間が提案するって正直怖かった。でも、皆さん興味持って下さって…『提案はしてみるもんだな!』と思いました。」

濱田さん
「本当は、外国人観光客の方にインタビューして、インバウンド(外国人が訪日すること)に関する提案もしたかったんですが時間がなくて…また機会があればやりたいです!」

「もう次の目標まで…!そういえば、子供向け観光MAPの提案は皆さんに注目されてたね!」

濱田さん
「はい!大学で博物館の授業を受けてた子が、『子供は見るだけでなく体験することが好きだからMAPにも盛り込もう』と提案してくれて、めくってみたら豆知識が書いてある動きのあるMAPをイラスト付きで作成してみました♪」

「へー!普段の授業が役立っているんだね!」

中島さん
「そうですね。マーケティング論の授業とか、旅行プランの提案するのにすごく役立ちました。でも、せっかく発表するんだから、地元の人の声を届けたいと思って、祭りのうちわを配りながら地元の子供たちにインタビューしました。」

「なるほど!授業内容と現地での体験がミックスされて、アイデアが生まれたんだね!


「それにしても…皆、良い子すぎる!!(笑)なので、最後にぶっちゃけた感想をどうぞ!!」

「ぶっちゃけ?!(笑)

生田くん
「ぶっちゃけ…大学生っぽい活動を真面目にやったのはこれが初めてでした(笑)仕事も発表も資料作成も『できる』と思ってたけど、実際やってみたら全然。何事も挑戦しないと、自分の弱みも強みも分からんなって実感しました。行動して経験を積まないと成長できない。挑戦できて良かった!」

濱田さん
「ぶっちゃけ…観光の仕事って興味なくて、インターンも行きたくないって思ってました(笑)でも、旅館でお部屋を清掃してる時、お客様からの『ありがとう』って置き手紙を見つけて…『ああ、頑張って良かったな』って。観光も視野に入れて、将来のこと考えようって思いました。」

中島さん
「ぶっちゃけ…私、まだ旅館でのインターンシップが残ってます!!残るメンバーとますます仲を深めて、協力しながら頑張ります!!」

「うーん、ぶっちゃけても良い子たち!!(笑)

生田君
「あと、最後にいいですか?祭り実行委員の方々の熱い想いに感動した!子供たちが将来、『あの祭り楽しかったな』と思い出してくれることが地域の活性化に繋がるって…もう、すごい地元愛!お父さんになって欲しい!

「それは無理!!(笑)」

<結論!>

福本ゼミの先輩学生に密着してみたら

さらなる大先輩と共に、熱い夏を過ごしていた!!