学校法人阪南大学は、1939年(昭和14年)、小林菊治郎・奥田政三によって創立された私立大鉄工学校に始まります。この大鉄工学校を祖とする阪南大学高校は本年で創立84年、また、阪南大学は創立58年となり、これまで順調に発展を遂げてきました。
しかし、今後、日本社会が急激な人口減少局面を迎えるにあたり、学校経営は年毎に厳しさを増していくことが予想されます。特に2022年の出生数が、当初の政府予測よりも8年も早く80万人を割ったことは、非常に重く受け止めざるを得ません。
学校経営は、なにより、持続可能であることが求められます。これまで、当学園は一貫して借入金に依存しない経営を続けてきました。15才・18才人口の急激な減少を迎えるこれからの時代にあっても、学納金収入を柱とするこの経営方針を堅持しつつ、今後は学納金以外の収入確保への取組も一層促進してまいります。
この厳しい状況を乗り越えるために、阪南大学高等学校・阪南大学とも、より一層の教育内容の充実と生徒・学生へのサポート体制の強化が求められます。まずは、中期ビジョン【学園をあげて、社会環境の変化に対応するために、Society 5.0社会到来に向けた教育の基盤を作る】のもと掲げた、それぞれの中期計画の確実な実現に取り組んでまいります。
例えば、大学においては、現在、中期計画『AI・データサイエンス関連教育体制の整備』を進めております。2022年度は、関西の私立大学としては初めて、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定」〔応用基礎レベル〕を取得いたしました。2023年度は、この教育に幅を持たせるべく〔リテラシープラス〕の認定を目指します。
『教育組織の充実』として中期計画で掲げた、天美本キャパスへのキャンパス一元化および学部・学科の再編成については、2024年度に新学部の開設および新棟の供用ができるよう、最終の準備を確実に進めてまいります。
また、高等学校においては、『国際交流の推進』の一環として、昨年度、カリフォルニア州立マーセッドカレッジとパートナーシップ協定を締結しました。新型コロナウイルス感染症がようやく収まりを見せだした今年度は、マーセッドカレッジでの海外研修も計画しております。
更に、高等学校では『クラブ活動の活性化』を中期計画に掲げています。昨年度ウィンターカップベスト16に入ったバスケットボール部や全国高校選抜大会に出場した空手道部、一昨年度全国選手権大会ベスト16となったサッカー部等、様々なクラブが近年目覚ましい活躍を見せています。しかし、こういった全国レベルのクラブのみならず、生徒一人1人の高校生活の充実を後押しできるよう、学校全体でクラブ活動の一層の活性化を図ってまいります。
(中期計画の詳細については、本ホームページ内「中期ビジョン・計画」のページをご参照ください)
中等・高等教育への社会からの期待が大きくそして複雑化していく一方で、学校経営の舵取りは一層難しくなっています。この厳しい状況の今こそ、我々は、小林菊治郎先生の学園創設の理念でもある『個々の能力を信じ、その伸長を追求し、将来の幸せへとつながる学びの機会を提供する』に立ち返り、これを道標として学校経営を行うことが大切と考えます。そしてこの理念のもと、生徒・学生一人1人の、それぞれの“Challenge”をしっかりとサポートしてまいります。
しかし、今後、日本社会が急激な人口減少局面を迎えるにあたり、学校経営は年毎に厳しさを増していくことが予想されます。特に2022年の出生数が、当初の政府予測よりも8年も早く80万人を割ったことは、非常に重く受け止めざるを得ません。
学校経営は、なにより、持続可能であることが求められます。これまで、当学園は一貫して借入金に依存しない経営を続けてきました。15才・18才人口の急激な減少を迎えるこれからの時代にあっても、学納金収入を柱とするこの経営方針を堅持しつつ、今後は学納金以外の収入確保への取組も一層促進してまいります。
この厳しい状況を乗り越えるために、阪南大学高等学校・阪南大学とも、より一層の教育内容の充実と生徒・学生へのサポート体制の強化が求められます。まずは、中期ビジョン【学園をあげて、社会環境の変化に対応するために、Society 5.0社会到来に向けた教育の基盤を作る】のもと掲げた、それぞれの中期計画の確実な実現に取り組んでまいります。
例えば、大学においては、現在、中期計画『AI・データサイエンス関連教育体制の整備』を進めております。2022年度は、関西の私立大学としては初めて、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定」〔応用基礎レベル〕を取得いたしました。2023年度は、この教育に幅を持たせるべく〔リテラシープラス〕の認定を目指します。
『教育組織の充実』として中期計画で掲げた、天美本キャパスへのキャンパス一元化および学部・学科の再編成については、2024年度に新学部の開設および新棟の供用ができるよう、最終の準備を確実に進めてまいります。
また、高等学校においては、『国際交流の推進』の一環として、昨年度、カリフォルニア州立マーセッドカレッジとパートナーシップ協定を締結しました。新型コロナウイルス感染症がようやく収まりを見せだした今年度は、マーセッドカレッジでの海外研修も計画しております。
更に、高等学校では『クラブ活動の活性化』を中期計画に掲げています。昨年度ウィンターカップベスト16に入ったバスケットボール部や全国高校選抜大会に出場した空手道部、一昨年度全国選手権大会ベスト16となったサッカー部等、様々なクラブが近年目覚ましい活躍を見せています。しかし、こういった全国レベルのクラブのみならず、生徒一人1人の高校生活の充実を後押しできるよう、学校全体でクラブ活動の一層の活性化を図ってまいります。
(中期計画の詳細については、本ホームページ内「中期ビジョン・計画」のページをご参照ください)
中等・高等教育への社会からの期待が大きくそして複雑化していく一方で、学校経営の舵取りは一層難しくなっています。この厳しい状況の今こそ、我々は、小林菊治郎先生の学園創設の理念でもある『個々の能力を信じ、その伸長を追求し、将来の幸せへとつながる学びの機会を提供する』に立ち返り、これを道標として学校経営を行うことが大切と考えます。そしてこの理念のもと、生徒・学生一人1人の、それぞれの“Challenge”をしっかりとサポートしてまいります。
学校法人阪南大学 理事長 加藤 清孝