商品開発シミュレーション 一流企業の一員として高齢化社会に企業が直面している問題の解決に挑む! 経済学部 3年 田上 裕也
2日間に渡り、他大学の学生と
チームを組んで協働し、
企業担当者の前で、企画をプレゼンテーションする。

今回の「AEC conference」のテーマは、「高齢者化社会に企業が直面する問題を解決する」でした。
僕らのチームは、グローバル企業である大手メーカーの担当でしたので、高齢化に伴って必要となる商品開発を考えました。
高齢化の問題は、肉体的・物理的な問題から高齢者がコミュニケ―ションを取ることが物理的に難しくなるだろうと仮定し、高齢者が身体的なハンディを気にせず、コミュニケーションできる商品を開発することになりました。
主案(プランA)と副案(プランB)の2案で構成し、プランAはコミュニケ―ションをサポートするタブレット型商品(名称「コミュ」)。プランBは3Dプリンターを活用した「コミュ」の支援ツールという具合で進めました。
商品企画では、可能な限り実現可能な案であることが必須なため、コンセプトをはじめ、マーケティングや技術検証など、実際の企業が行うであろう多岐にわたるプロセスをシミュレーションしました。その工程の中で、メンバーはお互いに意見を交換し、議論、討論などを繰り返し、協働して進めていくのですが、日本語でも思考や説明が難しいところに、すべて英語で伝えるという「AEC conference」のルールがあるので、非常なストレスがありましたが、自分にとってそれはある意味、普段の生活にはない最高の刺激でもありました。

経済学と英語を使いこなして、
グローバルな視点で取り組む。

最終のチーム発表で、企業の方から、今日一番いい提案だったとお褒めの言葉をいただいたときは、二日間、一生懸命取り組んだ苦労が報われた気がしました。
実際の商品開発は、もっと厳しいでしょうし、クリアしなければならない要素がもっとたくさんあるはずです。一般企業の方のサポートを受けながら、商品の企画、開発の思考の一端を知れたことは、極めて有意義なことでした。また、はじめて会う学生と一緒に、一つのテーマについて考えるとことだけでも、意味のある事だと感じています。
今の自分の経済知識がどこまで役に立つのか。
他大学の学生と協働して開発を進めるとで、自分のレベルを知ることができましたし、思考力だけなく、英語力についてもまだまだ不足している点も見つかり、今後の大学での学びのモチベーションアップにつながりました。